見出し画像

お気に入りのLEDライト Boltzen 55w




 CAME-TVの小型スポットタイプのLEDライト Boltzen 55wは、ここ最近購入した機材の中でも特に重宝している「買ってよかった」機材です。55Wの高出力で演色性も良く、フレネルレンズ付きの胴体の伸び縮みで照射角を変更でき、なおかつ汎用性高いSONY NP-Fバッテリーでも駆動できるので(ただし高出力時は注意が必要)、最近の取材では必ず携帯するライトです。FANは内蔵されているものの、かなり静音設計。インタビュー時のバックライトや、特に食品系の取材には重宝します。自然光にプラスしてピンポイントで照射することで、食品に差し込む朝の光や夕日を演出できます。

画像1

 Boltzen 55wは現在、デイライト固定タイプとバイカラータイプ(色温度調整可能タイプ)の2種類が出ています。バイカラータイプは本体に色温度調整ツマミが存在し、色を可変する事が可能です。巨大なLED発光体であるCOBはスジ状になっており、赤色と青色それぞれのLED素子(チップ)が埋め込まれていて、発光の塩梅で色を変化させているようです。(冒頭の写真を参照、手前がバイカラーの単板素子)

画像3


 バイカラータイプの色温度は公表値では5600k-3200kとなっていますが、簡易カラーメーター(LUMU Light Meter)で測ると、概ね5000k-3000kと、全体的にアンバーにシフトしている印象。昼間の自然光と一緒に使うにはデイライト固定タイプのほうが良い気がします。しかしながら目立ったグリーンやマセンタシフトもなく、かなり演色性は良いようです。

画像2


 同じく、LUMU Light Meterで明るさも計測したところ、デイライト固定タイプに比べ、バイカラータイプはデイライト側で概ね1/3絞り分くらい、若干暗く、タングステン側だと1段くらい暗くなる印象です。ただこのコンパクトなライトでも55Wと高出力なので、そこそこ明るいのは変わりません。
(ちなみに、このLumu Color Materは、キックスターター当時、クラウドファンディングで手に入れたもの。現場で結構便利です。このカラーメーターについては、また別日にnoteに書きたいと思います。)

 光量ツマミ(また色温度変換ツマミ)と電源ON/OFFのボタンは独立しているので、電源をオフっても、それぞれの設定が変更される事はありません。変換時はパラパラと多少段階的に色が変わっていくのがわかる程度ですので、そこそこ細かいステップで変換される模様。

画像5


 ここ最近のモデルは少しアップデートされており、フレネルレンズが刷新されていました。右が従来型で、左が新型。ボコボコタイプから、糸巻きタイプになっています。またライトをささえるヒンジは付けたまま収納できるバッグになった事、(以前はヒンジをいちいち外して収納する必要があった)またヒンジのネジ部分が菊座になった事で不意にライトがお辞儀しない仕様になりました。新型ヒンジにはアンブレラ等を差し込める穴も設けられていたので、アンブレラタイプのリフレクターやデフューザーを付けてみる、というのも良いかもしれません。その際、バーンドアやフレネルレンズを外した方が拡散性が良くなり、かなり明るくバウンスさせる事もできます。現在ではウチには無くてはならないライトになっています。

自分が時々PodCastで配信している映像系ネットラジオ「しゃべりきりRADIO」でも、このLEDライトについて話していますので、参考にしてみてください。

画像4

【Cinema5D CAME-TV Boltzenレビュー動画】
https://youtu.be/AFB5Dj_0i2M
【Lumuカラーメーター(iPhone用)】
https://lu.mu/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?