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2024/08/16 IWBC (International Women Brass Conference) 2024 佐藤采香リサイタル

【リサイタルプログラム】
向井航/ 采の風 (2023)
向井航/ おどり子 Ⅱ (2021)
久保哲朗/ ユーフォニアムの木 (2022)
加藤昌則/ 軒下ランプ (2020)
中村匡寿/ Harmonie et Cadmus (2024)
向井響/ 水の反映 Ⅱ (2024)
向井響/ 美少女革命 ユーフォニアム協奏曲より 「この世界を私に」 (2020)

https://x.com/IWBC_BRASS/status/1804676573968413040

2024年8月16日
水戸市民会館 グロービスホール
13時50分開演

オール委嘱作品プログラムを絶対聞きたかったので、関東に台風直撃中でしたが水戸まで行ってきました。(※電車の運行状況的に行けそうだったので。一緒に行ってくださった方々、本当にありがとうございました)
最近、個人的な出来事(どうしようもないこと)でとても落ち込んでいて、なんで自分が生きているのかわからなくなっていたのですが、今日のリサイタルを聞いて生きている意味を取り戻しました。私の生きる意味が簡単に補充されるということではなくて、それほど私の中に入ってきたということです。

佐藤采香さんが、MCの軒下ランプの説明のくだりでユーフォニアムのことを「暗闇に優しく灯る音色」(というような意味のこと)とおっしゃていました。
私は落ち込んだ時や元気が出ない時に軒下ランプのCDを最初から最後まで聞くんですけど、暗闇の中の光の音だから元気がない時に聞きたくなるんだなと思いました。
今日はピアノでも登場されていた作曲家の向井響さんが「ユーフォニアムの音は『希望』なので、私のユーフォニアムの曲には『希望』を入れている」(というような意味のこと)とおっしゃっていたのもとても心に染み渡りました。

私はこの日に初めて聞いた瞬間から采の風がとても好きで、世界で演奏される采の風を1回でも多く聴きたいと思っているのですが、今日の采の風は真新しい水戸市民会館のグロービスホールの中でくるくると回っていました。(時計回り)聞く場所によって違う曲のように聞こえる曲です(本当に毎回違うんじゃないか?って思う)

軒下ランプはとても好きな曲ですが、上述の理由から今日は特に好きでした。
あと、向井響さんの美少女革命 ユーフォニアム協奏曲より 「この世界を私に」のピアノ伴奏がすごく好きです。今日なんて作曲者ご自身がピアノ伴奏をしていたから最高でした。

私は、人間生きる意味なんてなくてもいいって宗教観の人間なのですが、目の前の偶然の出来事を都合よく運命だと思って、自分の生きる意味だと信じ込んで生きていこうと思いました。(意訳:別に音楽をやらなくても生きていけるし、自分が音楽をやらなくても世界に影響はないけれど、自分は音楽をやるために生まれたって思って生きていこう。楽しいから)


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