Patrick's Parabox PuzzleScript demake by competor 解法メモ 6〜10面

はじめに

1〜5面のつづきです。詳しいことはそちらに書いてあります。



6面

この面からcompetorさんの自作とのことです。
箱をステージ外に出せるようになりましたが、出すと画面が灰色になって詰みます。そのため、ステージ端の各穴付近に箱を近づけすぎてもリカバリーができず危険です。

網掛けが2つあります。黄箱を上に置く場合、箱を上網掛けの左隣に置いて黄箱をステージ右側の穴から出す以外に方法はありません。
箱を上網掛けの左まで押していくことは可能ですが、仮にそうやって黄箱を上網掛けに置き終わっても、今度は箱を下網掛けまで押していく上で黄箱が邪魔になり戻れません。
上網掛けに箱、下網掛けに黄箱となりそうです。

下網掛けに黄箱を置く方法を考えます。パッと3通りありそうです。
1.網掛けのどこか下の方に黄箱を置き、箱下の穴からステージ下の穴へワープして黄箱をズイズイ上へ押す
2.網掛けの真上に箱を置き、黄箱をステージ下の穴から外へ出す
3.網掛けの真下に箱を置き、黄箱をステージ上の穴から外へ出す

まず、3は不適です。仮にうまくいったとして、その後箱を自由に動かせません。

再掲

下網掛けに黄箱を置く方法
1.網掛けのどこか下の方に黄箱を置き、箱下の穴からステージ下の穴へワープして黄箱をズイズイ上へ押す
2.網掛けの真上に箱を置き、黄箱をステージ下の穴から外へ出す

続いて1と2ですが、実はどちらもほぼ同じ状態を指していました。
1の場合、ステージ下の穴へワープするために箱をどこか上方向に押し当てて下から中に入る必要がありますが、その後箱を自由に動かすことを考えると、箱を押し当てるためのマスは下網掛けの真上しかありません。そうなると移動経路の確保のため、黄箱の位置も下網掛けの2つか3つ下のマスに限られます。
これは2と同じ状態になります。自分が箱の中に行くか箱の外に行くかの違いしかありませんでした。
画像でいうと箱の位置はこんな状態です。

なので、↑の状態を目指して進めていきます。便宜上、それぞれの箱の定位置と呼びます。
初期状態から黄箱を定位置へ持っていくために、邪魔になる箱をいかによけるかが大事になるようです。
一旦黄箱を「右から3マス目/上から4マス目」の隙間によけて、先に箱の方を定位置へ持っていけばよいです。

ちなみに、2つの箱は通常の倉庫番ルールで定位置まで運ぶことができます(書いてる途中に気づいた)。

両方を定位置まで運べればクリアしたも同然です。
ワープを使って黄箱を下網掛けに乗せた後、箱の方を右上の角経由で上網掛けへ乗せに行き、最後に自機で左上のゴールに乗ります。
実はワープ2回で解ける面でした。



7面

自機のゴールの位置からして、左下の網掛けに箱を置き、ステージ左の穴から外に出てゴールのようです。
また、遊びのない一本道がステージを取り囲んでいるため、2つの箱を動かしていい範囲は思った以上に少ないです。

右上の網掛けに黄箱を乗せる方法ですが、左右や下から押して行くことはできません。箱を使ったワープが必要です。
箱を左下網掛けまで運ばなければいけないことを考えると、網掛けの2マス下に箱を置き、ステージ上の穴から黄箱を外に出すような動きが必要です。
ただし上の穴まで黄箱を運べないので、箱の上から黄箱を押し込み、そのまま箱を右上網掛けの2マス下まで運び、黄箱をステージ上の穴から外へ出せばよさそうです。

箱の上から黄箱を押し込める場所を考えると、↓の状態が目指すべき途中経過です。

少し空いたスペースで2つの箱を時計回りにぐるぐるやっていれば画像の状態になるかと思います。

ここから黄箱を押し込み、箱を2つ右へずらし、ステージ上の穴から黄箱を外へ出せば、あとはそれぞれの箱を定位置に置いて自分がゴールするだけです。
操作は複雑ではないですが、黄箱を右上網掛けに置く方法をひらめくまでが大変でした。



8面

8,9,10面はぐっと難易度が上がりました。
ここ書いてる途中で消えてうおおとなったのと時間かかりすぎたのとで、ここからはより簡潔にまとめてみます。

左網掛けに黄箱、右網掛けに箱となりそう。
左網掛けに黄箱を乗せるには、その右隣に箱を置き、ステージ左の穴から外へ出す必要がある。
その仕込みのため、一度黄箱を箱の中へ入れ、ステージ左端に置く必要がある(=作業Aとする)。

ただし箱を網掛けへ持っていくためには、ステージ左下の空間でワープが必須。
その前に黄箱が道をふさいでいてはいけないため、作業Aのタイミングは箱をステージ右側へ運んだあと。

では黄箱は単体でステージ右側へ運べるかというと否。
なので一度黄箱を箱の中に入れ、ステージ上端に置く必要がある(=作業Bとする)。そのあと箱をステージ右側へ運ぶ。

ステージ左側で作業Bができるのは、今の箱と黄箱の位置が入れ替わった配置だけ。
今の箱のマスへ黄箱を運ぶには、その右隣に箱を置き、ステージ左の穴から外へ出す必要がある。
その仕込みのため、一度黄箱を箱の中へ入れ、ステージ左端に置く必要がある(=作業Cとする)。

作業Cは、①「箱を右壁へ押し当て、左側から黄箱を突っ込む」か、②「黄箱を左壁へ押し当て、右側から箱を押し当てる」方法のどちらか。この場所では②しかできない。

ここまでくればやることはだいぶシンプルになった。
つまり作業Cはここ!

そのあと、所定の位置まで持っていって作業Bをする

箱をステージ右の方まで運んだあと、黄箱をステージ上から出してから作業A

これでクリア!大変だった…………



9面

上網掛けにはワープが必要なため黄箱、下網掛けに箱。

上網掛けに黄箱を置くためには、自機がいるマスの2つ右隣に箱を置き、ステージ上の穴から黄箱を外へ押し出す必要がある。前の面にならって作業Aと呼びましょう。

作業Aをやるための仕込みとして、①「箱を下壁に押し当て、上から黄箱を突っ込む」か、②「黄箱を上壁に押し当て、下から箱を押し当てる」方法のどちらか……ではない!
今回の地形で②をやろうとすると自機が箱の中に入ってしまうので、①しかない。
①ができるのは、箱が今の黄箱の2つ下のマスにあるときだけ。その配置のときに上から黄箱を突っ込むことを作業Bと呼びましょう。

というわけで作業Bの配置にした。ステージの上下左に穴が空いているのでやりやすい。

ここで上から押し込むわけだけど注意として、ステージ上の穴はこのあとステージ右上のスペースを通るときに使うため、押し込んだあとも更に黄箱を少し突っ込む必要がある。

具体的にはこんな感じ。

このあと、下図のように箱を作業Aの配置まで持ってくる。

↑の状態で黄箱を上へ出していけば、上網掛けに置ける状態になる。
そのあと箱を下網掛けへ乗せ、自機がゴールに乗ってクリア。
書いてしまえば簡単だけど大変だった。特に最後の画像の状態で既に上網掛けへ乗せられることに気づくまでにかなりの時間を要した。灯台もと暗し。



10面

いよいよ本デメイク最後の面。
この面でかなり厄介だったのが、デフォルトだと縦一列にしか動けない黄箱をどう自由にするかだった。

右網掛けにワープで黄箱、左網掛けに箱。
そのためには、箱の右から黄箱を押し当てて中に入れることになる。これを作業Aと呼びます。(黄箱の左から箱を押し当てる方法では、ただ自機が左穴に入るだけになってしまう)

作業Aができるのはステージ左半分。黄箱を1マスでいいので左へずらせればなんとかなりそう。
黄箱が上下にしか動けないなら、まず箱をステージ左上あたりの空間に持ってきて、黄箱をステージ上か下の穴から出せばいい。これを作業Bと呼びます。

実際に動かしていく。
まず2回のワープで箱の真下へ出て、箱を動かせるようにする。
箱は自機の初期位置から2つ右のマスに置けば、作業Bのために左の空間へずらせる。
そのまま黄箱ごとずいずい上へ押して行き、下の画像のような状態にする。

これで箱を左へ動かすことができる。
その後、黄箱はこのままステージ上端の穴から外に出せばいい(ステージ下端から出す方法もなくはなかったけど、上端から出す方法に一手間かけるだけだった)。

↑外へ出せば作業Bは終わり。あとは箱の右から黄箱を押し当てて(作業A)、それぞれをゴールへ運んでクリア。



おわりに

楽しかったです。8面が一番難しかったかもしれない。

「論理的に頭使うゲームをできるだけまぐれでなく乗り越えてみたい」「その一環としてすでに解いたものの解法の振り返り説明をしてみたい」というきっかけでした。
こうしてまとめると一本道ですが解いてる最中はけっこうふにゃふにゃ試行錯誤してました。もっと消去法使ってスパスパ解けるようになりたい。

今回は発売前のパズルゲームのデメイクとのことでしたが10面でかなり楽しめました。箱と黄箱が1つずつなのでシンプルに解けたけど、本家では数が増えたり新要素が追加されたりするんでしようか。発売が楽しみです。

あと今後も自分のためにこういうのちょくちょくやりたいと思っています。見返したとき分からないのが嫌でわりとちゃんと書こうとしたけどもっともっと箇条書きでもいいかも。
一時期知恵の輪にハマって毎月買ってたんですがまだ解けてないのがけっこうあるのでそういうのもいずれ……

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