LoLに挫折した人たちが遊ぶ部活動「LoLは弱くても楽しめます」を始めた
ああ、LoLをまた始めてしまった。
『League of Legends』。通称『LoL』。
5人でチームを組んで、1人1チャンピオン(キャラクター)を操作して敵チームと戦うオンライン対戦ゲームで、eスポーツの代名詞と言えばこれだった。
私は、これをやめられたことにほっとしていたはずだった。
もちろん『LoL』は好きだ。そもそも私はeスポーツが好きで、2006年ごろはe-Sports Uという活動(今でいうLeagueUの前身的な感じ)でLoLの大学生部活動をサポートする仕事をしていたし、その前は『Vainglory』というスマホのMOBAタイトルを仕事とプライベート両方で遊びまくっていた。
ところが、『LoL』との別れはすぐにやってきた。
「あー、寺島さん、(マウスを)カチカチするゲームをやめるか、パソコンの仕事を辞めるか、どっちかですね」
学生時代、キーボードで『あすか120%』やら『QOH'98』やら、格闘ゲームのやりすぎで発症した腱鞘炎が再発してしまったのだ。
単にキーボードを打つだけで手に負担を感じていた当時、ドクターストップがかかってはやめざるを得なかった。
ただ、振り返ってみると私生活の睡眠時間がヤバいほど遊んでしまっていたので、助かった部分はある。『LoL』は面白い。中毒性が高い。
「寝る前に1勝してから(その後3連敗)」
「今日は初戦勝ったからあと1回……」
てな感じで、もうやばかった。
だから、『LoL』をやめることになったときは残念ではあるけど、ほっとしてもいて、もう遊ぶのはやめようと思っていた。
私は緊張すると敵に手を出してしまうタイプで、それが敗北の原因になってズタボロに言われることも多く、「楽しいけど俺は向いていない」と落ち込んでいたので精神的にも楽になった。
LJLを見て熱が再燃
ところが最近、何のマチガイかLJL(LoLの日本プロリーグ)の試合を見てしまった。
私が最もLJLを見ていた時期は2016年ごろで、(今はなき)RampageのPAZ選手がエコーでDFMを翻弄し、チームを初優勝に導く姿は感動ものだった。見れば、そのPaz選手がいまだにがっつり活躍しているではないか。
さらに、私が(一方的に)知っているevi選手が同時に戦っていて……つまり、応援するチームがある試合を見たら、超楽しかった。
すると、自分がハマっていたころの選手がいまでも活躍していて、年甲斐もなくまたゲーム熱がチロチロと再燃する。
(静まれ……俺の右腕)
と、腱鞘炎を思い出してその場は乗り切ったが、後日ゲームキャストのDisocrdサーバー(私が運営するゲームの多目的Discordサーバー)のオフ会に行くと、現役LoLプレイヤーに復帰を勧められてしまう。
私「俺は突っ込みすぎて迷惑かけるし、AI以外やらないよ……やったとしても身内の試合しかしないよ」
現役「大丈夫ですよ、いまなら突っ込むだけでチームに貢献出来て強いチャンピオンがいるから」
私「じゃあ、AIで遊ぶか、ランクマッチしない前提で仲間内で遊ぶなら……」
現役「じゃあ、DiscordでLoL遊ぶ仲間を集めましょう。ゲーキャスさんがやるなら僕が行きますから!」
こんな感じで止める理由をふさがれ、「AI戦で仲間が集まるなら」と募集をかけた。AI戦中心では人が揃わない(基本、LoLは勝敗を競って戦う対人ゲームだし)だろうが、もし人数が揃うなら「復帰せよ」という天のお告げだろう。
すると……簡単に5人そろってしまった。LoLに挫折したけど、やっぱり遊びたい人は多いのかもしれない。
それでは、LoL部のイカした仲間を紹介するぜ!
そんなわけで、弱くても楽しくLoLを遊びたい部活「LoLは弱くても楽しめます」のイカした仲間を紹介するぜ!
ねぶくろ(部長)
唯一のLoL現役。「ゲーキャスさんがやるなら、俺もやりますよ!」といったきり、活動に参加していない。
ゲーキャス
腱鞘炎のためLoLを断念したが、ほどほどにプレイしようと思っている。なお、ランクマッチのプレイスメント時に「才能ないからやめて」と言われて以来、ランクマッチが怖くて遊べない。
A
昔はLoLを遊んでいたが、いまは見る専門。プロの試合を良く観戦しているので、引退勢ばかりだった部員にアドバイスしてくれる貴重な存在。
過去に発言がある『LoL』コミュニティさらされて以来、心に傷を負っていたらしい。
B
チームメイトへ迷惑をかけてしまうことと、暴言によってLoLを引退していたが、この機会にアカウントを作りなおして参戦。
C
対人戦が苦手でAI戦専門で遊んでいたLoLプレイヤー(AI専門のLoLプレイヤーがいることに驚いた)。LoL部結成を機に参加。
D
プラチナランク帯のプレイヤーだが、LoLを引退していた。引退理由は教えてもらえないが、いろいろあったようだ……。
彼が部活動に参加すると、好きなポジションで自由に遊ばせてもらえるので助かる。
E
日本サーバーができて「世界のLoLだ!」と遊び始めるが、あまりに勝てず、チームメイトに暴言を吐かれるのがつらくなって引退していた。
ちょっと、暴言がつらくてやめたプレイヤー多すぎない……?
AI戦でも結構楽しかった
さて、AI戦で毎日22時ごろから少し遊ぶようになったのだけど、意外にもAI戦は楽しかった。
「LoLって、キャラクターが整形されすぎて不細工にキツイ世界だよね」
「日本語ボイスだとUSサーバーで遊んでた時とイメージが違う」
とか、『LoL』という共通の知識があるから、ボイチャしながら遊ぶだけでも楽しかった。昔と今の違いを聞いて「ほー」と驚くのも楽しい。
あと、なんだかんだでAIに苦戦するほど腕もなまっていて、最初の1日はAI相手に結構苦戦したりもしていた。
今後どうなるかわからないけども、今後の参加希望者も含めるとメンバーが8人ぐらいに届きそうなので、紅白戦もできそう。
仲間内だと「プラチナ+AI」vs「人間5人」とか、実力に合わせたハンデ戦もできるし、まあ今のところ暴言的なものもないし、当分『LoL』復帰を楽しめそうだ。
俺たちは、カジュアルマッチどころか、ランクマッチも目指さねぇ。まったくもって内向きにLoLを楽しんでやるッ!
ということで、『LoL』に挫折したけど楽しくまた遊びたいチーム「LoLは弱くても楽しめます」は、まだ(私のDiscordサーバー内で)メンバー募集中です。
続けば、活動報告がここにまた出るでしょう。
なお、私のDiscordサーバーは基本、スマホゲーを中心としたゲーム全般のサーバーです。
げーむきゃすと は あなた を みて、「さいごまで よんでくれて うれしい」と かたった。