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新たなるチャレンジ

吉本興業の場合、コンビ1組につきマネージャーが1人付くということはほとんどなく、マネージャーは複数のコンビや、タレントさんを抱えることになっている。

あまり仕事がない若手などは、デスク扱いと呼ばれ、1人のデスクの方が、若手数百組を担当していることもある。

僕たちの担当マネージャーは、僕たち、ガクテンソク(←慣れるためにわざわざ書いたよ)と、ハイヒールさん、からし蓮根などを担当している。


担当が同じだと、同じ番組に呼ばれることも多く、僕たちはよく、ハイヒールさんとご一緒させていただく機会が多い。

そして、今日もハイヒールさんの番組に出させていただいた。

その収録中、ハイヒール・モモコ姉さんが、

「あんた、髪の毛ヤバいなぁ?」

と、突然おっしゃられた。するとリンゴ姉さんも、

「正面見たらわからんけど、横から見たら、頭のカタチくっきりやん!」

と、被せられた。

僕は元々、猫毛のストレートで、毛量も少ない。そして、つむじも大きいので、中学生の頃、センター分けが流行ったとき、つむじを起点に髪の毛を分けてみたら、分け目が『広場に続く道』みたいになってしまった。

その結果、学校で『若ハゲ』と陰で言われはじめ、僕本人にバレないように、隠語として『ハゲ』を取り、僕の影のあだ名が『若』になり、ハゲをイジられているはずが、老舗の二代目みたいになったことがある。

その頃は、本当にハゲと思われたくなかったので、つむじが目立たないように髪型を工夫した。

二十代に入ると、『木を隠すなら森の中』理論で、金髪で髪色を地肌の色に近づけてみたり、逆に地肌を見せていこうと、スキンヘッドに近い坊主にしたりしていた。

ただ、三十代になって、あまり毛量が減ってないように感じたので、

『なぁんや、元々こういう髪質なだけやったんか。』

と安心して、あまり気にしないようになった。

なんなら、髪の毛で遊びだしたりもした。

※3年前の金髪時代

そして、最近では人生ではじめてパーマもあてている。

髪の毛のことなんて、頭皮のことなんて、この数年、気にしていなかった。


そして今日、ハイヒールさんにイジられたことで、鏡でしっかり髪の毛を観察してみた。

『へ、へ、へ、減った?』

ミスったー!そういう髪質やとタカくくってたー!年齢的に薄くなることは当然あり得ることやし、そうなると、元が細くて少ないんやから、ちょっと減っただけで、どえらいことになるなんて想像できたやろうが!バカが!

事実に向き合わせてくれたハイヒールさん、本当にありがとうございます。ただ、姉さん方は、一度イジりだすと、向こう2年はイジり続けることも存じ上げています。


というわけで、奥田は育毛を始めようと思います。オススメとかあったら教えてください。

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