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ギニア滞在中に国内のガソリン供給が止まる


こんにちは!
愛車の三菱デリカでアフリカ大陸縦断中の管理人です。
ゴールの希望峰を目指して走り抜けます!

これまでのルート

ユーラシア横断日記まとめ → https://note.com/gakusnote/n/n48038e4e5994


◆2023年12月18日(月)

7:00移動開始。昨日に引き続き首都コナクリを目指す。登校中の小学生はみんな薪を頭で運んでる。今日は学校で焚き火するのかな?

途中でロベというそこそこ大きい街に寄ってATMでキャッシングしてからsimカードを購入。そしてこのロベという街、別に襲われたりするようなことはないと思うけど、とにかくガヤガヤとしていて全く落ち着けなかったのでガソリンだけ入れてすぐに離れることに。しかしガソスタに行ってみるもガソリンはなぜか売ってないらしい。

そのまま30分ほど運転しているとパトカーが後ろから猛スピードで追いかけてくるではないか。ものすごい剣幕で怒られ300メートル手前まで引き返すよう言われる。言われた通りに戻ってみると警察のチェックポイントがそこにはあった。笑 どうやら検問を突破してしまったみたいだ。でも警察はみんな(椅子にダルそうに座りながら)お喋りしてるだけだし地元の人は全員素通りしてるし、なんでオレだけ止められなきゃいけないんだよ。警察からはデリカを追いかけたガソリン代を払えと言われる始末。どうなってんだこの国の警察は。言いがかりにしては酷すぎだろ。ひとまずチェックポイントで停止しなかったことは謝ってそのまま去ろうとしたけど、色々といちゃもんをつけられて解放させてくれないし金まで要求してくる。あ〜、面倒くせぇ!20分ほど拒否し続けてたら遂に諦めて(?)くれた。そしてなぜかそのまま一緒に昼を食べることに。意味不明すぎる。皮肉にも警察にいちゃもんをつけられたところは日本が何かしらの支援をしている街だった。  

とにかく警察とのやりとりですごく疲れた。急いでコナクリを目指すぞ。そんな僕の思いとは裏腹に道路はとんでもない悪路となり、道路と形容することが難しい道がずっと続く。そしてコンクリと地面の繋ぎ目は段座が10センチ弱くらいあって100キロ進むのに5時間もかかってしまった。

ガソリンも底をつきそうなので通りかかったMamouという街にあるガソスタへ。なぜかこの街のガソスタもガソリンないらしい。この時点で16:00過ぎだったのと、車中泊できそうなとこを探すガソリンすら残ってなかったのでホテル泊することに。ガソスタから1番近いホテルに行ってとりあえず1泊させて欲しいということと、ガソリンが手に入るガソスタを教えて欲しいということを伝えると受付のマッチョから衝撃の回答が。

「今はギニア国内でガソリンは販売されてないよ」

聞くところによるとコナクリにある石油貯蔵施設が爆発したせいでギニア政府が国内のガソリン流通を全てストップさせたらしい。ホテルの人もこんなことは初めてとか言ってた。ガソスタでガソリンが売ってなかったのかそういうことだったのか。

というか、この街から出れないやんけ。

コートジボワールとナイジェリアのビザ申請のためにコナクリへと向かわなきゃいけないから、どうにかしてガソリンを入手できないか懇願。するとバイト君3人が闇市まで案内してくれることになった。闇市で1時間もガソリンを探し回ったけどガソリンはどこにも売ってなかった。

悲壮感に溢れた顔でホテルに戻るとなぜか従業員がまかないを分けてくれる。ご飯に乗ってるのはキャッサバの葉っぱらしい。警察と一緒に食べたご飯と見た目は似てたけど味はこっちの方が美味しかった。食事中、この街にどこかWi-Fi使えるカフェ的な何かあるか聞いてみたらどこにも無いだって。ホテルにもWi-Fiないしどうしたものか。

マジで困ったよ。

つづく

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