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ひとのときを思う

なんの気なしに『JT』のCMを眺めていると、その歌声に聞き覚えが。

「あれ!?トニーフランクが歌ってる!?」


※こちらがトニーフランク。顔、逆さ絵?

急いでYouTubeで調べました。

ぜんっぜん違いました!キヨサクさんすいません!

めちゃくちゃいい歌ですよね。歌が流れた瞬間、手を止めて見入ってしまいます。赤ちゃんが『タケモトピアノ』のCMが流れた瞬間泣き止むのと同じ感じで。

ちなみに、赤ちゃんが泣き止む理由は、

・音がランダムで飽きない
・本能的に振り向く音が多い
・音楽の途中でリズムが変わる
・歌っている財津さんの声が、赤ちゃんにとって心地よい440ヘルツの音域に合っている

という、赤ちゃんの興味を引くポイントがつまった曲だからだそうです。となると、JTのCMは、おじさんを心を射抜く何かが、詰まっているのかもしれませんね。

勘違いではありましたが、トニーフランクの歌声もすごく好きです。

アニメ『オッドタクシー』でかかる曲なんですが、普通に泣きましたもの笑

この歌声も、おそらく心地よいヘルツが出ているのだと思います。


馬ちゃん(トニーフランク)とは、大阪時代によく飲みに行っていました。

馬ちゃんは、いわゆる『立ち呑み屋』が好きで、

「馬ちゃん、飲みに行こうよ。」

と誘うと、いつも全然知らないお店に連れて行ってくれました。僕だったら、先輩を絶対に連れて行かないであろう、ディープで、神秘的で、バチクソ汚いお店にも、遠慮なく連れて行ってくれました。

馬ちゃんが好きなお店はたいてい狭いのに、馬ちゃんがいつも大きなギターを背負っているせいで、お客さんが、場所を詰めてくれたりもしてました。けど、お店の店長さんや常連さんは、嫌な顔ひとつせず、

「おう!馬!来たんか!まぁ一杯飲めよ!」

なんて話しかけられてて、

『馬ちゃんは、芸人だけでなく、関わる人みんなに愛されてるんやなぁ』

なんて思ったりもしました。


もう簡単には会えなくなってしまったけど、今も、きっと愛されているんだと思います。

「いつか俺がそっちに行った時、また、昔みたいに、何の遠慮もなく、全然知らない、ディープで、神秘的で、バチクソ汚い店に連れて行ってくれよ!またな!」

、、、馬ちゃんが死んでるみたいになってしまいました。ごめんなさい。馬ちゃん、めちゃくちゃ生きてます。

こないだ東京に行った時、たまたますれ違いましたし笑

はやく、一緒に飲んでた人たちと、気兼ねなく飲めるようになりたいですね。

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