「シェンムーのゲームの世界を歩く」Walkers and games vo.1 シェンムー 一章 横須賀
文・canavis
walkers and games
ゲームを買うという楽しみは
ある意味、旅先の切符を買うのと同じ
この企画はゲームの舞台を
主人公の目線ではなく、旅行で訪れた人の
目線で描いている
極力ゲームのシステムや構造には触れず
妄想も込みで書いていきたい。
今回はセガのドリームキャスト用ゲーム
シェンムー 一章 横須賀を取り上げる
(リマスターバージョンが続編の2と共にPS4などで発売されている)
今作の舞台は横須賀
ゲームで描かれる街の大きさは広くはないが
街のディテールはかなり詳細に描かれてるのが大きな特徴だ。
シェンムー 一章 横須賀
私は散歩が趣味だ。
知らない街、知ってる街を
歩く
歩くのは大体、住宅街や商店街
人によっては退屈に思える場所かも
でも、私は好きなんだ、変哲もない暮らしの
ある風景が。
街の風景を写真におさめたり、
おいしそうなレストランや、カフェなど発見する楽しみもある。
最近訪れた場所は横須賀のドブ板
商店街を歩くと最近では珍しいレトロなゲームセンターを見かけた。
ゲーム好きなので思わず入ってみる。
薄暗い店内には様々なゲーム機がある。
自分が生まれる前に流行した
体感型のシューティングゲームを遊ぶ
グラフィックやゲーム機本体のデザイン、そして音楽からは暗いゲームセンター店内とは対照的に、当時の人の未来に対する希望的観測が垣間見える。
ゲームセンターをでて、路地裏の小さな公園で
名前の知らないメーカーの缶ジュースを飲む
小さな公園に1人、ベンチに腰掛けているこの状況はゆく宛も戻る場所もない孤独な人間になったような気分になる。
公園をでて、商店街を少し歩くと、スカジャン屋が見える
光沢感のある生地と刺繍のデザインはとても
魅力的で欲しくなるが、
いいデザインの物はそれなりの値段がするし、
手持ちの洋服と合うかわからない。
旅先になると、財布の紐は緩むというが
根がケチなので、ここは諦める。
途中、移動販売車のホットドッグ屋を
見つけ、お昼がまだだったので注文する。
1個200円とは、良心的な値段な気がする。
味もおいしい。
お店の店主、トムさんはニューヨーク出身で
ドレッドヘアーがよく似合う気さくな人
世界をヒッチハイクで回ったこともあるそうだ。
街を歩くと、公園で感じた孤独感は消え
自分の子供の頃の地元の街をあるいてるような
横須賀の街の雰囲気に魅了されていた
また、いつか再訪しよう、
その時は
・・・スカジャンを買おうかな?
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