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『ゼルダの伝説BotW』の標準操作はあれでよかったのだ、という話。

私はゲーム制作者の岩崎さん(https://twitter.com/snapwith)とゲーム議論をすることが多いのだが、その中で「ゼルダの伝説BotW(以下、BotW)操作の標準設定に問題があるので、カスタマイズさせて欲しかった」と言っているのに対して、「岩崎さん、あれはあの標準設定がいいんですよ」と語って、納得されたという話。

岩崎さんは『BotW』のダッシュボタン(Bボタン)としゃがみ(L3)の配置が良くないということを指摘していた。

L3ダッシュが合理的な最も大きな理由は「他の機能は暴発すると破滅しかねない」からです。
L3はどうしても力が入って暴発することがある操作です。
ところが、たいていはダッシュして困ることはほとんどありません。
次にステルスシーケンスなどでは、ダッシュなんか使わず丁寧なスティック操作をします。つまりダッシュを割り当てていて困ることは少ない。

「ところが」

例えばL3にしゃがみが割り当てられていたら?
バトルの真っ最中にしゃがんで、はいドーンなんて破壊的な事態が起こります。これどっかで聞いたことないですか?
BotWがそうなんですよ。
で、あんとき、僕は一緒にHorizonをやっていたのもあり「なんと不合理なボタン配置だ、カスタマイズさせろ」とボヤき続けていました

岩崎さんが言っていることは、コアゲーマーにとっては正解で、現代においては正義、と言えるほど正しいと思う。
でも、同時に『BotW』はこの理屈で作ってはいけなかったとも思っている。

その前に、新旧のコントローラーの持ち方紹介

今回はコントローラーの持ち方を2種類定義しておく。
1つはLRを2本の人差し指で利用する『LR1本指持ち』、2つめはLRL2R2に4本の指で常にスタンバイする『LR2本指持ち』。

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