第2回AKIBACS使用白青緑イノセントスターについて

〇はじめに

おはこんばんちわ。雅紅です。
今回は193秋葉原店にて開催された第2回AKIBACSにて使用したデッキについてになります。
今回はちびドラ以降ずっと使い続けてきた最推しプレイヤーということで少しねっとり(?)と解説していこうと思います。

〇採用カードについて

まず今回使用した構築がこちら

プレイヤー:白の竜の巫女ニノ
プレイヤー裏:白の竜の巫女ニノEX

IG
4×リバース・アルター イノセントスター
4×精神の胎動
4×ニャンニャン・ダッシュ ウェアキャット
2×十二使徒 天蠍宮バルビエル
2×ドローンリアクター サクラ
4×優麗なるリベンジャー カスガ
1×青薔薇の祈り バンシー
メイン
1×光輝の名乗り イノセントスター(スタートカード)
1×あまねく世界に静穏の祝福を(ゲートカード)
4×イノセントスター&ニノ 信奉の未来(スタートリソース)
4×極煌明星竜 イノセントスター
4×光輝竜【秩序】イノセントスター
2×天頂の真理 ホーリースカイ
1×神域の歌声 エンリル
1×渓流で過ごす癒し 白峰莉花
4×あがめよー。
3×ケット・シーの市場
1×決死の防衛戦
1×正義の黄昏
1×バタフライドミネーション
1×仲良しランチ
1×ネイチャーズフェイス
EX
2×開闢を導く煌刃イノセントスター
1×ハイタイドウェイバー ルートヴィヒ
1×翠竜の桜翼 娑伽羅
2×退廃の神姫 ナトコ
1×超越の神姫 ミステリア
1×元気☆一直線! 晴夏ちゃん
1×在りし日の『黎明』エンキ
2×切り拓け、その漆黒
1×【煌刃転臨】イノセントスター
1×ぴかぴかの新入生テオゴニアス
1×恩愛の『黎明』エンキ
2×ドラミコクインテット ニノ

今回はついに最推しプレイヤーのアークゼクスが登場したということでイノセントスターを選択しました。
ところで1日前に開催された第3回アーシア杯は?というところについてはイノセントスターではなくマルディシオンを使用していました。
こちらに関しては不甲斐ない部分が多かったので割愛しますが、環境への通りはそこそこいいデッキなのかなーといった感触でした。
 閑話休題
アークイノセントスターが公開され、構築を模索していく上でイノセントスターはOB期と打って変わり、本来触れづらい領域であるトラッシュからハンドを増やすことができるVB、ハンドを全て火力に変換するめざめよーベイン、それらをサポートしワンショットまで可能にしたイデア、と様々なものを失いかなり不自由なデッキになったと言わざるを得ません。
アークイノセントスターの登場対象である「エンジェリックドラゴン」のみでは相手を押し潰すような火力を実現することは難しく、イノセントスターの本懐である「イベントを用いた迎撃」を駆使して数ターンかけて相手のライフを取りきるデッキになるのかな、といった考察の元、構築を考えていきました。
・・・9/5までは。

ということで採用カードの紹介をしていきます。

・極煌明星竜 イノセントスター

極煌明星竜(シャイニングコスモ)

待望のアークゼクス
プレイ登場時の展開能力、往復使用可能の起動能力共に高水準な域にあるといえるアークゼクスです。
任意のカードをチャージに置く手段の大きな1つであったOBを失っていますが、手札から直接登場させることができるためかなり取り回しが良いです。
さらに自壊したゼクスをチャージから引っ張り出すこともできるため従来のイノセントスターの戦略にかなりマッチした登場効果と言えます。
起動効果についてもシンプルかつ強力で、単体では機能しない分選択するイベントによって様々な状況下でコントロールすることができます。
特に直前のキャラクターデッキで追加された『あがめよー。』の存在が大きく、防御だけでなく攻撃面でも有用な能力となっています。
『ケット・シーの市場』と『あがめよー。』の2択による支配力は唯一無二であるといってもいいでしょう。
しかし問題点も大きく、使用したイベントは除外されるため使いまわしが効きません。
『あがめよー。』は攻撃面でも重要なイベントとなるため防御で撃ちすぎると攻めが弱くなり、逆に攻撃で撃ちすぎると防御で使えなくなってしまいます。
更に使用するイベントはトラッシュに準備する必要があり、イベントを捨てるカードを採用する必要があります。
もう一点これは構築単位の問題点になりますが、OBを失ったことによりチャージに任意のカードを置くことがかなり困難になりました。
アークに関してはチャージを経由しなくてもいいのですが、アークから出てくるゼクスは基本的にチャージから展開するゼクスや特に展開をしない防御的なゼクスとなり、次の展開が窮屈になってしまうといった問題点を抱えています。
最後の問題点ですが展開効果がプレイ登場時であり、登場時にゼクスの除去を行わないため面が埋まっている状態だとうまく展開を活かすことができません。
総合すると「制圧力に長けているが不利な状況を覆すことは難しく、又突破力も低いので長期戦に臨まないといけないが早々にリソースが枯渇してしまうシビアなデッキ。」といった評価に落ち着きました。
以上の点を踏まえてイノセントスターの目指す先は「まずは先に盤面にアークを配置し制圧する」であると考え、リソースブーストによる先展開を目指す構築を目指しました。
幸いドラゴンのカードプールは緑でなくともリソースブーストが可能なカードプールであり、そこまで苦労しなくとも目指す方向性の構築にはなりました。
しかし攻撃面の脆弱さを解決することは難しく、トーナメントに用いるのは難しいのではないかと、そう思っていました。

・優麗なるリベンジャー カスガ

そう思っていた時期が私にはありました。
本構築の目玉、メインウェポンでありゼクス伝説GEの生んだ化け物の登場です。
自己完結した自壊能力に加えて2ドロー1ディスによりイベントをトラッシュに捨てることができます。
序盤にプレイすることによりアークゼクスや展開先、追加のスタートリソースや必要なイベントを探すためのドローをすることができ、そのままチャージで登場するのを待つことができます。
ドロー能力により序盤の安定性を支え、自壊能力により連パン性能を飛躍的に向上させることを実現しました。
更にメインデッキのスペースをイベントで圧迫するイノセントスターにとっては嬉しいIGアイコン付き。
公開日に目にした時はオリカか…?と目を疑いました。
アークイノセントスターの構築のほぼすべての問題点を1枚で解決してしました、このレベルのアイコンが許されていいのでしょうかと不安になる1枚です。
このカードの加入により本デッキは十分な火力を手に入れることができ、このカードを複数回登場させることに重きを置いて構築していくことになります。

・光輝竜【秩序】イノセントスター

『優麗なるリベンジャー カスガ』を発射する最強展開カードと成ったカードです。
このカードとアークで盤面形成や連パンを仕掛けていくことになります。
チャージからの展開能力に3c以下以外の制限がない為、アークの前に置き蓋をするための『十二使徒 天蠍宮バルビエル』やリソースブーストを行うための『ニャンニャン・ダッシュ ウェアキャット』、そして相手の点数を取りきるためのメインウェポンである『優麗なるリベンジャー カスガ』を登場させる本構築の縁の下の力持ちです。
追加展開を行うことで3体ディンギルを降臨させることも容易く、文句なしの4枚採用です。
展開能力のコストでイベントを捨てることができる点も◎。

・あがめよー。

ニノ2つ目の専用イベントです。
序盤に2ドローカードとして使うこともでき、迎撃で2面除去、更には自壊にも行える欲張りカードであり、本デッキの序盤から最終の攻防までを支えます。
基本的にアークからプレイするイベントとなるので4枚じゃ足りないと思うこともしばしば。
序盤の安定剤+トラッシュに用意したいということで1ターン目や2ターン目からプレイしていきたいカードになっており、本デッキのマリガン基準の1つとなっています。

・ニャンニャン・ダッシュ ウェアキャット/ドローンリアクター サクラ/バタフライドミネーション/仲良しランチ/ネイチャーズフェイス

リソースブーストカードです。
イノセントスターは本来緑でなく、無理なくリソブするためには『地真竜テオゴニアス』や『桜花乱舞 テオゴニアス』を使用するのがメジャーであり、私も最初はこの2つの採用を考えていました。
しかし『桜花乱舞 テオゴニアス』についてはイベントを多数採用しないといけないというイノセントスターのデッキ性質上有効に使うことは難しく、実質的に選択肢は『地真竜テオゴニアス』のみとなります。
しかし『地真竜テオゴニアス』はドラゴンレベルを3要求するカードであり、序盤からウェイカーオープンをしていく必要のあるカードです。
そしてウェイカーオープンをするカードをアイコン帯に十分な数採用するとアイコンのカードパワーが著しく下がってしまうという問題点を抱えています。
『地真竜テオゴニアス』をハンドに抱えたうえでウェイカーオープンすることのできるカードを2枚プレイし、さらにアークゼクスとアークゼクスから展開するためのカードを用意するとなるとハンド要求値はとてつもなく高いものとなってしまいます。
もしオープンカードを採用するとなると『純白の銀閃光ホーリースカイ』『恋の応援モテッツ』『精神の胎動』から選択していくことになると思います。
まず『純白の銀閃光ホーリースカイ』についてですがOB期と違いトラッシュ回収の手段をほとんど失ったに等しい本デッキにとってIGは損することが非常に多くなっています。
チャージにおける枚数も1枚かつ山上2枚の高いランダム性、選択しなかったカードは山の下という触れにくい領域に行ってしまう。といったかつての強カードの面影もなく非常に厳しいカードであると言わざるを得ません。
次に『恋の応援モテッツ』についてですがこちらは非常に強力なカードであることは間違いありません。
ライフという触れづらい領域かつ回復1枚を合わせた合計5枚からカードを探し、手札かチャージに置くことを選べるという柔軟性はウェイカーレベル2に恥じない性能です。
しかしやはり大きな問題点も抱えています。
まず1ターン目は何もできないという点。こちらがかなり致命的であると考えます。
ウェイカーオープンを継続的にプレイしないといけないのですが1ターン目に『恋の応援モテッツ』をプレイする事になると手札が1枚も増えません。高いハンド要求値をクリアするには1ターン目に手札の増えないカードをプレイするのは非常に厳しいと考えました。
2つ目は「攻撃しないといけない」という点です。
スクエアのゼクスを攻撃するということは相手にIGをする権利を与えてしまう行為であり、不条理な展開を押し付けられてしまう可能性が発生します。
勿論相手が攻撃できるゼクスをプレイしないといったケースにおいても非常に困ったことになります。
最悪の場合スタートカードを攻撃することになりますが現行のデッキのスタートカードは強力なカードが多く、やはり不条理な展開を押し付けられかねません。
最後に『精神の胎動』ですがこちらは本構築に採用されているカードでもあります。
非常に器用な動きのできるカードではありますが「ウェイカーオープン」としての評価をまずは考えていきます。
チャージから出せるカードによって非常な展開をすることができます。
『地真竜テオゴニアス』を登場させる直接的なサポートに加え、『恋の応援モテッツ』を登場させることで強力な攻撃時能力を使用することができるマルチカードです。
しかし登場させるカードはチャージに用意する必要があり、1ターン目に使用しても何も起きません。
このカードの存在もあって『恋の応援モテッツ』などを序盤に攻撃されるといったことはほとんどないといってもいいでしょう。
『リバース・アルター イノセントスター』で『恋の応援モテッツ』をチャージに置き、『精神の胎動』で登場させるのは非常に強力な序盤展開となりますのでこの点に関してはこれらのカードを採用する強みの1つになってくると思います。
ウェイカーオープンを持つアイコンに共通して『1ターン目に手札が増えない』という欠点を持っていること、これが最大の難点です。
そして本構築で『地真竜テオゴニアス』の採用を見送った最大の理由ですが、十分な数のウェイカーオープンと『地真竜テオゴニアス』を採用すると、『優麗なるリベンジャー カスガ』を採用するのは厳しくなってしまいます。
当然ながら『優麗なるリベンジャー カスガ』についてはウェイカーオープン能力を有しておらず、『地真竜テオゴニアス』を使用することを考えると序盤にプレイすることが許されません。
ということでドラゴン特有のリソースブースト手段はどちらも採用しても強い構築にはならないな、となりました。
そして緑採用の選択肢を考えていくことになります。
緑採用の場合は「3ターン目までに緑のカードを2枚引く」「アークゼクスと展開先を用意する」を目指していくことになります。
前者についてですが、本構築は2ドローすることができるカードが『優麗なるリベンジャー カスガ』『あがめよー。』の7枚、1ドローできるカードが『リバース・アルター イノセントスター』『青薔薇の祈り バンシー』の5枚、の合計12枚のドローカード、そして起動能力である性質上相手に処理されやすい『リバース・アルター イノセントスター』と自ら自壊してチャージに行くことができる『優麗なるリベンジャー カスガ』を登場させることができる『精神の胎動』を4枚、『あがめよー。』や緑のイベントを探すことのできる『天頂の真理 ホーリースカイ』を2枚採用しており、1ターン目からしっかりとハンドを整えていくことができる構築となっております。
そして豊富なドローカードによって2枚引き込むことができるであろう枚数までリソースブーストカードを採用し、とにかく縦に引くことに重きを置きました。
ドローである性質上「アークゼクスと展開先を用意する」を同時に目指すこともできます。
『バタフライドミネーション』『仲良しランチ』『ネイチャーズフェイス』に関してはイベントである性質上『光輝の名乗り イノセントスター』や『光輝竜【秩序】イノセントスター』の起動能力のコストとして扱うことができ、後から引いても腐ることがありません。
かつ『あがめよー。』のトラッシュのイベントの必要枚数としてカウントすることもでき、無駄がありません。
『ニャンニャン・ダッシュ ウェアキャット』と『ドローンリアクター サクラ』の枚数比についてですが、『ドローンリアクター サクラ』はプレイできた際に3体ディンギルの素材にすることができ、非常に強力ではありますが、『あがめよー。』や『リバース・アルター イノセントスター』でチャージに置き、『精神の胎動』や、後攻時限定にはなりますが『光輝竜【秩序】イノセントスター』で登場させることでリソースブーストを行うことができる点を踏まえ、『ニャンニャン・ダッシュ ウェアキャット』に比重を置きました。
『ティンバーフォース』を採用したり『ドローンリアクター サクラ』を増量することによって緑の枚数をさらに増やしていくこともできますが、一旦はこの枚数で十分ではないかということで合計9枚の採用に落ち着きました。

・天頂の真理 ホーリースカイ

序盤にプレイすることにより、潤滑油の『あがめよー。』に繋げたり直接的に緑のイベントを探していくことのできるカードです。
エンジェリックドラゴンであるためアークゼクスから登場させるカードとして扱うこともでき、非常に取り回しのいいカードとなっています。
本デッキはアルターブレイクを強く使うことができるためにブレイクイベントを2枚採用しており、ハンド状況からブレイクイベントをゲーム中に2枚使用しないと判断した場合は序盤からブレイクイベントの空撃ちを行い、無理なくコストを下げてプレイすることができます。

・神域の歌声 エンリル/渓流で過ごす癒し 白峰莉花

フィニッシュターンに『あがめよー。』を連打していると膨大な量のハンドを稼ぐことができるため、余剰な手札を火力に変換するカードとしてこの2枚を採用しています。
『神域の歌声 エンリル』については『光輝の名乗り イノセントスター』をチャージから除去されてしまった際の最後の一押しなどに、『渓流で過ごす癒し 白峰莉花』については『あがめよー。』による自壊の回数に限界があることからレンジ2による攻撃で攻撃回数を稼ぐ目的で採用しています。
フィニッシュターンは『優麗なるリベンジャー カスガ』と『あがめよー。』により限界まで山札を引くことができ、ライフについては『退廃の神姫 ナトコ』で回収することができ、フィニッシュターンに1枚引ければいいカードといった性質から採用枚数は1枚ずつとなっています。

・青薔薇の祈り バンシー

3体ディンギルの降臨をサポートするカードです。
『超越の神姫 ミステリア』の降臨を行いやすくなるのが最大のポイントで『恩愛の『黎明』エンキ』と合わせて厄介な盤面を全てリセットしてスタートすることができます。
序盤にプレイするカードとしても及第点でハンドを捨てれるところが◎。

・十二使徒 天蠍宮バルビエル

蓋用カードです。
PS横に置いたアークに絶界をつけた上で『精神の胎動』でアークの前に登場させることにより突破を困難にします。
チャージからの展開テキストも使えれば非常に強力で『優麗なるリベンジャー カスガ』の登場回数を稼ぐことができます。
蓋用カードとしては『竜空天后ホーリースカイ』には劣りますが、このカードはアイコン枠に採用できる点が強みであり、本構築はこちらを採用しています。

・ケット・シーの市場

カスです。

・決死の防衛戦

最後の一押し用カードです。
本デッキの連パンの性質上必ず1枚はPS周りに置けないゼクスが出てきます。
そういったカードを火力に変換するための目的であり、フィニッシュターンに1枚使用できればいいので1枚のみの採用です。

・正義の黄昏

今回のメタ枠です。
前日のアーシア杯で「イース」が活躍していたことや「リルフィ」の8面埋めへの対抗、絶界のついた『闇夜に煌めく 姫君と竜』の除去などの役割を期待して採用しました。
1度も使用せず、使用する見込みもなかったため『ティンバーフォース』や『エンキ VS エンリル』などの小回りの利く便利なカードを採用した方がよかったと考えています。

・開闢を導く煌刃イノセントスター/ハイタイドウェイバー ルートヴィヒ/翠竜の桜翼 娑伽羅

本デッキは『精神の胎動』を何度もプレイする可能性のあるデッキのため、ある程度の枚数のウェイカーを用意する必要があります。
採用カードについては万が一リソースブーストに失敗した場合に使用することができ、絶界をつけると非常に強力な迎撃カードとなる『開闢を導く煌刃イノセントスター』、トラッシュに「エンジェリックドラゴン」を用意できなかった際のための『ハイタイドウェイバー ルートヴィヒ』、『翠竜の桜翼 娑伽羅』によってリソースに主力カードが送り込まれてしまった際の対策として『翠竜の桜翼 娑伽羅』となっていますが、『開闢を導く煌刃イノセントスター』以外は好みといったところです。

・退廃の神姫 ナトコ

ドラゴン弾にて追加された3体ディンギルの1角です。
2枚回復してライフから2枚回収といった強力な登場時能力に加えて好きな3c以下のゼクスを登場させり起動能力持ちといった超パワーカードです。
本デッキはこの3体ディンギルを使用しやすいといった点も強みとなっています。
『光輝竜【秩序】イノセントスター』と同様3c以下であればなんでも出るため、降臨時に使用した強力なアイコンたちを好きな場所に登場させることができるため、先攻3ターン目や4ターン目に質の高い展開を行うことができます。
『優麗なるリベンジャー カスガ』を登場させることができ、フィニッシュターンにうまくアルターブレイクを行えない際に使用することを考えて2枚の採用となっています。

・超越の神姫 ミステリア

ドラゴン弾にて追加された3体ディンギルの1角であり、本デッキの強みの1つです。
『恩愛の『黎明』エンキ』と合わせることによりPS諸共リセットすることができ、ミラーマッチなどの強力な盤面をひっくり返すことができます。
余談ですがミラーマッチの場合先に『恩愛の『黎明』エンキ』に乗らないと『超越の神姫 ミステリア』に全て破壊されますが『恩愛の『黎明』エンキ』を消費してしまうと相手の盤面をリセットできなくなってしまうので『恩愛の『黎明』エンキ』を使用するチキンレースが勝敗のポイントになってきます。

・元気☆一直線! 晴夏ちゃん

3ターン目に『退廃の神姫 ナトコ』を降臨することができない場合の保険です。
アイコンに強力なカードを取り揃えているために何が当たっても嬉しいですが、『精神の胎動』を採用しているためヒット率は低めです。

・切り拓け、その漆黒

『優麗なるリベンジャー カスガ』を登場させる方法で一番ロスが少ないエクストラ権です。
アークで『リバース・アルター イノセントスター』を登場させ起動能力で『優麗なるリベンジャー カスガ』をチャージにセットして動くこともでき、無理なく連パンルートに入ることができます。
後攻3ターン目に1回、次のターンに1回使うことも考慮し2枚の採用となっています。
2枚採用することにより副次的にはなりますが『天頂の真理 ホーリースカイ』を扱いやすくなっています。

〇プレイについて

・マリガン基準

先攻後攻共に『あがめよー。』、『優麗なるリベンジャー カスガ』、『リバース・アルター イノセントスター』、そして緑のカードの有無でマリガンを考えていきます。
先攻時は『あがめよー。』or『優麗なるリベンジャー カスガ』があれば他のカードが序盤にプレイできないカードだらけでない限りは基本的にはキープ、各ドローカードがない場合でも緑のカードを2枚引いている場合はキープしたいです。
特に『仲良しランチ』と『ネイチャーズフェイス』、『ドローンリアクター サクラ』については3ターン目に『退廃の神姫 ナトコ』からプレイできる可能性があるため積極的にキープしていきたいところです。
『優麗なるリベンジャー』と『リバース・アルター イノセントスター』がある場合に限り『精神の胎動』も初動カードとしてカウントできるため、キープできる手札の組み合わせは非常に広いものになっています。

・プレイ

・1ターン目~2ターン目
3ターン目の理想の状況が「リソースに緑が1枚」「手札に緑のカードが1枚、アークが1枚、アークによって登場させることができるゼクスが1枚、『ケット・シーの市場』が1枚」「チャージに3c以下のゼクスが1枚」「トラッシュに『精神の胎動』と『あがめよー。』が置かれている」となりますのでこの状況を目指してカードをプレイしていきます。
上記の理由により基本的には自らチャージに行くことができ、ドロー枚数が最も多く手札のカードをトラッシュに置くことができる『優麗なるリベンジャー カスガ』を優先的にプレイしていきます。
『あがめよー。』をプレイする際ですが基本的にはすべて手札に加えることを選択していきます。『十二使徒 天蠍宮バルビエル』や『青薔薇の祈り バンシー』、手札に『精神の胎動』を持っている状態での『ニャンニャン・ダッシュ ウェアキャット』等はチャージに置いておくことも視野に入れていきます。
更に上記に加えて後続が既にハンドに有り、リソースに置くカードも確保できている場合に3c以下のカードがヒットした場合には後々の展開を考えてチャージに置いていきます。
『リバース・アルター イノセントスター』の起動能力についても基本的にはチャージには置かない選択をしますが、『あがめよー。』と同様にチャージに置く場合もあります。
2ターン目に『仲良しランチ』や『ネイチャーズフェイス』をプレイできる場合ですが、プレイするためにリソースに置く緑のカードが『ドローンリアクター サクラ』の場合のみ打たない選択肢が発生します。
アークと射出先が揃っていたり、スタートリソースがすでに複数枚置かれている、同時に『あがめよー。』を打つことができる状況であったりするならば、4→6ジャンプを行いますが、そうでない場合には3ターン目に『ドローンリアクター サクラ』から入り、『退廃の神姫 ナトコ』をプレイしていきたいです。
・3ターン目
リソースブースト+PS横アークから『退廃の神姫 ナトコ』をプレイできるように展開します。
できればここで『退廃の神姫 ナトコ』の起動能力による展開+スタートカードにより1点取っていきたいです。
スタートカードはイデアドライブを使用されてももう一度出し直せるため、基本的にここで『恩愛の『黎明』エンキ』は使用せず、『ドラミコクインテット ニノ』で相手ターンの迎撃を強化していきます。
余裕があればアークの起動能力により『精神の胎動』をプレイし、アークの前にゼクスを登場させいやらしい盤面を作成していきたいです。
・4ターン目
スタートリソースの枚数やプレイできるアークの枚数、相手のゼクスの配置状況等により展開を考えていきます。
直前の相手ターンは自身のライフを守ることも大事ですが、次の自分のターンに相手のライフを取り切れるかどうかを考え、取り切れる場合は『あがめよー。』によりこちらが有利になるように盤面のゼクスを除去することがポイントとなります。
ここで基本的な連パンルートを紹介していきます。

前提:チャージに『優麗なるリベンジャー カスガ』1枚、手札にアークゼクスが1枚以上、チャージもしくは手札に『光輝竜【秩序】イノセントスター』が1枚以上、トラッシュにイベントが5枚以上かつ『あがめよー。』が1枚以上、リソースにスタートリソースが2枚以上

アークをプレイ登場、アークの能力により『光輝竜【秩序】イノセントスター』登場、『光輝竜【秩序】イノセントスター』の能力により『優麗なるリベンジャー カスガ』を登場→『恩愛の『黎明』エンキ』をアークにシフトし任意のドラゴン(主に前ターンに使用したアーク)を回収、アークでPSのゼクスを攻撃し破壊、『優麗なるリベンジャー カスガ』と『光輝竜【秩序】イノセントスター』でPSに攻撃→『優麗なるリベンジャー カスガ』自身の能力により自壊、アークの起動能力でトラッシュの『あがめよー。』をプレイ、『光輝竜【秩序】イノセントスター』を破壊→2枚目のアークをプレイ登場、チャージの『光輝竜【秩序】イノセントスター』を登場させ、『光輝竜【秩序】イノセントスター』の能力により『優麗なるリベンジャー カスガ』を登場

基本的にはこの動作を繰り返し行い相手のライフを攻撃していきます。
上記ルートを踏まえた上でこのターンにライフを取り切るほど殴れない場合は、追加で1点~2点与えて再びPS横に絶界をつけたアークを配置し、相手ターンに備えます。

・相性

起動能力によりイベントをプレイする関係上『トリック・サマー ローリエ』の存在が攻防両方で致命傷となります。
NSに設置しているならば『あがめよー。』を手札からプレイし除去することで自由に動くことができるのですがPSに設置されると手出しすることができません。
更に今環境のトップシェアとなってきた「ノーブルグローヴ」はこちらのリソースを減らしてくるので『あがめよー。』をプレイした上で迎撃をすり抜け、相手のライフを取り切る必要が出てきますのでかなり相性は悪いのではないかと考えています。
実際に当日は「ノーブルグローヴ」相手に先攻3ターン目に理想の展開をした上で後攻3ターン目に『トリック・サマー ローリエ』を登場されてしまい、こちらの行動を著しく阻害され、後攻4ターン目に敗北してしまいました。
先攻を取ったうえで敗北してしまうならどうしようもないのではないか?となりましたが、アークの起動を使えないことを踏まえ、3ターン目に自身のPSとPS横絶界アークを放棄し、3ターン目から相手のライフに圧力をかけていけば4ターン目のキルに希望が持てるのではないか?と思い至ったのでこれから検証していきたいと思います。

・改善点

ここまで長々と解説してきた中でこれまでは「PS横に絶界アークを立てて構える」というプレイを行ってきましたが、これが少し誤りだったのではないかと現在は考え直しています。
PS横絶界アークは確かに強力ですが、4キルできるデッキになったのならばもっと前に出していき、3ターン目の打点を意識するべきではないかと現在では考えています。
これは先の相性の項で触れた「ノーブルグローヴ」対面を考えた際に思い至りました。そして絶界アークは『ケット・シーの市場』を構えている性質上どの位置にいても処理されるのは展開後となり、PS横でなくとも役割を遂行することができます。
絶界付与をアークを処理するゼクスに付与させることを強制させることができず、PSからの攻撃で倒されてしまいますので有効なプレイヤーについて検証が必要かと思われますが、長期戦をしたくない本デッキにとってはこの方向性のプレイが正解に近づいているのではないかと現在は考えています。

〇おわりに

以上が第2回AKIBACSで使用した白青緑イノセントスターの解説となります。
トラッシュ回収やリソース回収に乏しく、使用するカードの管理にかなり気を遣うデッキですが、そんな中でも非常に扱いやすく第一線で活躍できるデッキになったのではないかと思います。
結果は4勝2敗で予選落ちと残念な結果となってしまいました。
そして自身では人生初となるジャッジ案件を1ゲームに2回もやらかしてしまいました。運営の方や対戦相手の方に多大な迷惑をかけてしまい大変申し訳なかったです…。
基本的に疑われないようなクリーンなプレイを心掛けているのですが、2連戦2日目の予選最終戦ということもあり自身のプレイや様々な点が至らなかったなと反省しています。
本構築はそれなりの自信作でしたので予選を抜けれなかった以上に自身のプレイによりゲームとは関係ない点でケチをつけてしまったのが非常に残念でした。ごめんよニノ…。

これまで以上の長文になってしまいました。最推しプレイヤーの自信作だし仕方ないね。
それではこの辺で、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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