見出し画像

複利の力を実感できるのは最低〇年である【投信に必要な運用年数】

数ある投資の中で投資信託(投信)を選ぶ一つの理由として「複利」効果が得られることが挙げられる。

分配金として利益を受け取るのではなく、利益が出るたびに再び投資することで複利効果が得られる。

私は30歳までに1000万円を投信に投資して以来、毎月つみたてNISAで積み立て投資を続けている。

投信を始めてから今年で10年になるが、最近ようやく複利効果を実感できる程度に利益が増えてきたと感じる。

例えば毎月5万円を積み立てて年利5%で運用したとすると積み立て金額と運用効果はこうなる。

資産運用シミュレーション : 金融庁

10年くらいから複利効果が表れ、20年、30年後には加速的に資産は膨れ上がっていくのが感覚的にお分かり頂けると思う。

72の法則を使うと、年利5%で運用すれば15年で元本の2倍を超えることもわかる。

個人的な感覚になるが、私の実感としては10年で複利効果を実感し始め、20年で驚くほどの効果が得られ、30年では恐ろしいほどの複利効果が得られる。

したがって、複利効果が得られるのは最低10年以上続けた場合だと個人的には考えている。

これが投信を始めるのは早ければ早いほど良い大きな理由である。

また、若いうちは時間が大きなアドバンテージである。

未来がある若者こそ、時間を味方につけることで数十年後には驚くほどの資産を構築できるのだ。

若いうちは欲しい物もやりたいこともたくさんあるのに、お金がないという状況になる。

それでも若いうちから少額でもいいから貯金をして投信を始めることは将来信じられないほど大きな効果を生むと私は自分の経験から実感している。

できるだけ多くの若者がこの真理に気づき、動き出せる助けになることがこのブログの目的でもある。

では40代、50代、60代になったら複利効果は見込めないのかというと、たしかに時間的なアドバンテージは小さい。

しかし今すぐできるだけ多くの金額を投信に投資することで、複利効果に近い成果を短時間で得られる可能性がある。

しかしこの場合は短期間に投資することで時間的な分散投資ができず、損をするリスクがあることに注意が必要となる。

投信の基本原則は長期運用、分散投資であり、投資期間が短いとリスクが高くなることは避けられない。

思い立ったら早めに自分のリスク許容範囲内の金額を投資に回すと複利効果が得られる可能性が高い。

最後はやると決めたらすぐに実行に移せるフットワークの軽さがものをいうのはどんなことでも共通のようだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?