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俳句、川柳

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少ない文字数で気持ちを表すのはなかなかです。
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#日記

小寒に
ひとり寂しく
赤詰草

駐車場に咲いていた赤詰草
何回も雪の下敷きになっています。

がーこ
2年前

毎年の
母の土産の
にらみ鯛

毎年実家にお正月の挨拶に行くと
母はにらみ鯛を自宅の分とは別に我が家の分も用意しくれていました。

母がクリスマスに倒れた年にも予約してくれていたので持ち帰りました。

母の居ない今は兄が準備してくれています。
懐かしい包装紙で母を思いました。

がーこ
2年前

沁みる言葉

赤も黄も皆茶色くて垣根なし ふりだしに戻る目ばかりこの思い ひとつずつすすむ心にあがり無…

がーこ
3年前
3

12月16日  初積雪

初雪や伐採林も雪綿毛 雪塊を路肩に落とし小休憩

がーこ
3年前

安産祈願

妊婦より息切らして登る参拝道 鐘みっつ無事身二つと祈るいぬ大安 曇天のなお日短し冬至かな

がーこ
3年前
4

もの悲し

クリスマスツリーを飾る子も今はなし 窓拭きを二枚済ませて後は明日 セスキ炭酸ソーダの配合…

がーこ
3年前
1

わたナギを見呆け日没から掃除 しかも、午前中は好きだった女優さんが出てた“W県警の悲劇”見てたし。凛として素敵な女優さんだった。 いいさ、どうしてたってお正月はやって来る。

初詠み

骨組みは空を突き刺し春を待つ 寡黙なる亡き父小刀研ぐ背 初夢の小さき母の背に触れる 元旦…

がーこ
3年前
1

北風が身もこそげとる大寒波

がーこ
3年前

寒の水

米研ぎが胸まで染みる寒の水 沸くまでの時間の長し寒の水

がーこ
3年前

秋霜夜ひときわ光る紅い星

がーこ
3年前

かほりなど無いと俯くシクラメン

日の永し外灯要らずの駐車場

がーこ
3年前

こがれても手のひらの雪のごとく

がーこ
3年前

心解く

心解く姉と慕いし冴ゆる笑み