見出し画像

人類史上初の○○を目指すイギリス人


こんにちは!
愛車の三菱デリカでアフリカ大陸縦断中の管理人です。
ゴールの希望峰を目指して走り抜けます!

これまでのルート

ユーラシア横断日記まとめ → https://note.com/gakusnote/n/n48038e4e5994


◆2024年1月2日(火)

早朝にマムーを出発してコートジボワール方面へ。その辺の集落で買ったバナナを食べ続けぶっ通しで運転。トイレもなぜか1日中ずっと我慢し続けた。

そういえばその辺の道路標識も中国語だし、中国資本の会社の前も通ったし、中国の影響を強く感じる。さすが大国。

もうすぐ陽が沈む時間になって寝床探し。

国道2号線の道路からそれた脇道へ進むといかにもキャンピングカー風の車が2台。ナンバーを見るとイギリス出身。彼らは男4人組のようだ。よかった、よかった。アフリカでその辺で車中泊するのは結構怖いんだよ。人数が多い方が安心できる。

「君もアフリカ旅行中?夕飯が余ってるから、もしよかったら食べてもいいよ」

だって。

朝からバナナしか食べてなかったから遠慮せずにチャーハン、ドーナッツ、焼きそば、全部食べ尽くした。そして最後にジュースもいただく。

「ごちそうさま!で、君たちはどこに向かっているんだい?」
「俺達はこれから北上するんだ。南アフリカからギニアまで8ヶ月もかかったよ」
「南アフリカからここまで8ヶ月?車で移動してるのに何故?」
「オレらは車で移動してるけど、彼は違う(赤毛のラスを指差す)」
「彼は…違う…?」
「彼は走ってアフリカ横断中だ」

走ってアフリカ横断中?嘘だろ?
何かの聞き間違いだろう。

「ごめん、どうやって横断中だって?」
「走ってだよ」

ラスは鉄人だった。彼は人類でまだ誰も成し遂げたことのないランニングでアフリカ横断しようとしているらしい。南アフリカからギニアまで8ヶ月もかかったのは1日最大60キロしか進めないから。そしてラスをサポートする彼の友人達はその旅路を撮影し帰国後はドキュメンタリー映画を制作するらしい。

モロッコから南下してきた僕と南アフリカから北上してきた彼らがギニアのその辺の草むらで出会ったことに奇妙な運面を感じた。

鉄人ファイトだ〜!

つづく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?