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【解説】ギャラクシールドデッキにおけるフィニッシャー選択問題【調整用】2021/09/07

※この記事は全文無料です

どうも!ケイゴロックと申します。
最近、僕のnoteを読んでくださる方が増えてきたようで、Twitterなどで感想をいってくださる機会が多くあります。
めちゃくちゃ嬉しいです。
なので今日も拙い文章ですが、じわじわ更新していきたいと思います!

さて今回は、ギャラ盾使いなら誰しもが一度は悩む「フィニッシャー問題」について話していきたいと思います。
フィニッシャーとは、コントロールデッキによくある、最終的にゲームを終わらせる役割のカードを指します。
ギャラクシールドというデッキは、その自由度の高さ故に、意気揚々とデッキを作ったけどフィニッシャーがいない!なんてこともよくあります。
そもそもギャラクシールドというコンセプト自体コントロール向きで、明確なフィニッシャーがいないコンテンツなんですよね。
そこで、今回はそのフィニッシャーになり得るカードを4種類紹介していきたいと思います!

(今回紹介するのはあくまで一例であり、僕が知らないだけでまだまだたくさん可能性のあるカードはあると思います。頭のいい方は探してみてください。)

水上第九院シャコガイル

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・フィニッシャーとしての特徴
山を掘り切って勝つ性質上、山を掘りやすいデッキと相性がいい
墓地はcip効果で山に帰るため手札、場、盾、マナのどこかにカードが集中するデッキと相性がいい
相手に除去される可能性があるため、システムクリーチャーの様に場に残すプレイングは取れない

・強い点

1.殴らずにフィニッシュできる
まず一番大きい点は殴らずにフィニッシュすることができる点にあります。
現代デッキの中にはトリガーからループに入ったり、1ターン渡しただけでゲームが終わるデッキなどがあり、盾を破る行為はかなりリスキーになってきます。
なのでただクリーチャーを並べて殴る、では安定性に欠け、さらにギャラクシールドはSAや進化クリーチャーも入れづらいデッキのため、盾を5枚割ってSAで詰める、みたいなプレイングもやりにくいです。
SAなどを大量展開するデッキではなく、さらに盾騎士が最後の方に殴りづらいというデッキ性質からも、殴らずにフィニッシュできるシャコはとても相性がいいカードでしょう。

2.単体でフィニッシュまで持っていける
先程も書いた通り、ギャラクシールドというデッキは自由度が高く、確定枠が少ないため色々なカードを採用することができます。
なので、できるだけ枠を確保したいというのが心理ですが、なんとシャコは単体でフィニッシュできるため、最悪1枚採用でも仕事をしてくれるのです。
盾落ちケアなどで2枚採用あたりが現実的ですが、他のフィニッシュと違って確保できる自由枠が多いのは大きな利点です。

・弱い点

1.時間がかかる
理屈としてシャコは強いですが、普通はマナ加速をあまり採用しないギャラクシールドにおいて、シャコを出すには素出ししか方法がありせん。
ターンにして9ターン。テンポをとってしまえば強いデッキですが、csなどの場では9ターン目は回ってこないまま終わることがちょくちょくあります。
「じゃあマナ加速を積もう!」となると、シャコの単体でフィニッシュできる、という利点を潰すことになりますし、ナシではないですがそれをするならアナシャコとかの方がいいよね、となってしまいます。

・相性のいいカード
体感ではサッヴァークが相性◎だと思います。

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シャコの「場持ちが悪い」という弱点を克服することができ、さらにシャコドローができるのでフィニッシュターンを短縮することができる上に、相手に圧をかけることもできます。
体感ですが、サッヴァークシャコが揃うと、相手に殴り56されなければほぼ勝ちます。
是非組み合わせて採用してみてください。

・現環境評価 B

やはり、「遅すぎる」と言った感じです。
また、初期のギャラ盾の環境とは違い、周辺デッキのカードパワーも上がっているので相手のデッキを完全に完封することが難しく、シャコを出すまで耐久することが難しくなってきている点も、低評価ポイントです。
さらに試合の長引きや相手側の異常な長考(←よくある)によって時間がなくなってしまうこともあり、リモートcsが主流な今の環境ではあまりオススメできるカードではないかな、というのが僕の見解です。
しかし、呪文封じや召喚規制などの影響を受けづらく、時間をかければ確実にフィニッシュできる点はかなり強いので環境によっては採用はアリだと思います。

・デッキ案

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割と古い型になりますが、サッヴァークシャコを決めて勝ちに行きます。
メタカードを立てながら4ターン盾騎士を決め、7ターン目まで耐久します。
他の型に比べてサッヴァークが採用されている分、余分に表盾を確保しに行くプレイをする必要があり、2コス十二神起なんかも使うプレイングになります。

∞龍ゲンムエンペラー

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・フィニッシャーとしての特徴
横並びするデッキと相性がいい
クロックや銀河MAX、カツキングなどのトリガーを無効化できる
アタッカーとしての性能が高い
ギャラクシールドでは、ジョー星下で出すことが多い

・強い点
1.クリーチャーが4体揃えば出せる
先程のシャコに比べて、かなり早期のフィニッシュが見れるカードです。序盤に出したDGやミクセル、エメラル盾騎士などを種にして出します。
さらに盾騎士→盾騎士or雷光と繋がる場合もあり、最速5ターンで着地することもあります。
出したらほぼ勝つ対面も多く、さらに比較的早期の着地が見込め、本体もブロッカー+♾ブレイカーと、攻守共に優れている点がとても強力です。

2.殴りフィニッシュのため、試合がスムーズ
結局のところ殴りでのフィニッシュになるため、そこまで時間もかからず、苦手なシャッフにも強く出ることができます。
さらに本体が∞ブレイカー持ちで、打点が足りない問題もほとんど起きません。(sstには注意)

3.単体で完結している
シャコでも話した通り、効果が単体で完結しているカードは枠を取りづらく採用しやすいです。しかしこのカードは黒が入っているため、シャコほどは単体完結していませんが、ジョー星採用型ではたった2枠の消費で採用することができます。

4.メタカードが腐らない
DGやミクセルなどのメタカードの特徴として、”刺さらない相手には死に札になる”というものがあり、DGが刺さらない赤単や墓地ソースなどの対面では実質36枚でのデュエルになってしまう、というメタカード特有の悩みがあります。
メタカードを採用するデッキには共通の悩みであり、特にマナ色にならない上に殴れないDGはその最たる例でした。
ですが、ゲンムエンペラーを採用することで”面を広げる”ことに意味が生まれ、どのデッキでもDGが腐らなくなります。
一見地味な強みですが、死に札を作らないというデッキ構築は基本中の基本で、csの様に何ラウンドも戦う場所で勝つデッキを作る上では欠かせない思考になります。

5.その他
雷光で墓地に落として腐らない、∞ブレイカーなのでsst避けや仕込み盾避けができる、クローチェやDGが殴れるようになるなど

・弱い点

1.出したところで安心できない
普通にデッキによっては貫通されることも多く、さらに盤面処理ができるわけではないので、相手から攻められているタイミングで出すのは非常に危険になり、結局出せないまま終わってしまう、みたいなこともあります。

2.自分のカードも無効化される
自分の銀河MAXやメタカード、エメラルなどの効果が消えてしまい、完全にテンポをとっている状況以外では正直出したくないカードではあります。

・現環境評価 A
現環境で考えても、フィニッシュとして決して弱いカードではないです。鬼羅スターやrx、ゼロルピアなど、出すことで完封できるデッキが多く存在し、それ以外の対面でも強い役割を持ちます。
ただ、面処理ができない点はかなり痛いので、龍断やドルファなどの大量破壊系と組み合わせると補えるかもしれません。
相手も想定してないケースが多いので、初見56し的な意味合いでフィニッシュに据えるのもいいかもしれません。

・デッキ案

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ドルファディロム型と違い、2枠余るので少しカードの種類を多くできます。
ゲンムの盤面処理ができないという弱点を補うため龍断を採用しました。そのため、4コス初動をエメラルから、表盾生成がしやすいダッカルに変更し、龍断ラインに到達しやすくしました。
エメラルで龍断を回収するプレイングも強いですが、今の環境的に表盾が3枚溜まる前にゲームが終わるケースが多そうだなと思ったのでダッカルを優先した、という感じです。

・動き
ブレスト→ダッカル→星
星→ダッカル→ブレスト
ここで4ターン目のリソース確保を行い、6ターン目のゲンム着地を狙います。
ゲンム着地と同時に表盾3枚を目指し、龍断も構えておきたいです。
ゲンムをだしたらDGとクローチェが打点になるので、大量打点で殴って勝ちます。

神の試練ループ

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・フィニッシャーとしての特徴
ループフィニッシュのため、パーツが必要だが、ナウオアネバーとザーディクリカなため無理なく入れやすい
単体でも5ターン目のリソース確保に使える
山を削り最終的にループするため殴らずにフィニッシュできる
かなり枠が厳しくなるが、シャコに比べ無理なくループに入れるため、相手側の対処が間に合わないケースが多い

・強い点
1.ループパーツのパワーが強い
ループパーツが、カメヲロォル、ナウオアネバー、ザーディクリカなどの最強カードなため、デッキ全体のカードパワーの底上げになります。
カード単体でもリソース札として優秀で、デッキ全体が無駄がなくスマートになります。

2.ループ条件が簡単
試練で山を削り切り、手札にナウオアネバーとザーディクリカがあれば勝ちなので、とても条件が緩く狙いやすいです。
ギャラクシールドはむしろ山を削り過ぎてしまうデッキで、いつも山管理に頭を悩ませている程なので、試練ラインに到達するまでそう長いターン数を要しません。

3.殴らずにフィニッシュできる
シャコと被ってしまいますが、やはり殴るのと殴らないのとでは安定性が違います。
シャコとの差別点ですが、リソースを大量に確保できるのでシャコよりもプレイの安定感、拡張性がある点かな、と思っています。

・弱い点

1.パーツが多くてマナ埋めしづらい
ループデッキ全てに言えますが、ハンデスでパーツを落とされたり、どうしても埋めざるを得ない場合が発生すると、一気に弱くなってしまいがちです。

2.呪文止めに弱い
現在流行りのシャッフやドルファディロムが完全に負け筋になります。

3.枠を食いすぎる
ループパーツと確定枠だけでデッキの八割くらい埋まってしまうので非常に構築の自由度が低いです。
そのため、環境に合わせてメタカードを差し替えたりと、工夫が必要にってきます。

・現環境評価 A
まずなによりナウオアネバーという受け札を無理なく採用でき、このデッキで増やしにくい受け札を無理なく増やすことができる点が、現在の赤単、シータ閃環境の上ではかなり高評価です。
相変わらず呪文止めはきついものの、自分から攻めに行く必要がない分、リソースを受けに回すことができ、さらに盤面を展開する必要もないため他の型に比べ受け性能が比較的高くる点も高評価です。
メタカードを複数種積みにくい点から、不利な対面が生まれてしまうことは事実ですが、有利対面に対する勝率で言えば環境の中ではトップクラスだと思います。

・デッキ案

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初動は、山を早く削りたいためブレストダッカルのギミックを採用しました。
初動は
ブレスト→ダッカル、銀河MAX→盾騎士で4ターン盾騎士の動き
星→ダッカル→ブレストでダッカルのロックを決めながら盾騎士埋め
この二通りがメジャーになります。
5ターン目はできるだけ試練を打ちたいターンなのでネバー→ザーディ→試練か普通に試練でリソース確保
星ダッカルを決めてる場合はブレスト盾騎士、ニヤリーゲットなどでリソースを大量に確保していきます。
確実性を求めるなら山2枚、強気に行くなら山5枚くらいまで減らしたら試練を打ち、ループに入ってリーサルです。
・ループ方法
試練exターン中
ナウオアネバー

ザーディクリカ(山がないので手札に帰る)

墓地のナウオアネバー打ち

ザーディクリカ(手札に帰る)(ネバーが山下に帰る)

墓地の試練打ち

これで5コスト支払いでexターンが取れるループが証明
後はカメヲロォルで永久にターンエンドして勝ち

聖魔連結王ドルファディロム

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・フィニッシャーとしての特徴
ジョー星下で出すことによりクリーチャー前除去+呪文封殺が可能になります。
一体でクリーチャー除去、トリガーケアもこなし、出るだけでゲームを決めるカードです。
ウェディングゲートや鬼札王国から出すことが多いです。

・強い点
ギャラクシールドの苦手分野である面処理を一枚でこなし、出したターンから殴りに行くことができます。
早期決着を狙いに行くことができ、時間が厳しいcsでも余裕を持つことができる点も強力です。
また、能力が一枚で完結しており、ウェディングゲートなどの強力なサポートカードもありますが基本的には1枚で大きな仕事をこなします。

・弱い点(強い点)
特にないです。枠も最低4枠で済み、デッキの自由度を確保しながら採用することができ、環境によってメタカードを入れ替えたりなどの工夫もできます。
強いて言うなら、デッキがドルファディロムに依存してしまうためハンデスなどで落とされるとかなり苦しくなります。

・現環境評価 S
ジョー星が殿堂しない限り、基本的にはドルファディロムが回答なのかなといった感じです。
一度出してしまえば返されることはほとんどなく、いかにドルファディロムを早く着地させるか、ということがデッキの方向性になってきます。

・デッキ案
ドルファディロムフィニッシュは、今現在僕が使っている構築なので前の記事で詳しく解説をしています。
是非そちらをチェックしてみてください!


結論

今現在の環境ではドルファディロムフィニッシュで間違い無いとは思いますが、ジョー星の殿堂があった場合やドルファディロムが環境に増えてきた場合は、その間を突く意味で他のフィニッシュを採用するのもアリかもしれません。
個人的にはゲンムエンペラーフィニッシュは今の環境ではドルファディロムの次に勝てる構築だとは思います。

また、今回紹介した以外にも強力なフィニッシャーが開発されることもあるかもしれないので、思考ロックせず、気になったものは全て試す、というスタンスでいると得をできると思います!

さいごに

いかがでしたか?今回はギャラクシールドデッキの代表的なフィニッシャーを4枚紹介しました。
改めて思いますが、一つのデッキに対してこんなにも沢山の選択肢がある、というのは本当にギャラクシールドの面白いところですよね。
こんなに自由度が高く構築で差が出るデッキもそうそうないと思いますので、是非今組んでいる、またはこれから組みたい!って人も参考にしていただけたら光栄です!

それでは、次回の記事でお会いしましょう。
面白かった、参考になったと言う方は是非フォロー、よかったら投げ銭の方もよろしくお願いします!

では!

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