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In my STUDIO東京

大阪公演だけのつもりが、東京も観に行っちゃった。
こちらの続き。

東京公演(ファイナル)

6月5日(月) 東京 渋谷La.mama

ラママは去年5月以来2回め。憧れのキーボーディスト、ジョン・ドーロさんを一目見たくって初めて足を運んだ。(私の上司もラママでライブをしたことがあるらしい~)

ラママのすぐ目の前に、私の会社の東京オフィスがある。今ちょっと人手不足で色々大変。もし休みが取りづらかった場合は、PCを持ってきて東京オフィスでライブの日と翌日に勤務するつもりだった。でも会社で「佐藤さんのライブならゆっくり楽しんできて!」と言ってもらえた。感謝。

最初は大阪公演のみのつもりだったけど、1年以上実家の父に会っていないのが心に引っかかっていて、久しぶりに東京に行こうと思った。
娘もじいちゃんに会いたいというので一緒に会いに行って、私の姉も兄もやってきて大集合。亡くなった母も、一緒にいたかもね。

チケットは一般で購入。番号22と書いてあったけど、開場時間に間に合わず。後ろの方に座って楽しむつもりだった。でも、2列目のグランドピアノ丸見えの座席が空いていたので座らせてもらうことに。ラッキーだったなあ。

この日は、バイオリンの鹿嶋静さんも出演。なかなかお会いできなかったから本当に嬉しい。しずかさんが出演ということもあって、東京公演も観たいと思った。
ステージも客席フロアも広々としている大阪のジャニスと対象的に、ラママはステージが近くてコンパクト。サトルさんが登場すると「こんな近くで観れちゃうの!?」と興奮する距離。最前の皆さんも、さぞかしどきどきしたことでしょう。

4月3日に生まれて

「In my STUDIO」の収録曲ではないけど、セットリストに「4月3日に生まれて」があった。
『君に会いに来たよ』という歌詞やサトルさんの歌い方は、自分を取り巻く色んな人たちから言われているような感覚になる。
4年前に参戦できず、やっとリベンジできたサトルさん、1週間前にZIGGYのライブを観たばかりの佐藤さん、1年ぶりのしずかさん、ライブ前に会ってきた家族たちに対して『君に会いにきたよ』が重なった。

あと、「おかあさんに会いたかった」っていう気持ちも加わる。次々と浮かぶ色んな人たち。私はひとりで行動するのが好きだけど、沢山の人達に支えてもらっているし、大好きな人たちにはいつも会いたいという気持ちがある。

私は短い文章が書けない。
常に頭の中でいろんなことをいっぺんに考えているし、色々書いたり言ったりして一日中言葉を沢山並べてるけど、一番言いたいことは伏せてることが多い。人はひとりひとり考え方が違うから、自分の全部は誰にも受け止めてもらえないだろう。きっと言わないほうがいいんだ、と思ってる。
だから、私は音楽に心を開いて自分の全部をぶつけながら聴く。その音楽が自分のど真ん中に入ってきた時は、音楽が自分を受け止めてくれたんだという気持ちになれる。

サトルさんの『君に会いに来たよ』のフレーズは、がっつりど真ん中に入ってきてくれた。サトルさんは私のことを詳しく知らないと思うし、私もサトルさんのことは詳しく知らない。でも音楽はそういう距離や歴史を必要とせず、いつでもどこにいても出逢えるし両想いになれるから好き。

silent sugar の Confession

ステージの上には気心の知れた3人組がいて、そのやりとりも面白かったから、沢山笑った。

サトルさんはステージの隅の椅子に座って、しばしsilent sugarの時間。
silent sugarの曲が聴けるのかな?と思いきや、佐藤達哉「Confession」より「Longing For Home」・・はハプニングで後回しにして「MATSUSHIMA Rag」。そして「Longing For Home」のリベンジ、という流れでしずかさんと演奏を披露。私には思いがけないご褒美だった。

「Longing For Home」を弾き始めてすぐ、複数のツアーを抱えて多忙を極め中の佐藤さんが久しぶりの自曲の演奏に詰まってしまった。自ら場の空気を切り替えて笑いもしっかりとっていたのはすごいなと思ったし、「がんばって!」に対して「がんばる!よし!!」と気合を入れ直して弾いてた。

いつかsilent sugarの「恋のくすり」また聴きたいな。あのちょっと湿った感じもありつつどこか飄々としているピアノの音が好き。

半月、大丈夫、アイニーヂュー

「半月」はメロディーラインが好きで、いつも心地よく聴いてるんだけど、大阪と東京ではグランドピアノの鳴り方に震えた。佐藤さんも大阪公演の時にグランドピアノを弾いてすごく気持ちよかったと仰っていて、今回も気持ちよく鳴らしておられるのかなあと思いながら聴いたからいつもより感動が深かった気がする。

サトルさんの「大丈夫」と「アイニーヂュー」は鉄板。どの曲もそうだけど、この曲たちにも心をがしっと掴まれる。みんなで歌うのが本当に楽しい。大阪の時は涙だったけど、東京は楽しい気持ちがより高まっていたかな。もうすぐライブ終わっちゃうのが嫌で仕方なくなったから、思いっきり歌った。

感謝

なかなかお会いできないだろうと思っていたサトルさんの歌と演奏を聴く機会を与えていただいて本当に嬉しかった。ファンの皆さんがずっと心を寄せてサトルさんやJIGGER'S SONの音楽を愛し続けていることを、自分なりに理解できたと思う。

サインをいただく時に、今度は自分から「おもちです!」と名乗った。「え!おもち!?来てくれたの!?」私はたしか「また会いに行きます!」しか言ってなかったかも。

しずかさんには、新しいアルバムの到着が楽しみだとお伝えした。いつもCD発売や投げ銭のリターンの時に、心のこもったおたのしみを加えてくださるしずかさんのマインドが好き。セクシーパスタ林三さんにも初めてお会いできた。

佐藤さんは疲労困憊に決まってるんだけど、「高松(aikoちゃんの公演)が楽しかった!」と佐藤さんの方から弾んだ声で話してくださって、ちょっと安心した。ヘトヘトなだけじゃなくて、楽しんだり手応えを感じておられる部分もちゃんとあるんやなあって。

サトルさんのファンの方々も沢山来ていらっしゃったけど、何人かと少しお話する程度になってしまった。でも私を探して声をかけてくださった方々もいて嬉しかった。帰りも立ち話をしたのも楽しかったし、趣味が音楽と推し活で本当によかった。SNSでも呟きを追ってくださる方々もいたし、有難い限り。

体調が芳しくなかったので、観光や行きたいお店に行くのをだいぶ端折ってしまったけど、帰る前に渋谷のタワレコでaikoちゃんのコーナーに行けたので大満足。メッセージノートにもいっぱい想いを綴ってきた。

1泊2日の短い時間だったけど、濃厚な2日間だった。楽しい思い出を作ることができて、すべてに感謝しています。
また東京行くぞ~!サトルさんやファンの皆さんにもまた会うぞ~!

■坂本サトル / In my STUDIO 

サトルさんのオフィシャルサイト
In my STUDIOの詳細ページ。セルフライナーノーツもあるよ!

Live album "In my STUDIO" (sakamotosatoru.com)

■坂本サトル「コーンスープ」

忘れられない配信ライブより。




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