人狼ゲームで初日に吊られてしまう10の理由

『人狼ゲームで、初日に吊られないようにするにはどうするか?』
自分も散々初日に吊られてきたので、悩みはよくわかります。
初日吊られやすいメンツって大体決まってくるので、そこには理由があるはずです。
自分も初日に投票対象にあがるとほぼ死んでましたが、
2年以上人狼ゲームやって、最近ようやく吊られにくくなってきたので、
長年吊られてきた経験から、まずは初日吊られやすい人の特徴を書き出してみます。


①投票されても怒りそうもない優しい人

初日は、優しいプレイスタイルの人ほど吊られます。
これはプレイマナーに反している人の話をしているのではなく、
マナーには抵触しない程度の反発がある人ほど吊られにくいって意味です。
初日は、反発する人や反論が飛んできそうな人への投票を無意識に避けてしまうので、
自然と柔らかい雰囲気やプレイスタイルの人に投票が偏りがちです。
初日に吊られがちな人は、まずはみんなから優しそうな雰囲気だと認められたんだと思いましょう。

②話さない人
人狼ゲームは性質上、話してない人ほど怪しくみえてしまいます。
そのために「今日投票されそうな人に話をさせる」という姿勢や意識を
みんなに持ってもらえるように、それぞれが気をつけているわけですね。
初日に吊られがちな人は、時間をもらって話すことが重要です。

③話しても怪しまれる人
人狼は、村人に投票しなければなりません。
毎日人狼ではない人に投票するので、できるだけその違和感を消したいと思っています。
話をしたのに怪しまれる人は、
失言をしたり、慌てたりなど、投票に違和感のない理由となってしまうきっかけを与えてしまい、
それを人狼に付け入れられているのです。
人狼は、あなたに直接投票を入れても、あなたをあえて守ることを理由にした投票でも、違和感がなくなるわけです。
慌てず落ち着いて話す、相手に理解されるように言葉を選ぶ、何を言ったら怪しまれるのか把握する。
こればかりは場数が必要で、他の人がどう言っているのかの観察し、真似て実践するのが効果が高いと思います。

④考察が伸びない人
人狼ゲームは、考察が伸びない人を吊るゲームではないのですが、
考察が伸びずに様相が拾いにくい人は、どうしても吊られやすくなってしまいます。
人狼ゲームのうまい人は、初日から考察伸びてすごいなあと思われるかもしれませんが、
あれは「わかっているようにみせかけているだけ」です。
正直、初日の序盤なんて、どんなにうまい経験者であっても、ほとんど何もわかってません。
極論すれば、初日伸びているようにみえる考察は「でっち上げ」です。
適当なことをそれっぽく見えるように言ってるだけです。
ただその『それっぽく見える考察のコツ』がわかっている人ほど、初日吊られにくくなります。

⑤伸びてるところに投票を入れない人
シンプルにこれが理由な人もいます。
自分なりに考察して人狼だと思う人に投票すること、村人だと思う人に投票しないことは大事ですが、
初日は自分が死なないことの方が重要です。
何故なら、初日は全員にとって「自分が村人である」という情報のウェイトが一番大きいからで、
例え自分がどんなに村人だと思った相手でも、自分が人狼である確率は絶対に0%、相手は0%より大きいのですから。
自分が今日死にそうだと思ったら、例え村人だと思った人であっても、人狼の可能性が0ではない以上、
その日伸びそうな人、伸びている人に、投票を重ねてみましょう。
自分に投票がすでに3票入っているのに、真面目に推理した結果人狼だと思った投票対象外の0票の人に入れるとか、そういうのいらないです。
素直に投票対象内の伸びそうな人に入れる、で、初日格段に吊られにくくなるはずです。
投票対象外に入れるなど、自由な考察や投票ができるのは、その日白目を取っている人だけの権利だと思って下さい。

⑥ヘイトをためる人
無闇やたらに人を疑って、複数から投票を受けてしまうヘイト管理ができていないパターンです。
人を疑うこと自体は、決して印象が悪い姿勢ではないのですが、
言葉の選び方や、口に出すタイミングが悪いと思います。
アルティメットの初日の議論時間中に、自分に投票を入れてきそうな人が2人確認できたらもう致死圏内に踏み込んでいると考えましょう。

⑦発言と投票先の整合性が取れない人
おかしな行動をした人は投票を受けやすいのですが、中でも言行不一致の人の人は投票を受けやすいです。
・議論中に疑っていると言ったのに、いざ投票となると別の人に投票する
・疑っていると言った先に直接投票せず、その人とラインがあるといって別の人に投票する
・占い師に直接投票せず、そのお告げ先に投票する
・疑っていると言った人の投票先と同じ人に投票する
投票は言行となるべく一致させること、変えるなら理由を説明して、自分の頭の中だけで完結した行動を取らないことが重要ですね。

⑧正直に思ったことを言う人
吊られにくい人は、ゲーム中、思ったことをそのまま口に出していないと思います。
(絶対に間違ってないと思うけど、今これを言うと怪しまれそうだから言うなら明日だな)
(これは思ってもいないことだけど、今言うと白く見られそうだから言ってみよう)
と言った感じで、取捨選別して口に出していたり、時には思ってないことを言っているはずです。
ストレートに推理することやその姿勢が重要な時もありますが、
まだ情報が少ない初日には、こういうずるさも必要になってきます。

⑨プレイスタイルと噛み合っていない人
吊られやすい人は、奇抜なプレイをしていないでしょうか?
他の人がやっていない独自のプレイをしてみたい、人とは違う視点で人狼を見つける推理をして驚かせてみたい、とか思っていませんか?
ナチュラルに怪しく見えるあなたに、その権利はありません。
あなたに求められているプレイスタイルは王道です。
怪しくみられる人ほど、王道のプレイを目指した方がよいと思います。
まず王道を経験して確立して、初日に吊られにくくなってから、独自のプレイスタイルはその先考えましょう。

⑩服装
うさんくさく見える人は、雰囲気、言葉、表情に理由があると思われがちですが、
実は大きなウェイトを占めるのは『服装』だったりします。
人狼会に出掛けるときの服装を変えてみましょう。
たったそれだけのことで、吊られにくくなるはずです。


初日に吊られやすい理由を10個あげてみるとすると、こんな感じになります。
経験を詰まないとなかなかできるようにならないこともありますが、
すぐに変えられることもあると思うので、
初日によく吊られて悩んでる人は、参考にしてみて下さい。

こんな行動や言い方すると初日吊られにくなるよ、ってコツも書いていきます。



・質問する側に回る

質問にうまく返せないから自分は吊られるんだ、と思って悩まないで下さい。
「あなたの疑っている人・狼位置をあげて下さい」とか言われて、うまく返せるわけないんですよ。
わかるわけないんですから。

というわけで、あなた自身がこの質問をしちゃって下さい。
まず、質問すること自体が、考察する姿勢と受け取られ、
加えて、質問した相手を疑いをかけているように見える姿勢ともに、好印象に受け取られます。

こういうのって、極めて答えにくい質問なんですよね。
相手がしどろもどろになったら、自分は相対的に安泰になれます。
的確に答えが返ってきたとしても、質問した側は、あなたはすごく村人っぽいですね、と評価すればいいだけで、
自分とここは同じです、ここが違いますね、みたいに言うだけで自分の方は労力かけずに考察っぽく見えます。
質問する側に回ってしまう、というのは、初日を生き抜く1つのコツです。


・作戦から(でっち上げの)考察を伸ばす

人狼がうまい人たちは、グレーの殴り合いで十分という人が多いですが、
初日吊られやすい人にとっては、作戦をしてもらう方が無難です。
作戦は、考察のでっち上げがしやすいので。

例えば、
「この作戦では人狼が積極的に動きにくいと思うので、後半動いた方に、人狼が2人は潜んでいると思う」
それっぽく考察に見えるようなワードを並べただけの文章ですが、こんなのでも初日を切り抜ける効果は十分あります。

「歌を歌うだけの作戦」「フルーツバスケットをやるだけの作戦」でさえ、考察っぽいなにかがぽんぽん出てくる人は、
(そんなわけあるかw 絶対関係ねーよw)とか心のなかで突っ込みながら
考察に見えるようななにかを言ってる可能性さえあります。


・カウンター

「~した人の中に人狼がいると思う」とみたいな考察っぽいなにかを言ったときに「それは具体的に誰ですか?」や、
質問した人に「その答えを聞いて、結果あなたはどう思いましたか?」というカウンターも時に効果が高いです。
考察伸びる人が多かった場合は、追考察や意図の開示を要求して、揺さぶりをかけるわけですね。

もしカウンターを受けてしまった場合、可能なかぎり「わかりません」は使わずに何か言って、
間違っていたらすみやかに「自分の勘違いでした」と謝罪すると、多少印象はよくなります。


・把握漏れを悟られないようにする

把握漏れをした人は、投票の格好の理由になってしまいます。
投票時間に入ってしまって、白先やCOした役職者を忘れてしまっていた場合、
絶対にここではなかったはずと思う人に、なにかしら理由をつけて投票しましょう。
把握漏れの投票してしまうよりはずっとマシです。


・メリハリのある言い回しをする

印象が悪いのは、狼を探しているように見えない姿勢、敵を作りたくないように見える姿勢、
頑なで考えを修正する気がない姿勢、人の話を聞かない姿勢など、人外のときにやりがちな行動を人間の時にしてしまうことです。

人狼ゲームは、人間が間違って当たり前のゲームなので、
疑いをかけることや、間違ってしまったこと自体は決して印象は悪くはないです。
なので、間違っているかもしれない懸念があっても、考察や推理は自信を持ってはっきり言い切った方がいいです。

危険なのは、無闇に疑ったせいで複数から投票されてしまうヘイトです。
疑いは、もっともシンプルに投票をし返せる理由になりますからね。

疑っている位置や人間と思っている位置をきちんと開示しつつ、
かつヘイトをためて自分に投票が集まらないようにする言い回しができるのが最適です。


「○○さんから××さんの間に人狼が1人いると思っています」
レンジが長く取るほどヘイトは薄くなりますが、その分狼を探す姿勢は弱くなります。


「この2人がやりあっていて対立軸になっているから、どちらかが人狼だと推理しています」
例えばこういう言い回しならば、白と黒の位置がどこかを明確にしているので印象がよく、
単独を疑っているわけではないので、ヘイトもたまりにくいですよね。


「私は○○さんが強く人間だと思っているので、そこに投票をした××さんに投票します」
明確な白と黒の位置をあげているので印象がよく、
すでに投票が済んでいる人への投票なので、投票も返されません。


「出方から、○○さんが真狂、××さんが真狼に見えます。囲われている可能性は今のところほぼないと考えています。」
占い師や霊媒師の内訳や囲いの言及をしておけば、かんたんに考察っぽくみえます。
真狂だとか6:4だとか、初日はどちらかの真を決め打つようなことを言わずにやり過ごせば、ヘイトも買いにくいですね。


・印象操作をする

あたかも疑われているような印象を植え付ける言い方です。
印象操作は、狼が黒塗りに使う手で、人間が狼だと強く疑っている相手に仕掛けることもあります。
こういうのって、初日に吊られやすい人が受ることが多いですよね。
逃れるのは難しいですが、上のいくつかができてくれば、跳ね返せるようになるので怖くなくなります。


「○○さん、今日投票集まりそうだけど大丈夫?」
「○○さん、このままだと吊られるからしゃべった方がいいよ」
対象になった人が、すでに致死量の投票を受けるように村に錯覚させる、悪い印象を付与するワードです。


「○○さんはほぼ確狼だと思っています」
何の根拠もないのに、狼扱いするワードです。
根拠がなくても、強く推されると結果悪印象を付与できます。


「投票対象じゃないけど、○○さんに投票しちゃいそう」
吊られやすい人は、投票対象外でもスポットを当てられ引きずり出されることもあるので、
投票対象外だからといって安心はできません。


「○○さん吊ってみればスッキリするんじゃない?」
「○○さん吊って色見ないとたぶんこれ以上議論が進まないよ」
印象操作を超えた吊り誘導です。
吊り誘導を受けても慌てずに、きちんと考察を述べて村に人間だと思わせられれば、回避は可能です。


いかがだったでしょうか?
初日吊られないコツをまとめたハウツーがあったらなあ、と思ったので、
ざっとですが作ってみました。

人狼ゲームの初日は、村同士であっても吊られないように戦ういわば戦争です。
初日処刑の常連だったメンツが吊られにくくなってくると、
さらに人狼ゲームは面白くなるので、ぜひがんばって下さい。

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