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メタルギアソリッド2から考える「信じる」ということ

はい。こんにちは。ちゃんこです。
ゲーム実況チャンネル、ゲーミングちゃんこにて実況しました「メタルギアソリッド2」というゲームに関しての感想をつらつらかいていきます。

まず、「メタルギアソリッド2」というゲームは

【タンカー編】
シャドー・ モセス島事件の後、リボルバー・オセロットの暗躍により
メタルギアの技術情報が闇市場(ブラックマーケット)に流出した。
多くの亜種が世界中に拡散し、核武装国にとってメタルギアは特別な兵器ではなくなっていった。
反メタルギア財団「フィランソロピー」のメンバーとなったソリッド・スネークは、新型メタルギアが極秘裏に輸送されるという情報を掴む。
同じくフィランソロピーのメンバーであるオタコンの無線サポートを受け、新型メタルギアの情報を入手するためニューヨーク、ハドソン川を航行中の偽装タンカーへ潜入を開始するスネーク。
だが、その潜入に時を合わせたかのように、タンカーは謎の武装集団によって制圧される⋯。
【プラント編】
スネークが潜入したタンカーの沈没事故より2年後。
流出した大量の油を処理する為、マンハッタン沖に建設された海洋浄水施設「ビッグ・シェル」。
今は環境保護のシンボルとして知られるそのプラントが「サンズ・オブ・リバティ」(自由の仔達)と名乗る武装グループによって占拠された。
彼等は視察に訪れていた大統領を人質にとり、ビッグ・シェルに大量の爆弾を設置、多額の現金を政府に要求した。
仕掛けた爆弾が爆発すれば、大規模な化学災害が誘発し、有史以来最悪の環境破壊に見舞われる――。
未曾有の緊急事態に政府は新生FOXHOUND部隊の出動を要請。
FOXHOUND隊員、実戦への参加はこれが初となる「雷電」は、海面下よりビッグ・シェルへの単独潜入任務(スニーキングミッション)を開始した⋯。

コナミ公式HP(https://www.konami.com/mg/archive/hd/mgs/)より引用

本作は「文化的遺伝子」、「ミーム」がテーマとなっています。
インターネットで長らく生活している私にとってミームというのはとてもなじみが深いものです。気が付いている方は沢山いらっしゃると思いますが、我々が普段語録として使っているあの言葉も、あの画像も全部全部ミームなんです。
このミームというところに着眼点を置いたのが本作。
文化的遺伝子というのはどうやって作られるのか、どうやって残るのか。
昔であれば書物や絵画、今であればデータや画像(動画)があげられるのではないでしょうか。もちろん伝聞もあります。
しかし、我々が目にしているミームや情報というのは、我々消費者が作り出したものでしょうか?
TVで流行っているって言ってたから、
Youtubeで紹介されてたから、
TikTokで沢山見かけたから、
Twitterでバズってたから、
Instagramで便利と言ってたから、
これらのSNSなどの媒体を根拠に言われると、我々は「流行っている」つまりミームとなっていると言えると思います。しかし、もしあなたが
「それの起源っていつ、どこから?最初に発見したのは誰?」
と聞かれたとして、詳細に答えられる人は少ないと思います。
気が付いたら流行っている、気が付いたら自分も気になっている。
文化的遺伝子、「ミーム」というのはそういうものです。

ところで私はこういう話を聞いたことがあります。
「流行色というのは作られている」
例えば、ずっとピンクが流行っていると、ピンクの服ばかりが売れ、流行っていない黒や赤い服がずっと残ってしまいますよね。
そういう流通が上手く回るように流行色というのは事前に作られていて、雑誌やSNSなどを通し、我々に様々な形で情報として広まっていく仕組みらしいです。
そう考えると流行ってなんなんでしょうか。
我々に与えられている情報はどこから出てきた情報なんでしょうか。
根拠は?理由は?ソースは?
わかりませんよね。
私も「雑誌で聞いた」「動画で流行ってた」と言いますが、本当の根拠は全く分からないです。
我々が今目にしている情報というのはどこから作られたものなのか明確な根拠や理由が見当たらないんです。
本作を通して、今一度自分が目にしている情報をしっかり精査して、自分の意見にしていこうと思いました。

本作を通して、主人公である雷電もプレイヤーである私も
「何を信じていけばいいのかわからない」
という気持ちになりました。
しかし、スネークも言っていたように
「信じたいものを信じればいい」
と思います。
こういう考えをするようになった私たちを愛国者たちは
「自分で考えてない」
「スネークの言ったことをそのまま取り入れているだけ」
と言いますが、私はそうは思いません。
それこそ私は「信じたいものを信じている」からです。
スネークを信じたいから信じただけであって、受け売りとはまた違う自分自身の考えなんじゃないかな、と思います。
そういう自分が信じたものを後世に伝えていくというのが我々が文化的思考をよりよくするものになるのではないかと思います。
昔インターネットの住人がこういうことを言っていました。
「嘘を嘘と見抜ける人でないと掲示板を使うのは難しい」
そして最近ではこういう言葉もあります
「嘘を嘘と見抜く奴は増えたが嘘を嘘と楽しむ奴はほぼ消えた」
私はエンターテイメントとしてのインターネットは大好きです。
嘘を嘘と楽しんで、情報は情報として取り入れ、流されずに自分が「信じたい」「楽しみたい」と思うものを取捨選択していこうと思いました。

今作は非常に難しい内容でした。
実況では話を遮りそうになったので言いたくても言えないことが溜まっていて、情報を整理するので精一杯でしたが、編集をする過程で「こういうことが言いたかったのか」と思い、その考えをブログで吐き出すことが出来てスッキリしました。
現代のインターネット社会を見透かしているような内容で、プレイしていてどっぷりとその面白さにハマっていきました。MGS3、MGS4が今からとても楽しみです。

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実況はこちら↓

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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是非遊びに来てください!

※こちらの記事ははてなブログ「ちゃんこの部屋」にて書かれた記事のリライトです。
元記事はこちら↓

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