見出し画像

MOTHER3のリュカとフリントのこと

Nintendo Switch Online に追加されてから大分経ちますが、GW初日(わたしのGWは5月1日から)にクリアしました。
そんな中、18年ぶりにプレイして初めて気付いた事実がありました。

!これより下はMOTHER3のネタバレを含みます!

作中、仮面の男と戦ってるときにフリントがリュカを庇い倒れてしまうのですが
その後からだとリュカ、仮面の男に攻撃できてしまうんですね…
いや、攻撃できるのは知ってたんです。でも攻撃するとヒナワが「あなたからたたかうのをやめて」って言うので
昔はそこで攻撃をやめてたから気付かなかったんです。

これを見てから自分の中に18年居座り続けていたリュカとフリントの間のあれやこれやに変化がおきました。

◆ ◆ ◆

自分の目には、三年後のフリントはリュカをネグレクトしている父親…みたいに映っていました。リュカを放置し、ヒナワの墓参りとクラウス探しを繰り返す姿がそう見えてしまったわけですね。今生きているリュカをもっと構ってあげてほしいって思っていました。
タネヒネリ島の幻覚を見るに、あの件からずっとリュカはクラウスがいなくなったことに対して自責の念をもっているようなので。

でも、仮面の男戦で戦いに割って入ってリュカを庇った姿を見ると、フリントだってリュカを思ってはいたんだと思いました。
最初は仮面の男に対して「なぜかこうげきができなかった」となるリュカが、庇われたあとから攻撃できる事実を併せて踏まえると、「クラウスがおとうさんに暴力を振るった」ことに対してリュカもなにかしらの気持ちを抱いたから攻撃できた、と思ったのでした。

ヒナワの訃報を聞いて取り乱して暴れた事は、リュカからしてもショックな光景でしたが、フリントからしてもショックだったんじゃないでしょうか。
これでお互い、どうにも触れあう機会ができず気まずい雰囲気になってしまった。
リュカがクラウスを止められなかったことを悔いているのも知っていたから、クラウスさえ見つかれば悔やまなくていいんだと思って、三年間クラウスを探しまわっていたのかな、と。
だからエンパイアポーキービル地下で「とうとうクラウスを見つけたぞ」ってそんなことばかり言うてるんだろうなぁ、と。
作中で誰かが言うてましたがあまりに不器用な姿です。そりゃあ、ネグレクトしてるように見えるよね……

なので、フリントはリュカに対してネグレクトをしていたという認識から
リュカを思ってしていたことが結果としてネグレクトに見えてしまったんだ
という認識に変わった…というお話でした。

◆ ◆ ◆
今回、名前を変換して遊んだんですが、思い入れのあるキャラの名前で遊んでも大分堪えるもんがありました。
元の作品でも死別するとかなんらかの「別れ」を想起する要素がある場合のダメージはそれなりにあります。
刺激がほしいひとはやってみましょう、自己責任で!

わたしはこれで遊んでました

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?