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ハードボイルドストーリー「シンクロメッセージ−7」

 突然、、、
 「バシッ!」と音がしたので俺は音の先に目をやると俺の視界の入って来たのは、それは、あの崩れかけた美しい女であった!女はカフェの中からガラスに片手を貼り付けて、そしてその崩れかけそうな顔は益々歪み目は大きく見開かれ、そしてその目の形すら何か大きく歪み何処か低空な所を見つめているような?あるいは、何も見ていないような複雑な眼をしていた!
 それはおよそ何かの衝撃を受けた!と云う様相であった!!何か余程の話を聞いたのか?余程の物を見たのか?あるいは誰かに見つけられて恐れているのか?見てはならない人物あるいは物を見たのか!それとも、そこにいるはずのない人物と出会ったのか?出くわしたのか?俺の思考回路ではおおよそ、そのくらいの何かが女の身の上に起こった!と云う事だろう!!
後は体調不良と云う事かも知れない!しかし女はとにかくカフェのウインドウに片手を貼り付けて、微動だにせず、1点を見つめた感じで顔は頬がコケたようで顔面蒼白!固唾を呑む!と云う雰囲気で固まっていた!
 しかしカフェの中に集う多くの客は何事も無い用に楽しく語り合いコーヒーを飲みスイーツを頬張っていた!それはおよそ実在しない女が実在しているのでは無いか!!と俺に思わせるくらいの眺めであった!!俺は電話をかけながら、女は突然、何か目が覚めたように逃げるように足早にカフェを飛び出し何処かへと消えていったのだ!!
 一軒のカフェの中で起こった出来事とは思えぬ一人の女の挙動不審な一幕であった!!しかしながらカフェの客も店員も何事も無かったかの如く普通!と言える雰囲気であった!!俺一人が怪訝に感じたのだろうか?それは誰かが知りえているのか?いないのか?俺にか皆目見当のつかない判断材料のない一幕と云うしか無かったのだ!!
俺は電話を終え、そのカフェを後にした!
 日はすっかりと夕暮れの闇を落とし出していた!そうして俺は随分と気温の下がった街へ出た!
 そこには、、、 つづく

【御注意】このストーリーは登場人物、地域、場所、建物、背景は全てフィクションであり作者の創作の世界です!お間違い無きようお願いします。
そして、芸術、芸能活動の一環として直接インターネット上に書き込みされた物であるため誤字脱字あるいは記入ミスもありますのでご了承ください

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