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ミストフィルター使用時に必要不可欠なアイテム発見。

映画撮影では定番のミストフィルター、光を演出するために有効なアイテムですが、自分も映画を意識した作品を撮影する時は、おおよそブラックプロミストフィルター(Tiffen Black Pro-Mist 1/4)を常用しています。

一方でフィルターワークはゴースト発生リスクと隣り合わせで、自分は何度か痛い目に遭ってきました。特に小さいモニターでチェックしている時はゴーストを見逃してしまい編集時点に苦労して消した事も。効果としてのゴーストであればいいのですが、特に街明かりの光源が溢れている場面で、手持ち撮影などをやった時は悲惨なほどチラチラとゴースト祭りになります。

解決策としては、ほんの少しフィルターを傾けると場面により消えたりします。一部プロ用でフィルター角度を変更できるマッドボックスなどが存在しますが、スチール用の一般的なねじ込み式フィルターの場合は為す術がありません。中古カメラ屋でときどき見かけるジャバラのフィルターホルダーを利用する話もありますが、装着が結構手間です。そこで自分は苦肉の策として、パーマセルで無理やりフィルターを浮かして固定し、角度を付けたりしていました。

そんな折、Facebook広告でとある商品に目が止まりました。その商品の目的はもちろんフィルターを傾けるためのものではなく、別の目的で作られたものでしたが、自分はそれを見た瞬間に「これだ!」と思いました。その名もラピッドフィルターシステム(Rapid Filter System)。

すかさず58mm径と77mm径を購入。しかしながら購入直後はプロミストを使う場面もなく、しばしフィルター脱着目的で使っていました。(当初の目的)これはこれで劇的に便利で、買ってよかったと思ったのですが。自分の真の目的はコレではありません。

さて、いよいよブラックプロミストの出番です。ちなみにイメージとしては、こんな感じで、ワンタッチに、しかも任意の角度でフィルターを傾けられます。

これで、傾ける前と、傾けた後の効果を以下の動画で確認してみてください。

かくして完璧にゴーストを制覇しました。これは自分にとってすばらしいアイテムです。枠もチープな感じがなく、剛性のあるアルミ枠で動きもねっとりと心地よい。意図した角度をしっかりキープしてくれます。

これを使って、先日も近所の風景を切り撮ってみました。使用したカメラは写真にある通りBMPCC4Kで、レンズはNOKTON 60mm F0.95(PRONEWSの記事執筆のためにお借りしたもの)おかげでゴーストに悩まされる事なく、瞬時に綺麗なフッテージを手に入れることができました。以下の動画を是非ご覧ください。

Rapid Filter System、すばらしいです。ただし広角レンズに関してはケラれる可能性があるので、ステップアップリング等で余裕を持った径にするなど工夫が必要かもしれませんが、もし同じ悩みを抱えていた方、お試しあれ!

関連リンク

【PRONEWS】
[OnGoing Re:View]Vol.75 35mm判換算120mm相当の大口径マイクロフォーサーズNOKTON 60mm F0.95をテストする
https://www.pronews.jp/column/20200324110035.html

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