ベンチャーお笑いサークル 現状調査 (ルナジリオ・びぃんback、GOC)
・ベンチャーお笑いサークル 現状調査
大規模ではないこれから発展していく
サークルを紹介するこの企画の第一弾は、
獨協大学お笑いサークルルナジリオ
文教大学お笑いサークルびぃんback
東京学芸大学お笑いサークルGOC
に焦点を当てている。
在籍メンバー数など基本的な情報に加えてどのような活動をされているのか等を、各代表の方へのインタビューを基に紹介していきたい。
① 獨協大学お笑いサークルルナジリオ・文教大学お笑いサークルびぃんback
・サークル在籍メンバー数
ルナジリオ
演者6名、スタッフ3名
びぃんback
演者5名、スタッフ4名
・サークルの実態
サークル体制として2サークル合同で活動をする場合がある。
大規模ではないサークルがよく直面する問題にライブの数に見合うだけの演者数が足りないことが挙げられるが、ルナジリオ・びぃんbackもその例外ではない。しかし、それぞれの大学で行う学内ライブが重なる場合には月に2回ある学内ライブを、演者数を上回るコンビ数で補って盛り上げている。
特に学祭の時期は多忙を極めている。
その理由として、以下の3点が挙げられる。
①ルナジリオ・びぃんback同士で重複しているコンビが多い
②獨協大学と文教大学の学祭日程が被っている
③びぃんbackでは8組で1回公演を3日間で6回開催している
(そのうち1回はOBが出演する回あり)
その為、びぃんbackと被らせない為にルナジリオの学祭ライブ時間を夕方に変えたり調整を行なっているそうだ。
参考までに昨年度のルナジリオ代表阿久津くんの学祭でのライブスケジュールを紹介したい。
学祭1日目(金曜日)
11:00 びぃんbackでのライブに出演
↓ライブ終了後、文教大学から獨協大学へ移動
15:00 到着後ビラ配り
17:00 ルナジリオでのライブに出演
学祭2日目(土)
11:00 びぃんbackでのライブ
13:00 びぃんbackでのライブ
学祭3日目(日)
11:00 びぃんbackでのライブ
13:00 びぃんbackでのライブ
*(月) 阿久津くんが組んでいるコンビが木曜会Z(明治大学のお笑いサークル)にも所属している為、この日も明治大学にて木曜会でのライブ出演
計4日間で10回もライブに出演。
なお、各ライブにて阿久津くんが出演するコンビが重複している場合が多い上に、びぃんback・木曜会の打ち上げにも参加、またライブ前のビラ配りなど、大学間の移動も含めると
かなり多忙な学祭期間を過ごしている。
もちろんサークルに所属している人数が少ない為、学祭期間だけでなく普段の活動においても各個人の負担は大きいが、メリットとしてネタをライブで試せる機会が多いこと、
また所属するメンバーそれぞれがやりたい事が出来る自由さだけでなく、積極的に活動を取り組もうとする主体性もサークルを通して身につくだろう。
続いてびぃんbackについて、代表のでぃさんにサークルに関するアンケートを行なった。
Q、サークルに所属して良かったこと
A、びぃんBackは人数が少ないので、その分全員とたくさん関われて仲良くなれるのがよかったです!学内ライブも、出るコンビが基本足りないのでたくさん出れるし、とにかくのびのび自由に活動できたのもよかったです!居心地が良くて毎週活動が楽しみです!
Q今後、どのようなサークルにしていきたいでしょうか?
A、のびのび自由に居心地がいいってみんなに思ってもらえるようにしたいです!
楽しくて毎回活動に来たくなるようなサークルになったらいいなって思います!
Q、びぃんbackから見たルナジリオの印象
A、びぃんBackとルナジリオはほとんど一緒に活動しているのでルナジリオへの印象はあんまりびぃんBackと変わらないです!でもルナジリオの文化祭の会場の大きさとか、音響照明、ライブ前の映像など、本格的ですごいなって思います!
Q、いいなと思う他のサークルを一つ教えてください!
A、帝京大学お笑いサークルア☆テンションさんです!去年の文化祭にゲストで呼んでもらったのですが、みなさんに優しくしていただいてすごく雰囲気のいいサークルだって思いました!文化祭のライブの企画のコーナーでは全員で盛り上がっていて、楽しそうで素敵でした!
*調査報告
ルナジリオ・びぃんbackは、別々の大学に属する二つのお笑いサークルが合同となって活動している珍しい活動体制である。だからこそ大規模なサークルにはない良さがあった。
それは、サークルとして一つの形になれているということだ。所属メンバーが少ないからこそ各個人間での情報共有などの連携が取りやすい。また、自分たちでサークルを動かしていかないと誰かがやってくれる訳でもないのでそれぞれが意識的に動かざるを得ない環境になっている。
そして何よりも、大学を超えた仲の良さが感じられた。
私自身も何回かライブ等でルナジリオ・びぃんbackの活動に参加させて頂いた際に本番前やライブの雰囲気、打ち上げなどから、協力関係として合同という方針なのではなく単純に良好な友人関係がサークル同士で築けている為に、
合同という形をとっているのだと感じた。
今後、ルナジリオ・びぃんbackのさらなる盛り上がりを願って応援したい。
・サークルの代表さん紹介
ルナジリオ代表 阿久津さん
(高校時代にテレビで見た当時学生芸人だったペコリーノさんをきっかけに、NOROSHI決勝の動画を通して大学お笑いの存在を知る。)
サークルの良さとして、大規模ではないゆえに個人間の関係性の深さ、こじんまり感、居心地の良さなどサークルとして一つのコミュニティーができていることを教えてくれた。
あのサークルいいなと思うのは、専修大学のお笑いサークル「STRIP GUN CLUB」
理由として、このサークルに所属している同じく3年のアバンチュールを見て、自分達で成長できる環境がある、サークルの雰囲気の良さなどを感じたという。
今後どのようなサークルにしていきたいかと伺うと、
「学生お笑いを楽しむコミュニティーになったらいいし、サークル自体続いていけばいいな」
びぃんback代表 でぃさん
好きな食べ物はコロッケ。
この回答からわかるように、とても人柄が良い。
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② 東京学芸大学お笑いサークルGOC
・サークル在籍数
東京学芸大学お笑いサークルGOC
演者 20人 スタッフ 17人
(新入生を除く三学年)
・サークルの実態
GOCは比較的人数が多いサークルであり、創部から今年で14年とそこそこの歴史を持っている。にも関わらず、イマイチよく分からないGOC。今日はその実態を探って行きたいと思う。
「キャラの立った演者たち」
GOCの魅力といえば、独特かつ独創的なキャラの立った演者たちである。先日卒業した偉大なる狂人 ゆうD をはじめ、 漫才の REDLIST、この前のNOROSHIで躍動した まもちゃんどりる 、どれをとっても強烈な個性を感じられる。やはり学芸大学という教員養成大学に通う部員にとって、舞台とは普段出せない狂気を爆発させられる場なのだろうか。
「GOCの学園祭〜小金井祭〜」
1年のうちで1番大きな学内舞台が小金井祭である。とにかくこの小金井祭は集客がすごい。
例年3日間で5公演をおこない、どの公演も来場者数が100人を超える大学内でも随一の人気を博していている。注目したいのはその客層の幅広さで、客席には連日 幼稚園児からお年寄りまで多くの方がライブを見に足を運んでくれる。
「洗練されたスタッフワーク」
そしてGOCを語る上で外すことができないのは何といっても洗練されたスタッフワークである。
舞台設営にはサークル創設時から力を入れており、平台を1から組み立て暗幕を使い完全暗転を徹底している。そこに照明・音響等の機材が充実し、それを完璧に操るスタッフがいる。
ライブの始めと終わりの映像も欠かせない。GOCのライブは演者の誰よりも先にOP映像がお客様の目に触れる。そして最後はED映像で締める。サークルが一体となってライブを作ってるのである。
GOCの伝統として脈々と伝わるこういったスタッフワークこそ、学内ライブがたくさんのお客様、たくさんのリピーター方に愛されている理由だろう。
続いてGOCについて、現代表のあいばさんにサークルに関する幾つかの質問をしてみた。
Q、サークルに所属して良かったこと
A、お笑い好きの仲間に出会えたこと!特に先輩は褒めるとチョロいのですぐ奢ってくれます!(先輩方すいません)
Q今後、どのようなサークルにしていきたいでしょうか?
A、マイナーじゃなくてメジャーって呼ばれるようなサークルにしたいです!
Q、GOCのここをみてほしいというところは?
A、gocはピンネタが強いので是非見て欲しいです!!
Q、いいなと思う他のサークルを一つ教えてください!
A、好きなことを好きなだけやってるイメージのある、明治大学お笑いサークル木曜会Zさんがいいなって思います🙈
まだまだ発展途上であるGOC。ぜひこの記事を読んでくれたあなた、学内のライブに足を運んでみてはどうだろう。
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