見出し画像

ProCon Disconnector

2023/09/25更新
一般販売用のリンクなどを掲載
2023/08/29更新

Joyコン充電グリップに対応したため、記事の内容を一部修正

こんにちは。ゲーム好きの和菓子です。
最近、オフラインのスマブラの大会にブーススタッフとして行く機会が増えてきたので「何かしらオフライン大会で使えるデバイスを作りたい!」と思っていました。
そんな中、オフライン大会でよく注意喚起がなされている「コントローラーの同期切り」問題を僕の持つ知識で解決できないか?と思い立ち、同期を消去できるデバイスを作ってみました。

※同期切り問題とは
Proコントローラー・Joyコンは内部にswitchとのペアリング情報を保存しており、スマブラの画面で接続を切っても再接続されHOMEボタンの誤爆などで試合が中断されることがある問題。
別のswitchに登録し直せば同期は切れるが、高価&管理が大変なswitchが余分に一台必要になってしまう。

この記事では、このデバイスの仕組み・使い方と「試してみたい(or購入したい)」という方への提案できる事を軽く書いておきたいと思います。


仕組み

Proコントローラー・Joyコンは特定のコマンドをUSB経由で送信すると、switchとのペアリング情報を消去するコマンドが存在します。

https://github.com/dekuNukem/Nintendo_Switch_Reverse_Engineering/blob/master/bluetooth_hid_subcommands_notes.md#subcommand-0x07-reset-pairing-info

https://github.com/dekuNukem/Nintendo_Switch_Reverse_Engineering/blob/master/bluetooth_hid_subcommands_notes.md#subcommand-0x08-set-shipment-low-power-state

今回はCH554というマイコンを用いて、USB Host機能でProコントローラー・Joyコンにコマンドを送信してあげるデバイスを作りました。

使い方

①電源を基板TypeC端子に接続します。

電源はswitchに繋ぐか、市販の5V1A程度のACアダプターが使用できます。
Nintendo SwitchのACアダプター(5V1.5A)でもOKです。

②基板TypeA端子からProコントローラー・Joyコンを接続します。

接続直後はLEDが赤く光ります。

③しばらく待って、LEDが緑になったらProコントローラー・Joyコンを取り外します。
switchからも認識されなくなっていれば完了です。

別のswitchにコントローラーを接続しなおす際は、通常通りUSBケーブルで繋ぐか「持ちかた/順番を変える」画面でペアリングボタンを押すと接続できます。

使い方は以上です。(正直、LED以外はほとんど感覚的に理解していただける方が多いかと思います…😂)

レンタルとか販売とか

せっかく(個人的に納得がいく出来の)物ができた&色々な大会等で使ってもらいたいと考えているので、この基板をレンタル&販売しようと思っています。

レンタル

基本料金(1台)500円+税
東京23区外等、直接会場に届けられない場合は+1000円&税,送料(宅急便コンパクト)
※会場持ち込みでも、万が一基板の破損が起こった際は+1000円&税を徴収します。
貸出期間や詳細・連絡などはX (旧Twitter)@AT12806379のDMまで。

販売

2023/09/25更新
X (旧Twitter)@AT12806379のDMおよび下記boothにて販売します。

この基板を通じて、オフ大会等の助力となれたら幸いです。
それでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?