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「優れるな、異なれ」 4年益子雄気

皆さん、こんばんは。元ベイマックスの辰弥からブログリレーのバトンを受け取った、益子雄気です。紹介にあったように、サンシャインでの惨劇を引き起こしたり、辰弥のYシャツでアイスの容器を掃除し始めたりと…飲み会にまつわる数々の証言がございますが、私の記憶にはございません(笑)。
冗談は置いといて。
せっかくの機会なので、ある軸に沿ってサッカー部での4年間をサクッと振り返りたいと思います。個人的、そして些細な出来事です。自分用のメモ感覚で書きます。メッセージ性はないです。興味ある方だけお読みください。
ではいきます。
1年、4~7月。
高校卒業後2年の浪人を経て、このサッカー部に入りました。
当時の僕はデブ of デブ。身長168cm, 体重85kg。
肥えたお腹が邪魔で自分のつま先見えませんでした。(浪人時代はサッカーどころか運動すら一度もしておらず、1日4食の生活。)
こんな奴が仮入部期間最終日にジュビロのウインドブレーカー着て現われます。
恐怖ですよね。
そんな僕は当然入部走をクリアできるはずもなく。
結局、7月中旬に犯罪級ショートカットとレストの延長を重ねに重ねてクリア。ようやく練習試合に出始めます。
ピッチ外では、同期の輪に上手く飛び込んでいけず。
担当だったビデオ係の仕事をほとんど一人で巻き取り、「量」で異なろうとしました。
まあ、強引に居場所を作りにいっただけです。
1年、新人戦の頃。
それからずっと「サッカーってどうやってやるんだっけ?」状態だったけど、奇跡的に新人戦に出場。この辺りから同期の伊澤とのプレー機会が徐々に増えていきます。
ゼロからサッカーを積み上げる必要があった僕は、成長速度上げるために上手い選手の真似をすることに。その代表例が伊澤です。(伊澤には他にも多くの優れた点がありますが、)ヌルヌルとしたドリブルやボールキープの部分を見様見真似で。
ただ、その質の観点でコピーがオリジナルに勝るはずもなく。
そして、彼との序列の差は更に広がっていきます。
3年目のシーズン。彼はスタメン、自分は主にメンバー外。
他にも自分より上手い選手はゴロゴロいました。当落線上にすらいない自分。当然でした。だから素直に応援しました。
3年、11月。代替わり。
「ラストだから、少しは試合に絡みたいな。」
しかし、周りの選手に対して勝ち目なんてありませんでした。
同一軸での競争で優位になろうだなんて、僕には難しかったのです。正直、頭打ちでした。
だから、少し頭を切り替えてみることに。
チーム内でのポジショニングを意識しました。空いている領域はどこなのかと。
考えているうちに、パサーとして特徴のある選手がちょうどいないことに気がついたんです。特にスルーパスやラストパス。
それからはボールをこねることは控え、パスを自らの特徴にしようとプレースタイルをほんの少し変化させていきます。
そして、現在。
今シーズンはコンスタントに試合に絡めてはいます。その要因は、外部的なものがほとんどであることは確かです。先輩の引退で中盤の人員が減ったこと。伊澤がポジションを一列下げたこと。瑞樹が怪我で不在だったこと…等。
ただあの時、自身の差別化ポイントを探ろうとしていなかったら、今ほど試合に絡むことは不可能だったはずです。
このサッカー部を「強者」と「弱者」とであえて分けるとしたら、僕は4年間「弱者」。
多くの要素で質的劣位だった。
それら劣っている要素軸の引き上げだけでは、到底及ばなかった。
それでも生き残りたかった。チームに貢献したかった。
だから、みんなとは少し違う領域に旗を立ててみた。
「弱者」がそれなりに競争を生き抜くために、
「優れるな、異なれ。」
おしまい。
わがままなブログでしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
次は、絶賛メンタルから肉離れ中の佐藤宇海です。
ピッチ内外で存在感放つ宇海のブログ、お楽しみに!