見出し画像

LUMIX S5IIを踊ってみた撮影で使ったインプレッション

静止画機能の作り込みに甘さが見受けられるも概ねいい感じ。

どうもお世話になります、スーです。
先日よりTwitterで大騒ぎしております、LUMIX S5IIでありますが、無事に発売となり、私も発売日に入手してきました。

ヨドバシカメラマルチメディア梅田で購入。販売応援のN様いつもありがとうございます。

開店直後の店舗で確保。その後、30分で設定を実施し、いきなり実践投入。

クオリア新大阪での撮影。

スタジオ撮影が終わったら、たこ焼きを食べつつ。

クオリア新大阪の最寄り駅近くにある、某たこ焼き屋さん。通いたいぐらいに美味しい。

更に今度はロケで実戦投入してきました。

気温が5℃ぐらい。薄着のりンごさんめっちゃ寒そうでした。

また、このインプレッションを書くことを目的として、早速動画を作成。

朝9時から動画投稿が22:30ですので、怒涛のような一日をすごした、というわけです。

画質の改善はあったの?

ありました。前評判ではそれほど変わらないということでしたが、カラーサイエンスは確実に向上しています。肌色が以前よりもきれいな発色をするようになっていたり、人物の立体感や靴の光沢感などがよりくっきりと出るようになってます。この点はS5やS1を遥かに凌駕しているように見受けられ、結構びっくりしました。どんどん使っていきたい。

で、実のところどうなの?

すごい。大満足です。(動画について)
そもそも、前機種であるところのLUMIX S5で踊ってみたの撮影で使う要素(色調整可能な記録方式・本体だけでモニタリング可能な機構・優秀な手ぶれ補正・運用可能なレンズ群の豊富さ)が揃っていたので、文句の付け所がないのですが、それに加えて「信頼できるオートフォーカス機能」がついたのが今回の改善点です。

実は、今回の撮影にあたり、上記の動画ではジンバル設定を今まででは考えられない設定で撮影しています。具体的に今回のジンバルでのカメラ設定は、ISO1000 絞りF2(24mm F2のレンズなので、開放)シャッタースピード1/125ということで、至近距離に被写体があれば、その後の追随が初代S5ではほぼ不可能な設定です。それをあっさりこなした(むしろスーが撮影NGをだした)のは、非常に連続AF動作のレベルが高いと、言わざるを得ません。

ただ、とはいえ、過信するのは危険でして、いくらかAFが迷う瞬間もありました。しかしながら、初代S5のように、一旦AFが迷い始めたら以後ずっと使いモノにならないのではなく、スッとAFが機能して復帰するので、そのまま撮影が続けられる点(迷ったところは後で撮り直す)がとても優秀でした。実際、ロケ時間はいつもより短めに終わっています。

以上の理由により、踊ってみたで使うに当たって不足のないどころか、お釣りが来るレベルで満足できる動画カメラになっていると自信を持って言えます。本当にパナソニックさん、ありがとうございます。

じゃあ不満点は無いのかというとそうでもない。

ここからは不満点です。いずれも以前はできていたのに、できなくなっている点から、将来的にファームウェアのアップデートで改善するのであろうと思っている内容ばかりです。

スチル機能について

さんざん言われてるので、「なんか変わったんかな?」ぐらいに思っていたのですが、結構挙動違います。一番言われているのが、AF-C中のファインダーでの見え方が(通常60~120コマで表示するのが)30コマに落ちる点ですね。これは動体を撮らないスーにはあまり気にならないかな?と思っていたのですが、それなりに気にする感じではありました。

また、AF-C動作中、他社のカメラ(特にソニーなんか)では、どこにフォーカスがあたっているかの緑色の小さなインジケーターが出てくるのですが、このカメラではそれが出ません(!)瞳・人物を認識すると枠が出るのですが、それより前にカメラがどこにフォーカスを合わせているのかを知る事ができないので、正直不満です。
もちろん今まではシングルAF(毎回ピント合わせをしてからシャッターを切る動作)で撮っていたのでAF-Cを使わなければ問題はないのですが、動画でコレだけ素晴らしいAF動作をするのですから、写真でも使いたいと思ってしまうわけで…もう少し考えられなかったのかな?と正直思います。これもいずれ改善することなんでしょう。

意外なところでAF-ONボタンにも違いが…

スーはオートフォーカスを動作させる際に、AF-ONと書かれたボタン利用します。これは、半押しでオートフォーカスを動作させると、ビデオ録画の際にオートフォーカスが勝手に動作するのを防ぐためです。なお、メーカー推奨のビデオ録画の方法はビデオ録画専用ボタンを利用するのですが、そっちは手ブレ補正のON/OFFに割り当てています。このほうが効率的。
このAF-ONボタン、個体差なのか厚みが増えたことによる影響なのかは不明ですが、押し込むストローク量がS1/S5から変わっています。確実に押し込まないと反応しなくなっており、以前のような軽いタッチでは押せなくなっているため、右手が若干疲れるという弊害が出てきました。レンズにあるFnボタンにAF-ONを割り振ったり、写真撮影の時のみ半押しAF動作を有効にするなどの手で対策すればいいのですが、今までと異なる操作を強要されるわけではないにせよ、快適に撮影できなくなったのは少しだけ残念なところではあります。しかもコレについてはファームでの改善はできない為、どうすることもできない点が辛いところでした。
もしくは、これ、経年使用で柔らかくなっているかもしれません。もともとこんなもんだった説はあります。難しい。実際のところはどうなんだろう。

まぁなんというかギャーギャー言ってますが…

そんな形で、現状のLUMIX S5IIは、「概ね満足」といった具合です。コレでいい動画をどんどん撮っていくぞー!おー!と言った具合です。
取り急ぎ、現在はそんな感じであります… ではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?