週報#6 (2020/7/13〜7/19)

「拐かす」→かどかわす、「再掲」→さいかつ、だとずっと思ってたけど、それぞれ「かどわかす」「さいけい」が正しいらしい。

自分に自信がなくなったそんな状態で「憤怒」を見かけて、今まで「ふんぬ」だと思ってたけどもし違ったら「ぬ」ってどこから出てきたか分からなくてだいぶ恥ずかしい、どうしよう、と思って調べたら「ふんぬ」でも「ふんど」でも合ってるらしい。
「ふんぬ」の「ぬ」ってどこから来たのかわからない異質さで、地球の生き物における昆虫の立ち位置みたいですね。宇宙から来たのかもしれない。

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養老孟司のインタビューを読んだ。

読んだ人は「老人が言いたいこと言ってやがる」と思うかもしれないし、コロナウィルスに対する考え方の違いから共感できない人もいるかもしれない。多くのものごとを単純化・概略化して意見を組み立てている様や「そもそもの価値観を転換させよ」という言説は、耳障りがいいけどその分胡散臭いので、反発を覚えたかもしれない。
俺は養老孟司の他の本読んだこともないし普段何を言ってるかも知らないので、そこら辺知ってる人はまた別に思うところがあるかもしれない。

ただ社会の重きを「対人から対物へ」という意見には思うところがあった。日常には情報が多く(俺が自分から頭をシロップに突っ込んで恍惚としてるだけだけど)、人気商売が深く深く根付いている。不安定さを覚えていたのは確か。

結論、惰性で情報に触れる機会を減らしてなにか自分のために時間を使うべきだというところに落ち着いた。今まで何回か思ってはそのたび特に腰を据えて取り組んだわけでもないけど。

この前から思っていたことで直接関係はないけど、創作物であるなしに関わらず文章をちゃんと落とし込む体験の必要性を感じていた。
もともと話の展開だけが気になる性質で、高校生まで斜め読みでしか読書をしたことがない。大学生の4年間では梶井基次郎の檸檬をちょっとゆっくり読んで(本当に短いのですぐ終わったけど)、それ以外は何も読んでない。
幸い家に伊藤計劃の虐殺器官が手付かずで置いてあるので、とりあえず一週間、ページをできるだけめくらずに読んでみよう。この小説が読書リハビリに適しているかどうかは知らない。

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Yogee New Wavesというバンドの配信ライブを観た。ほとんど知らないバンドだったけど、ゆらいでいてかつかなりうまい演奏と、渋谷WWW Xの構造を使った三部構成の演出がとても良かった。すごくいい!
ただ「チルアウト チルアウトしようよ」という歌詞だけがずっと引っかかってしまっている。自覚はなかったけれど今思うとオタクに優しい文化圏で生きてきたのもあって、なんかハイカラな若者が集まってできる独自の文化の雰囲気に、勝手に萎縮してしまう。苦手です……

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陣内智則がファイナルソードを実況プレイする動画見ましたか。陣内智則にそこまで興味もある訳じゃないしファイナルソードがバズってるのも雑に消費だけしている感じがしてちょっと距離を置きたいんだけどなりゆきで見ました。あまり中身も面白くないし嫌なら全然見る必要ないんだけど、めちゃめちゃな操作で(わざとらしく)敵に突っ込んで行っては一辺倒なツッコミを叫んで取り巻きのスタッフが笑う様子を見て、自分もやがておっさんになっていくことの恐怖を感じた。

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ある程度クローズドな大喜利会に呼んでもらってとても楽しかった。最近大喜利会に対するモチベーションが低いとは言わないものの凪というか静謐だったから、なおのこと楽しかったです。

このあたりの理由の話もしたいと割合ずっと思っている。ただ時間がないので今度書きます。暗い話ではないです。

三ツ矢サイダーの1ℓペットが置いてあった跡

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