きっと俺は、そういう奴を待っていた。
最近の俺は
深夜になると必ずと言っていいほど
聴くバンドがいる。
昼間はあまり聴かないかもしれない。
深夜に誰にもバレないように
独りでこっそりと聴くバンドだと俺は思う。
だからどのバンドかは
ここでは教えてあげない。
これはあれだ。
中学生の頃の俺と同じだ。
銀杏BOYZやらホルモンを
親にバレないように
コソコソ聴いていた俺だ。
そんなドキドキ感を22歳になって
再び感じさせられてしまった。
本当に多分中学以来のこの感情。
さらにタチが悪いのが
俺みたいな奴がそうなることを狙って
奴は曲を作っているようにも見える。
しかも多分歳も俺とさほど変わらないし
なんならそう遠くない所にいると思う。
久々に悔しい気持ちになっている。
やっている音楽もめちゃくちゃおもしろい。
ジャンルも不明だし完全に新たな音楽だ。
俺のやってる音楽とは全然テイストが違うし
どちらが優れているというのは
当然無い訳だがそれでも悔しいと感じる。
その反面、嬉しいとも感じる。
普通にめちゃくちゃ聴いている。
機会があれば今度ライブも
足を運んでみようと思うくらいだ。
しかし奴は多分俺のことを知らない。
遥か彼方へ行ってしまう前に
すこし急がねばと思う今日この頃。
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