顎関節症の社不日記-187日目

 おはうよごいざます。

 家を出て半年が過ぎた。正確には家を出てからだと199日ほど経つはずなので、まあ記念といえば記念といえる。

 前の日記の更新から2週間。この間にここで散々文句を言っていた仕事を辞めることになった。ある程度続ければ多少仕事に愛着も出るかと思ったが、少なくとも半年程度では別に仕事自体には何もいい感情は出なかった。いやほんと。
 職場での会話の話だが、仕事柄あまり特定の人と週に何日も一緒に仕事をすることがない。結果共通の会話が仕事の話になる。しかも本当に嫌なことに『仕事仲間の陰口』8割で回っている。
 本人がいる前ではもちろん言わないのだが、休憩時間になると本人がいないところで「○○?声甲高い癖に最近声も出さないでさ~」「わかるわ、別に顔がいいわけでもないしせめて元気はよくしてろよな」という感じの会話が交わされているのだ。確かにそうだとも思うことも中にはあるが……。
 褒め言葉が出ることはあまりなく、陰口だけが飛びかう。仕事が出来ない人は人のことを言えず黙り、仕事がそこそこ以上に出来る側の人だけが笑っている。これを見るたび自分が入った後すぐ辞めた先輩がこの現場を見て自分に小声で告げたことをよく思い出すのだ。
「今こうやって悪く言われてるけど、○○さんも△△さんもいい人ではあるんだよ」
 確かに陰口の内容自体はわりと正しく、仕事が出来るか否かで言えば大体正論だ。人を相手にすることもあるので声は出した方がいい。作業のスピードが遅いならそりゃ早い方がいい。ミスが多いならそりゃ少ない方がいい。そういう指摘が陰口には多い。
 一番仕事が出来る人に「××(自分の本名)くんもさ、社員になれば○○さんに好きなだけ愚痴言えるよw」と冗談交じりな雰囲気で言われた。
「別に愚痴言いたいわけじゃないですし……自分が社員になっても文句言われそうじゃないですか?」などと言うと、
「別に裏で愚痴言われる分にはいいでしょ?」と帰ってきた。
 嫌だよ、愚痴なんて言うのも言われるのも、もちろん見えないとこでもさ……

 そんなこの仕事も続ければそれだけ人間関係ややること自体もある程度慣れ、行動そのものが全て『完成』されてきた。定着してしまうとでも言い換えればいいだろうか。元がどうあれ、そこにいること自体に違和感を持たなくなってしまう。生活の一部として受け入れてそのままになってしまいそうにもなった。
 ただやはり冷静に考えてみれば嫌なものは嫌だし、きっとこの世にはもっと良いところがあるだろうと思えたのでしっかり辞めることを伝えることに成功。人手が足りないらしくちょっと粘られ、予定より20日ほど長くなり10月20日以降に辞めることになった。まあ円満に辞められるならと受け入れたが、別に付き合う必要もなかった気がする。明日にだって辞めたいぜ。

 辞めたあとはまた適当にお金貰えるとこを探すことになるが、せっかくだし一度は治験とかやってみようかな、という気でいる。やったことないし。

 やる気のない時とやる気のある時とは大抵の人が日によってまちまちだろうが、自分の場合は3週間くらいの周期で2つが入れ替わる。やる気のない時に本や映画などを見ていると「これ面白いな……なんかやる気出てきたぞ」となる。そしてエンジンからガソリンが消費されるように、活動していくうちにガス欠になる。

 そんなわけでここ最近はやる気がない日が続いているのでネトフリで色々見たり、本を比較的普段よりよく読んでいる。ハイオクが満タンになる日を待つ日々。

 最近見た映像作品だと面白いと思ったのはこのあたり。

昼夜を問わず事件や事故を追っているものの、実績ゼロで解体寸前のコ班長(リュ・スンリョン)率いる麻薬捜査班。ある日、国際的な犯罪組織による麻薬密輸の検挙指令が下り、コ班長はチャン刑事(イ・ハニ)、マ刑事(チン・ソンギュ)、ヨンホ(イ・ドンフィ)、ジェホン(コンミョン)ら班員と共に、犯罪組職のアジトの目の前にあるフライドチキン屋で潜伏捜査を開始。しかし、チキン屋の主人は売り上げが上がらないため店を閉めると言い出す。他に良い監視場所が無く、この案件を解決して仕事の成果と班の存続へと賭けているコ班長は、妻に内緒で前借りした退職金でフライドチキン屋を買い取り、班員らと偽装創業を始める。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%96 より引用。

本作は,CDPRのアクションアドベンチャーゲーム「サイバーパンク2077」(PC / PS5 / Xbox Series X / PS4 / Xbox One)のスピンオフアニメだ。ゲームと同じナイトシティを舞台に,アウトローの傭兵――サイバーパンクの道を歩んだ少年の物語を,全10話のオリジナルストーリーで描く。

https://www.4gamer.net/games/189/G018964/20220913001/ より引用。

小説だと面白かったのはこのあたり。

ある日、街に現れたイソギンチャクのような頭を持つ奇妙な生物。不思議な曲を奏でるそれは、みるみる増殖していく。その美しい歌声は人々を魅了するが、一方で人間から大切な何かを奪い去ろうとしていた。(表題作) 人と人あらざるもの、呪術と科学、過去と未来。様々な境界上を自在に飛翔し、「人間とは何か」を問う。収録作すべてが並々ならぬ傑作! 奇跡の短篇集。

「夢見る葦笛」単行本 裏表紙より引用。

平凡な青年・成瀬純一をある日突然、不慮の事故が襲った。そして彼の頭に世界初の脳移植手術が行われた。それまで画家を夢見て、優しい恋人を愛していた純一は、手術後徐々に性格が変わっていくのを、自分ではどうしょうもない。自己崩壊の恐怖に駆られた純一は自分に移植された悩の持主(ドナー)の正体を突き止める。

「変身」単行本 裏表紙より引用。

 一番直近で見終わったのは「サイバーパンク エッジランナーズ」。これを書いている今日テレビで流しっぱなしにしていた。テレビ、人から貰っておいてよかった。
 でもネトフリでしか公開してない上、公開してからまだ1日しか経ってないから話題を共有できる人間が1人もいないぜ。

 「変身」は昔読んだのをもう1回読み直したのだが、こういう物語を見て育ったおかげで今の趣向になったんだなという感じだ。なのでもちろん面白い。元気が出るタイプの物語ではないが、ちょっと元気になった。

 元気と言えば最近友人が募集していたところに申し出て『クトゥルフ神話TRPG』に久々に参加することになった。 
 『クトゥルフ神話TRPG』自体はもう10年近く前から知っており、なんかかんやあって他のTRPGも含め多少やりだしたのがもう6~7年前。高校の時からだ。懐かしい。
 大学に上がって自分のPCを持ち、オンラインで知らない人とやったり、もちろん高校の時の友人とも偶に遊んでいた。
 しかしここ2年ほどは全くそういうのに参加する気が出なかった。実家にいたときに壁があまりにも薄く通話の声に色々文句を言われたのも大きいが、一番は自分の気が乗らなかったことにある。
 そうなるまでに食傷に近いような、トラウマに近いような……とにかく人知らぬところで大きな出来事があったのだが、あまりにも嫌すぎるので誰にも話さず墓までの秘密とする。

 家を追い出され実家に置いてあった10種類くらいのTRPGのルルブ、そのサプリも全部なくなり、ついでに文句を言う人間が他人しかいなくなったので声が出しやすくなった。 一人でいる時間が増え、自由に時間が使えるようになった。
 そんな中Twitterで友人が募集しているのを見てふと「あ、参加しようかな……」なんて気になったのはわりと自分でも不思議なものである。時間があるとはいえ別に暇というわけでもない。やりたいこともやることもそこそこあるのだ。けど参加を表明した。なんでだろうね。

 そうして今中々スケジュールが決まらず難航しているところだが、自分はこの機会をかなり楽しみにしている。そもそもやれるかどうかすらまだ微妙なところなのに、既に自PC(プレイヤーキャラ。TRPGでは自分の分身と言えるキャラクターを用意する)の立ち絵まで描いてしまった。結構浮かれてるんでなくて?
 あとこの機会で久しぶりにペンタブを使った。そのわりに(個人的には)上手く描けたので、いや~わりかしちゃんと描けたな!なんて思いながらクリスタを開き時々その立ち絵を見て一人頷いている。全身描いた癖にに手とか適当にしてるあたりは全く直さないのにね。まったく元気なもんだ。

 絵自体は……まあ、件のTRPGやり終えたらどっかに上げようかな。恥ずかしいので……

 よし、最近のこと書くぶんにはこんなところかな。
 この更新の調子だと次の次くらいには仕事を辞めた日記が書けるだろう。その時を楽しみにして明日も労働に耐えるとする。
 労働なんてクソですよ。学生の時にバイトをしようか結構悩んだが、こんな感じならしなくて正解だった。親の言うことも世間の言うことも別にいつも正解ってわけじゃなかったな!学生は金銭的問題がなければバイトなんてしなくてヨシ!来世があったら覚えておこう。

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