ガイナルーフ効果実例
板倉工法の家
ガイナルーフを板倉工法の家で採用いただいた事例です。
板倉工法とは、30mmの杉板など板材と柱だけで作られる伝統工法です。
この家には断熱材は使用されていません。
屋根は外側から陶器瓦、瓦桟、ガイナルーフ、30mm杉板(仕上げなし)、垂木(垂木の高さ分の空間:通気にはなっていません)、ガイナルーフ、30mm杉板(化粧)で断熱材は使用されていません。
通気にしていないのは虫が入るのを嫌ってのことだそうです。
撮影日は7月16日完成間際の状態です。
屋根の表面温度が55℃を超える時の天井(屋根の裏側)は30℃程度です。
室内側で赤く見えるのは煙突のつなぎ部分で、煙突屋外の熱がそのまま室内に貫流しています。こういう状況をヒートブリッジと呼びます。
30mm杉板×2と空間、ガイナルーフだけの性能で、人の体表の温度より低温になっています。体感で快適な状況が実現できています。
設計士様によると、建築主様の住まい方として、この住まいでは空調機を設置せずに生活をしているとのことです。