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Genesis Noirから考える表現の可能性

はい。こんにちは。ちゃんこです。
ゲーム実況チャンネル、ゲーミングちゃんこにて実況しました「Genesis Noir」というゲームに関しての感想をつらつらかいていきます。

まず、「Genesis Noir」というゲームは

凶弾が生み出すビッグバンを食い止めよ
アーティスティックに描かれる愛と宇宙の物語
『Genesis Noir』は、愛と運命の物語に宇宙のエッセンスを散りばめたコズミック・パズルアドベンチャーゲーム。
――今、最愛の人へ向けて弾丸が発射された。
それは宇宙を創造するビッグバンとなり、時間に取り残された空間を作り上げる。あなたは宇宙の時間の狭間へと飛び込み、運命を変える方法を見つけ出さなくてはならない。
そうしなければ、彼女の命は永遠に失われてしまう…。
その歌声を聴いたすべての人を魅了する「ミス・マス」を救うため、広がり続ける宇宙のパズルを解き明かし、傲慢と嫉妬に包まれた「ゴールデン・ボーイ」による恐ろしい世界の創造を食い止めよう。
<ゲームの特徴>
◆広大な宇宙に散りばめられたパズル
 ミス・マスの命を奪おうとしているビッグバンの中に飛び込んで、
 悲劇的な運命を変えるためのヒントを探し出そう。
 生命誕生の瞬間から数兆年先の未来を目撃する旅の途中で、
 あなたはさまざまな創造と破壊を目にすることになる。
◆世界を構築するコズミックアートとミュージック
 ミス・マスの歌声、ゴールデン・ボーイの演奏、路上のセッション…
 きらびやかに奏でられる音楽が独自の世界を作り上げていく。
 そして、宇宙の中で目に飛び込んでくるのは美しいアートばかり。
 それぞれの世界で描かれるユニークな景色とパズルを楽しもう。

My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)より引用(https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000028881.html

今作は音と光、白と黒と黄色の世界からなる宇宙の物語で、この世界の成り立ちを考えさせられる内容でした。
言語での説明や会話も少なく、ストーリーらしいストーリーを考えると、プレイヤーの数ほど存在しそうな内容でした。
今回は、ストーリーの考察ではなく、音と光と3色の色でどれだけ世界観の大きさや宇宙の壮大さを表現したのか、「表現の幅の広さ」という観点から私なりの感想を書いていきます。

まず、この作品はオーケストラで用いられるような楽器を使っていたのが特徴的でした。
曲調はジャズがメインで、コントラバスが強めの音楽が魅力的で、音を使った表現として音域の幅などがありますが、個人的にこのベースの音がハッキリしている、というのがこの作品の広大さを表しているなと感じました。
プレイして何気ないBGMですが、どのステージにも盛り上がりがある曲が多く、音楽だけでも楽しめるな、と思いました。
また、ラストのステージで流れるWeという曲はミュージカルのような雰囲気のある曲調でこれまで流れていたジャズのような雰囲気と全く違い、温かさを感じれました。
こういう表現の対比、というのは目に見えるものではなく音楽という形でも出来るのは感動的でした。
音楽の幅の広さというのを活かしてこの物語の広大さを表現してるのかな、と私は考えました。

そして、光と色の使い方が非常に面白かったです。主に黒・白・黄色の3色の色が使われていた作品ですが、この3つの色で宇宙を表現している事に感動しました。
確かに、宇宙に存在する色としての表現はこの3つの色合いで充分です。しかし、それで光の加減や、人の動きなどを表現するというのはとても難しいことだな、とも思いました。
しかし、本作品では3色だけでしっかりと表現されており、まさに光と影、宇宙のことが表現されている作品だなと感動しました。
私の場合、実況動画というコンテンツのため、視聴者様と自分の体調の配慮が必要と判断したため、光の点滅をオフにしてしまいましたが、もし、ご自宅でプレイされる場合は画面から離れて明るいところで楽しんで欲しいな、と思います。
この光と影の表現がこの作品の大きな鍵であると思います。

最後に、宇宙理論という題材を使ったストーリー構成がこの作品における大きな魅力の要素だと私は思います。
こちらの作品、ビックバンなどを始めとする様々な多くの宇宙理論を用いた作品で、大きなテーマの作品となっています。
かなりマニアックな理論を用いた内容もあり、ちょっと聞きかじった程度では理解が難しい内容のものもありました。
しかし、この難しさというのもこの作品の魅力なのかな、と思います。
Steamのレビューで、「なんだかよく分からないけどセンスで感じろ!!」というような、褒め言葉なのか分からない内容がありましたが、極論を言えばそうとも捉えることが出来る内容でもありました。
私にとって、難しい文というのは読んでいて世界の広さ、この世の中の広さ、というのを感じるものがあります。
この作品に描かれた世界の広さ、ただの痴情のもつれで生まれた愛憎劇では無いということを知らされます。
文ひとつとっても1回遊んだだけでは分からない魅力がこの作品にはあると私は感じました。

さて、ここまで音楽・色(光と影)・文章という3つの観点からこの作品の魅力を語りましたが、GenesisNoirという作品は、ゲームという名の芸術作品であると私は思います。
三つの要素が一つにまとまって、さらにプレイヤーが触れることで完成する作品なんだと思い、芸術作品の新たな可能性を感じました。
また、このような作品があったらどんどん触れて、自分の知見や芸術の視野を広げていきたいと思いました。

こちらの作品、ポイントアンドクリックで手軽に遊べる作品です。
4~5時間で遊べるので週末にゆったりコーヒー片手に楽しむのもオススメです!

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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是非遊びに来てください!

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