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ラベリアマイクの正しいつけ方

この記事はこれまでのウチのFacebook記事で最高のアクセスがあって、いまだに時々リアクションがあるので、リバイバル記事としてnoteに掲載しておきます。以下は基本的に元記事の転記になります。(note用に多少修正。)

・襟元に付けるポイント

最近ネット動画等で残念なラベリアマイクの付け方が散見されます。以前はきちんと音声さんにマイクを付けてもらう事が多かったこの業界でも、昨今ではカメラマンがワンマンでラベリアマイクを付けたり仕込んだりする事も多くなったと思います。ラベリアマイクの取り付け方や仕込み方は音声さんによりノウハウが微妙に違ったりしますが、今回は主にUWP-V1等の比較的安価な業務用ワイヤレスラベリアマイクを例に、自分の取り付け方を紹介したいと思います。

ポイントは「マイクから伸びたケーブルをピンを中心に一巻きして服の裏に回す」です。これだけでマイクはなかり安定し、見た目も奇麗です。

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例えばネット動画でよく見られる、マイクのケーブルをそのまま下にダラって垂らしてしまう方法。これですと、マイクが安定しないばかりか、ケーブルを服の裏に回したとしても服からはみ出て来る事が多いのです。一手間を惜しまず、一巻きしてケーブルを裏に回してみましょう。一巻きしたケーブルはさらに服の裏地で、ピンに挟むとガッチリと固定されます。(写真参照:ケーブルを破損しないように、挟みどころを注意、ピンのギザギザの谷に挟むように)

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・Tシャツなどに付ける場合

困ったことにUWP-V1など業務用のワイヤレスマイクには純正の縦型クリップが存在しません。RAMSA等の、いわゆる放送用のマイクであれば、マイクの方向を変えられるクリップが存在しますし、音声さんがいる現場では、あらゆる服装にその場で順応してくれますが、自分のような時にワンマンで取材に向かう場合、やっかいな服装がTシャツ等の、クリップの付けにくい服です。Tシャツやタートルネック、トレーナー等にラベリアマイクを付けるノウハウはそれぞれありますが、個人的には縦型のクリップが欲しいところです。そこで放送用のクリップを買って利用するのも良いのですが、たかがクリップ、されどクリップで結構高いんですよね。。自分の場合、結局は純正のクリップのワイヤー部分を丁重にペンチ等で無理やり縦型にして使っています。純正のマイククリップは「SAD-HV1B2」という型番でSONYから4個セット3000円で購入可能です。1個あたり800円程度。これならワイヤーねじり途中で1つ逝ってしまってもギリ諦めがつくかもしれません?

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ワイヤーを曲げる時のポイントは、ラジオペンチで一息に(丁重かつすばやく)サっと縦にねじる事です。変にためらいながら曲げるとポキっと折れてしまうかもしれません。

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結果としてポキっとはいかず、すべてウマく行きました。先日の取材でも案の定、女の子がTシャツでしたが、このクリップのおかげで難を逃れました。

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Tシャツなどにラベリアマイクを取り付ける場合、フカれ、音圧等を考慮し、ケーブルをのばして胸元上あたりに付ける、いわゆる「テレビロケ風」が一般的かもしれませんが、個人的には見てくれがあまり好きになれず。。だからといって仕込みマイクは服のスレなど、さらに難易度高くなるので、ある意味この取り付け方が自分の着地点。ただ口元からかなり近くなるので、フカれや音圧には気をつけたほうが良いと思います。(V1の送信機側のATTは高めに設定したほうが良いかもしれません。)

もっともラベリアマイクは無指向性なので、かならずしも口元に向いていなくても大丈夫なようです。見てくれを気にしなければ、通常のクリップで装着するのもよいでしょう。

ラベリアマイクのクリップに関しては、「いやいや、もっといい方法あるよ」という情報ありましたら、ご教授くださいませ。

最後に、元記事では、いろんなプロフェッショナルの方がコメントくださっているので、こちらのコメント欄も参考になると思います。

https://www.facebook.com/gaipromotion/posts/1207864805907048/


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