ホームがアウェイ、アウェイもアウェイ~海外サポの醍醐味
2018年シーズン後半から9連勝を達成し、見事にJ1残留を果たしたツネガンバ。19年シーズンに巻き返しを図り、タイトルの獲得も表明したが、シーズン前半に再び降格圏に転落、前半終了時点でかろうじて13位に終えました。
どんな状況でも、サポーターはチームを応援するのだ。15年から日本遠征を再開した俺氏は、シーズン開幕から密かに遠征の日程をチェックしていました。
実は今年、日程くんは結構やってくれています。U23チーム発足してから、セカンドの試合も観戦予定に入っており、自然とトップとセカンドの試合をいつはしごできるかとつくづく考えるようになりました。
とはいえ、遠征というものはパパッといけるものではありません。日程をしっかり熟考して組むものです。ハシゴ日程に関しては、いろんな案を頭から浮かび上がりましたが、最終的に6月鹿島戦にした理由は、THE YELLOW MONKEYでした。
そういえば、16年の遠征もイエモン絡みだった。復活ツアーの広島公演チケットを手に入れたことで、6月の吹田スタ遠征も来日日程に組みました。そこでたまたま、水曜日にホーム浦和戦があって、来日中に吹田スタ連戦を堪能することができた。ホーム連戦に参加できて最高に楽しかったです。
数年前のことはさておき、イエモンに関しては、嫁さんはイエモンが好きだからです。とにかくお互いに来日目的があって、なによりですね。サッカー観戦にライブ参戦は最高な組み合わせでもあります。
そして、6月の大阪城ホール公演にチケットを確保しつつ、ようやく鹿島戦に参戦できる目処がつきました。鹿島戦の翌日にパナスタでJ3の藤枝戦もあり、今回の遠征もガンバ充実度が高い。
さて、表題のように、吹田スタホームに遠征することは、みなさんのACLアウェイと変わらないです。広州から大阪まで、2500kmぐらい離れています。直行便はございますが、いつも人気で値段も高いので、遠征するときは、いつも香港経由でピーチを利用しています。
しかし、今年、広州空港第2ターミナルの開業をきっかけに、LCCの春秋航空も広州大阪往復便を運行開始。フライトは早朝6時発なので、おじさんにはきつい時間帯だが、香港経由のピーチよりは行きがだいぶ楽になるという理由で、初めて春秋航空にしました。ただ、帰りのフライトは関空深夜12時発の為、いつものピーチ香港経由で広州に戻ることにした。
鹿島戦は土曜夜だったから、土曜日出発でも試合に間に合うと思いますが、万が一のこともあり、一日前倒して金曜日に行くことにした。
それに、今回の遠征、ちゃんと数えたら、いつもより日数が増えています。その10日間は殆ど関西に動き回る予定ですので、あっちこっちに動きやすい大阪を拠点にしました。したがって、いつものように宿をウィークリーマンションに選びました。子供もいるし、ウィークリーマンションはホテルより楽ですが、ホテルと異なり、入居時間も決まっており、余裕をもって生活用品を調達したり、荷物を整理整頓したりする必要もありますから、結論というと金曜日を移動日にして正解でした。
その日を移動日だけにしてはもったいない。友人の都合にあわせて、夜は神戸に海の幸を堪能してきました。約2年ぶりの再会で、おいしいお酒を飲ませてもらいました。初日に豪華なおもてなし、いつも感謝しています。そういえば、イニエスタの話はほんとうに面白かった。やはり地元にスーパースターがいると、雰囲気もカラッと変わりますね。たしかに、広州もパウリーニョや、タリスカ、カンナバーロなどがいますけど...笑
神戸に行く前に、阪急の2Day passを買おうと思ったけれども、気づいたら阪急インフォメーションセンターが閉まってて購入できなかった。どうせ土日もパナスタに行くから、翌日に手に入れて2Day passを土日に使うことにした。
HANKYU TOURIST PASS
https://www.hankyu.co.jp/global/en/tickets/information/index.html
とにかく阪急沿線行くならベストな選択です。特に京都、神戸方面はすごくお得です。JRパスよりもコスパが抜群。パナスタに行くときは梅田駅から山田駅まで行ってモノレールに乗り換えればいいので、たとえば、京都や神戸方面に行ってから、パナスタに行く手もありますし、前々から重宝しています。
JRパスとかは遠距離移動ならコスパ最高なんだけど(沖縄までいけないが)、3連休や4連休を利用してパナスタの遠征を計画する場合、実際にはスタジアムや周辺しかいかないし、時間も限られていますから、さすがにJRパスは使いどころがない。
似たような周遊バスは京阪も用意されています。
そして、念願の鹿島戦。場所は我らのホーム、パナソニックスタジアム吹田です。
パナソニックスタジアムができてから、毎年来ていますね。気づいたら、万博に行く回数より多いです。スタジアムが魅力なのか、ガンバが魅力なのか。とにかく、スタジアムに来られるだけで幸せです。
子供も同行することで、ゴール裏ではなく、メインに近い席にしました。初めて来たときより、だいぶ鍛えられたので、膝上に乗せて一緒に観戦できる我が子、誇らしいですけど、3列目だったことで、スタグルの調達にも一苦労でした。
パナスタのスタグルメはほんとに種類が多く、おいしいものも多い。たこ焼きが一押しですが、焼肉屋のグルメも毎回売り切れていて、うんざりですけど、あの焼肉屋さんがサポに嫌われているものの、グルメだけは…笑
ただ、グルメの売り切れなんかよりは、一番困るのはあの行列。人気のお店はほとんど15分以上並ぶし、時間のロスがもったいない。スタジアムが満員のときはもっと大変だった。やはりスタグルを楽しみたいなら、2時間前にスタジアムにいないと無理ですね。
あ、大事なスタグルの写真を撮り忘れたので、ご了承...笑
3列目でもピッチまでこんなに近い。最前列なら考えられない。普段はゴール裏だから、トップの試合の観戦にはこういう経験はほんとに貴重で、専用スタジアムの見やすさに驚くばかりです。
今まで主戦場がU23の食野選手だけど、トップに定着できてほんとうに嬉しい。16年シーズンからの食野推しだから、最近はいつも食野のユニフォームを着ています。なおさら、先制点の時は、めちゃくちゃ興奮して、超ガッツポーズでした。15年ACL恒大戦の先制点の時より、心臓が飛び出るぐらいやばかったです。
J1初得点してから、亮太郎の活躍はもちろん目立つですが、サポーターの間に今シーズンから話題となり、ツネ様に重宝される注目株 湧矢、湧矢ァァア!!も目が離せません。
僕も真似して叫んでました。この近さで福田くんを堪能できるなんて、ある意味で贅沢だし、運がよかった。左サイドで山本をチンチンする福田くんを観て、そのうち海外にバレたらどうしようと、少し心配し始めたとか...笑
もうひとり注目した選手は今ちゃんだった。守備固めに投入されて、逆転ゴールは免れた。もともと怪我でコンディションも微妙だったが、試合に復帰できてよかったと思ったが、シーズン中に移籍となり、まさかの見納めとは思いませんでした。
試合結果は残念だけど、パナスタは鹿島の関西ホームだから、勝ち点をもぎ取れたと思えば、少し納得できたか。本音というと納得してないですけど。
挨拶にきた選手たちにスマホを構えたものの、結局、皆さんの背中しか撮れなかった。このあと、半分ぐらいいなくなったことを思えると、ほんとに寂しくて、プロの世界は思ったより厳しいなぁとつくづく思いました。
帰宅のとき、やってしまった案件が発生。
入場者数も相当だったから、いつもより遅れてスタジアムから出ることにしたものの、モノレールまではこの大行列。
普段は公園東口駅からモノレールに乗り込みましたが、今回は油断しました。嫁さんと二人だけだったなら、なんとかなるレベルだけど、子どもがいると、ほんとに大行列が天敵です。
これは天河スタジアムが恋しくなる案件ですね。しばらく、パナスタの帰り問題が解消されない気がします。今さらではないですが、初めてパナスタに訪れるサポーターなら、間違いなく頭を抱えるはずです。
結局、梅田の宿に戻ったのは夜11時半ぐらいでした。
そして、翌日。不完全燃焼のトップ試合を忘れて、セカンドの試合に足を運び、楽しんできました。ハイタッチ会の申し込みもあって、またもこのルートでスタジアムへ向かった。トップより、ずいぶん観客が少ないのはセカンドの特徴です。
申し込み時間ギリギリまで受付に駆けつけました。数年前からセカンドの試合にハイタッチ会が開催されたものの、申し込みに遅れたり、忘れてしまったりして、結局参加することができなかったですが、今回は、子どもと一緒ということで、良い思い出になればというつもりで、受付の時間をちゃんと確認して時間の余裕をもって、無事に受付に申込表をいれてきました。
もちろん、申し込めば誰でも参加できるわけではないので、抽選が必要です。日頃の行いがよいのか、ほんとうに恵まれたか、わからないですが、はじめて参加するのに、当選しました。
今までは、一度もファンサービスに受けたことない人間にとって、このハイタッチ会は神様からのご褒美かもしれない。特に注目な王新宇選手もベンチ入りですし、今日の試合は思い入れのある試合になるに間違いないから、王新宇選手とハイタッチできるなんて、後世まで語り継がれる大事件...笑
あと、すごく印象に残ったのは田尻選手です。うちの子は背が低いから、ハイタッチのとき、一部の選手に気付かれないままスルーされてしまいがちですが、田尻選手だけは少し腰を落として、ハイタッチしてくれた。すごく気遣ってくれて優しかった。子どもも喜んでくれた。立派な選手になるには、こういう気遣いも欠かさないかなと思い知りました。
たぶん普段はスタジアムツアーにしか足を踏み入れられないピッチですが、ハイタッチ会後、スタッフに案内されてピッチに近いエリアで選手たちの練習をみることになりました。
ハイタッチイベントで少し分かってきたのが、森下監督の人気。他監督が嫉妬するぐらい、サポーターに声をかけられていました。これがサポーターに信頼されている監督の実力か!加入リリースのときに比べて、あんなにサポーターからの評価が逆転してしまうケースもめずらしい。いや、愛されている監督さんはほんとに幸せです。
皆さんの要望に応えて、コンチャ選手をいっぱい撮ってきました。ここまであんまり出場機会なかったから、なおさら注目されてしまうコンチャ選手ですが、ボールタッチが柔らかくスペインらしくて少し興奮してきた。
もちろん、ベンチ入りの王選手も注目です。いままでイヤーブックから名前しか知らなかった王選手、どういった経緯でガンバを選んだか、興味津々です。こんな選手がいるからこそ、ガンバへの愛着は増すばかり。
ハイタッチイベントを終えて、メインに戻りました。セカンドの試合を観戦するときにしかメインに座ったことないけれども、前日の鹿島戦であの臨場感を体感してきたものとしては、いつかメインでたこ焼きを舌鼓しながら、トップの試合をゆっくり観たい。
先発のコンチャ選手、ドリブルで存在感を示します。(ドリブルするときの写真は撮れなかった)
ユースで活躍して抜擢され、セカンドの戦力として数えられるユース子たちは、実はセカンド観戦の醍醐味でもあります。数年前は食野くんに一目惚れしてしまったが、今回は川﨑くんに目を奪われてしまった。あのドリブル、あのポテンシャル、やっぱりガンバユースは最高ですね。
試合結果はいうまでもないでしょう。劇的な勝利というか、先制点の献上に定評のあるセカンドだけれども、蓋を開けてみたら、逆転勝利というめちゃくちゃ気持ちいいい試合でありました。髙木選手の2ゴールも最高だったし、奥田選手の逆転ゴールもザ・モリゲチルドレンという感じでした。
試合後、2年ぶりに藤枝サポの方と再会しました。前回は万博でお会いして、今回はパナスタで再会したのはすごく縁を感じた。来シーズンは藤枝までお邪魔しますと話したら、セカンド継続しないかどうかとのことを心配してくれた。来シーズンもセカンド継続してくれたら、ほんとに藤枝に行かなければならないなぁと真剣に検討しなければならない案件ですね。
来日して最初の3日間でこんなに充実度の高い旅だとは、まったく思いませんでした。まだイエモンのライブに行ってないのに(笑)。
というか、この間、総経理との雑談で将来の夢はなんですか?と聞かれて、さり気なく、週末のガンバ試合観戦です!と答えた。そう思えば、ちょっと太っ腹ですけど、たしかに物理的に不可能ではないですからね…(苦笑)
その夢を叶えたら、テレ東に関空で取材されるかしら…
※ちなみに翌週に代表戦もあって、はじめてトヨスタに行って参りましたが、また話が長くなりそうなので、別途綴ります。
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