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【あつ森】クマロスとの愛の日々 第三話 打ち上げ花火 上から見ても下から見ても横から見てもクマロス

前回までのあらすじ↑
クマロスに裏切られ傷心のたいやん。 決意を持って斧もってクマロスの背後に近づく・・・クマロスの運命はいかに?

あれからクマロスはどうなったって? ・・・・ 思いとどまったわ。
黒いポリ袋や薬剤や、いろいろ用意していたけど使うことはなかった。
けれどそんな自分がいやになって、しばらく家から出られなかった。
出たくなかった。
思い通りにならないからって、愛するカレに殺意をいだくなんて・・・

わたしさいてい。

でもおなかがすいたからこっそりと夜、名産のオレンジをとりに家から出たの。 そうしたら出会ってしまったの・・・

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えっ・・・ 許した。 今までのことはわすれることにするわ。 単純?そのとおりよ。 うれしくなっちゃったんだから仕方ないじゃない。

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・・・ たぶんあなたわたしが怒っているところ、見ていたはずよ。
やっぱり気づいてないのね。

どんかんなんだから・・・

よかったわね、なんでも消してくれるゴミ箱に捨てられなくて。

カレとわたしはふつうに戻った。 そうして迎えた誕生日の朝。
ぜんぜん意識しなかったなんていったら嘘になるわ・・・

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ひとばん島のみんなといっしょにセッティングしたサプライズをうけたわ。 意識していたくせに、素潜りばっかりしていてそのまんま眠ったから痛恨のマリンスーツ姿だったけど・・・

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そうね、来年もいっしょにすごしたい。 次はもっとかわいい服で待ってるからね。 ありがとう、クマロス。 そしてこの島ではじめて迎える花火大会。

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わたし花火職人になって、クマロス柄の花火をつくったわ。
もうバンバン打ち上げてもらうんだから。
しずえさんもほめてくれたのよ。
カレってふだんキリっとしてるでしょう? でも花火のカレはえがおにしたの。
島民のだれもしらないカレのすがお。

みせつけてやるんだから!

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セッティングばっちりぃぃぃ! と・ど・け!このおもい!

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これってデートかな?デートだよね?そうだよね?
ふだんクールな住民まではしゃいで大声上げてる。
わたしもすっごく興奮して、ドキドキして・・・・

このむねの高まりは花火大会が楽しいからだけじゃない・・・みたい。
あなたといっしょに過ごせたから・・・ なのかな?

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すっかり暗くなった夜。 花火は次々と打ち上がり、その光が瞬間的にカレを照らす。
暗闇に強烈にきらめくそのシルエットにみとれていたときだった。

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一瞬だった。

花火の音でかきけされそうになったけど、聞き逃すわけもない。 (♫BGM:久保田利伸withナオミキャンベル LA・LA・LA  LOVE SONG)

ねぇ、聞こえなかった。 もう一度言って?

その声はクライマックスのおおきな花火の音にかきけされた・・・・ ・・・・ ・・・・

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大丈夫! スッポン釣ってきたから!クマロス!

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わたしたち、しあわせで~~~~~す!

END

うらばなし じんましんが出そうになりながら書いたよ!
でも花火大会であの発言はまじでバキューンと打ち抜かれたわ。
キザタイプの破壊力半端ない。
誕生日に迎えに来てくれたときもやったーって思った。
とりあえず幸せENDってことで!

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