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新人ブログ【第11回】 編集部 企画担当ってこんな感じ!

こんにちは。2018年度入社の新人Nです。

今回は「編集部 企画担当」のお仕事についてご紹介します。

▶企画を考える

企画担当は、その名の通り、企画を考える部署です。

何から企画を考えるのか、企画担当(法律書)のIさんにお話を聞きました。

読者のニーズから

法律書担当のIさんは、若手の法律実務家や研修生に会ってひたすら話をし、ニーズを聞き出したのだとか。

テーマから

(1)新聞や雑誌の旬の話題から

法律書では、新しい法律や、法改正などが企画になることも。

(2)すでに出ている本の売れ筋から

すでに出ているものを超える、新しい切り口を探して本に。

著者から

この著者なら間違いない!という人を捕まえて、書いてもらう。

という方法があるそうです。上のことは一例で、他にも色々な方法があります。私も現在企画の練習に奮闘中です。

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△企画担当者によるフォーマットデザインの依頼(右)。読者対象と本の内容にあったフォーマットを考えます

▶人とつながる

本づくりにはたくさんの人とのつながりが必要です。つながる相手は読者であったり、著者であったり、デザイナーさんであったり、色々な人がいます。

企画担当のKさん曰く、ひとりと繋がると、他のたくさんの人とのつながりを得られ、このつながりが、「本の可能性を生む」のだそうです。

本の内容からデザインまで、人とのつながりは、いろんな本ができる可能性を引き出してくれます。

Kさんは以前発刊した本に対して、読者の方から、「この本が良かった、もうひとつほしい」という言葉をもらい、それを原動力にして、その本の第2弾を考えるようになったそうです!

▶本の魅せ方を考える

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△『裁判官!当職そこが知りたかったのです。』のカバー案。カバーデザインは最後の最後まで悩みます

企画担当者は、本の中身だけではなく、タイトル・キャッチコピー・カバーも考えます。

Iさん曰く、本以外のものからも情報を手に入れられるようになった今、物(本)として「手に取りたい」「そばに置きたい」と思ってもらえるようにするため、外見も大事にすべきとのことです。

中身が良くても、カバーに魅力がなかったら、読者に手に取ってもらいにくくなってしまいます。本の外側の要素もおざなりにできません。

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△『実践!!契約書審査の実務』(左下)、そのカバー案(上)と、改訂版(右下)色が異なると受ける印象も異なります

▶就活生の皆さんへ、メッセージ

最後に、Iさん、Kさんから、メッセージです。

Iさん

「就活であなたの価値が決まることはありません。身体と心の健康を第一に、根を詰めすぎずに頑張ってください」

Kさん

「出版社の編集は、著者の先生や読者の方、ライターさんやデザイナーさんなど色々な人と協力して本をつくりあげるお仕事です!人と話すのが得意な方、たくさんの人と関わるのが好きな方はぜひご応募ください!」

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というわけで、今週は編集部 企画担当のお仕事についてご紹介しました。

来週は、編集部のもうひとつの担当、「編集部 制作担当」についてお伝えします。

(2019.03.22)