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【ハードボイルドストーリー】「シンクロメッセージ−5」

【ハードボイルドストーリー】

「シンクロメッセージ−5」


つづき

 俺は、、、

 

 旅行用のキャリーケースに少しの荷物を詰め込んで列車に乗った!何時もの事だが列車に揺られながら様々な目的地あるいは俺の任務を最短時間最短距離で遂行する行動計画を自分の思考回路に記録していた!!

 しかしながら奇妙に他の客の列車内での動きが慌ただしく、通常の列車内には思えぬふしがあったのだ!!列車が駅で停止する度に客が乗り込んで来る事は当然だが、明らかに客の動きが慌ただしく思えたのだ!!列車内での客が全員では無いかと思われる程右往左往していたのだった!!

 みんながみんな俺に何か言伝を伝えたそうな雰囲気が俺の思考回路に奇妙に伝達されるコンタクト性を感じて取ってはいたのだが誰一人として俺に何かを伝える事は列車が目的地に到着し下車しても話しかける事は無かった!!

唯一、明らかに理解出来た事は1人の少女が!そうだ!!あの時、あの時にカフェにいた綺麗に髪を編み込んで白いドレスを着た少女と類似した少女だった!!そして、その少女は俺の横を通り通り過ぎる寸前でスカートの両端を掴み身体を少し沈めて、まるで舞踏会で踊る前と踊った後の仕草のようであったのだ!!それが何を意味するか!俺には皆目見当がつかなかった!!一つ理解出来る事はその少女が小中学生であろう!と云う事くらいであったのだ!!

 駅の改札を出た俺は何やら駅構内の警備巡回をしている警察官集団に出くわした!!俺は渡りに船ではないだろうか!と思い1人の巡査に色々と街の事を聞いた!!警察署の署長かも知れなかった!何故ならそれ程土地勘が無い男であったからだ!

 俺は、その場を立ち去り駅構内に連携した商業施設内にあったカフェで一休みを取る事とした!!

俺は温かいコーヒーを注文し、席に着いて暫しゆっくりと身体を休めていた!コーヒーを飲みながら暫し休んでいた俺だったが、俺がようやく周囲に目を向けた時、

そこには、、、  つづく


【御注意】このストーリーは全てフィクションです!登場人物、背景、建物、ストーリーの全ては作者の創作に過ぎません!少しの出来事を創作によって膨らませたストーリーです!

#GARTlogic総合エンターテイメント研究所 #アーティスト福智一正

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