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【アーティストハードボイルドストーリー】「シンクロメッセージ−3」

【アーティストハードボイルドストーリー】「シンクロメッセージ−3」
 
 子供は店内で走り回り幼稚園くらいとは言えカフェの店内を走り回る光景はほとんど見なくなった時代だから奇妙に懐かしく思えたのだ!
そして、このカフェは真新しいカフェだが昭和の初期に比較的大きな都市には多数存在して賑わっていたものだが、この地域に存在する事事態不思議に思えたのだ!席はといえばボックスになっていて昭和初期を思わせる雰囲気だった!
 その親子の隣には何か懐かしい一人の女が座って静かにアイスコーヒーを飲んでいた!少し現代のアイドル女の子は綺麗に進化していて華やかだ!しかし体型をキープして歌って踊る事は並大抵では無い!!そんな事を話した!
その女は帰った後、俺はトイレに入り出て来ると、別席に同じ顔で同じ洋服を着た女が座っていたのだ!しかしだ!?女の顔の一部分!鼻の穴が上を向いていたのだ!
鼻の穴が見えるだけで雰囲気が変わり印象が変わってしまったのだ!!俺の思考回路はコンマ1秒くらいだが停止し、子供の頃の間違い探し!を思い出した!俺は、どこまでレトロなカフェだろう!と暫し立ち止まっていたのだ!

 その後、俺は数時間の間、仕事をこなし、一息ついたのだが、今度は別席に噺家と思われる男が女を連れて大声で話し込んでいた!!
俺が噺家と認識したのは、身振り手振りが高座で話す時の扇子をパリパリ叩く仕草だ!俺は間違い無く噺家だと断定出来たのだ!!
大袈裟に話をして自分で笑っている姿は高座の噺家であった!!
それ1つとって見ても昭和初期の喫茶店と云う雰囲気であったのだ!!
この日の俺は別次元にいた感じで何かが動き出している?そう察知したのだ!!
 その笑い声は女子生徒達の笑い声と共に高らかに響き時代背景さえ変えていたのだった!!
俺は、、、つづく

【ご注意】この作品は人物、カフェ、地域、時代背景、ストーリーの全ては、フィクションであり、作者が日常的、様々な出来事、記憶の片隅、そうして創作の世界を自由に駆使して制作してストーリーです!
G ART logic総合エンターテイメント研究所
アーティスト福智一正
inJAPAN 2023/10/15

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