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「メロンソーダ」は永久に不滅です

aikoちゃんが大阪のFM802でキャンペーンソングを作って
それだけでも歓喜なのに、その曲はなんと
豪華な面々とのコラボで歌われ、KANちゃんまで参加しちゃって
ひっくり返るくらいびっくりしたけど本当にいい曲で
まじでaikoだけバージョンでCDに収録して欲しいっていうひとりごとです。

aikoは ほぼ「aikoの曲」しか作らない

20年以上人気と実力のあるアーティストでありながら

「そういえば楽曲提供とかコラボが無いのでは」。 

メジャーデビュー後 1999年に「チェキッ娘」へ
楽曲提供の情報があります。その後はありません。

その他でいうと、ユーミンのトリビュートアルバムで
「セシルの週末」を歌っているくらいだったでしょうか。
あと、一度、テレビドラマのサウンドトラックに
別名義で曲を提供していたこともありました。 

※テレビといえば『SMAP✕SMAP』のコーナーで
ちょっとダンスしながら歌うのが観れて嬉しかったなあ
あの番組が終了となる時に「あー観れなくなっちゃう」
と思ってとても寂しかったです。
 

その他は、表立った情報は無いかと思われます。

ほぼ、自身の曲しか作っていないというイメージ。

 コラボしてもしなくても構わない

私は、aikoちゃんが20年以上休まずシングルやアルバムで
新しい曲を届けてくれて、ライブもあるし
本当に素晴らしいアーティストだと思っていて

コラボしてなんぼ、ってものでもないし
ずっと、好きなように曲を作って好きなように歌って
それを楽しんでいる様子を見て、聴いていたいです。

まあ、コラボが観れるなら、それはそれで喜びます。 いつでも観たいです(^₋^) 

 aikoが進化したアルバム 

 しかし、ちょっと様子が変わってきました。
 

2018年リリースの13枚目のアルバム
『湿った夏の始まり』から変化が見えてきます。
 

こちらのアルバムはいつも乍ら
1曲目から真っ向勝負をしてきてくれて最高なんですが
(「格好いいな」のイントロがたまりません)
このアルバムで、音楽がより一層尊くなる出来事がありました。

8億回くらい言ってるので、知人は皆呆れるかと思いますが
「ドライブモード」という曲が大好きになって

今では、aikoの曲で一番好きな曲 いや、

世界の音楽の中で一番好きな曲 と

自信を持って言うようになりました。 
これを話し出すと止まらなくなるのでこちらでどうぞ。 

・・まあ、こちらを読まなくてもぜんぜん大丈夫なんですが
今までの曲と「ドライブモード」には大きな違いがあります。

それは、「あのaikoが曲先で作った」という点です。 

「あのaikoが」です。 

詩先のおんな

aikoの曲 = 詩先 です。aiko = 詩 なんです。 

もちろん、あの誰にも思いつかないメロディーは 
aikoちゃんの専売特許みたいなものですが
そのすべての曲は「詩」から生まれています。

書いた詩にメロディーをのせていくので
字余りみたいなことになる場面は多いはずです。
でも、ここでaikoちゃんは
「メロディーに合わせるために詩を変える」
ということを、ほとんどしないのではないでしょうか。

文字数を揃える為の詩の書き直しをせず
そのままの詩にメロディーを調節することで
誰にも思いつかないメロディー というのに
ひと役かっているのかもしれません。 

 サイコー。

ずっとその手法で曲作りしていたのに
「ドライブモード」で初めて、
曲先の手法を使ったのです。 

aikoが、進化しました。

これには理由があったのですが、そんなことは
 『湿った夏のはじまり』リリースの時には
誰も知りませんでした。

 みんなが驚き、名曲となったコラボ

アルバム『湿った夏の始まり』リリースと共に
自信最多の45公演という大きなツアーとなって
デビュー20周年のお祭りのようなツアーでした。
個人的には、今でも余韻がすごいし、
もう一度あのライブに行きたいです。

ツアーが終わってすぐ、アリーナ―ツアー開始。
このツアーの余韻もかなり酷く残っています。

お祭りのような2つのツアーが終わって
腑抜けになったファンに、驚きの告知がありました。

大阪のFM802のキャンペーンソング
メロンソーダ」をaikoが作ったとのこと、
そして
それを、かなり豪華な面々と
Radio Darlings としてコラボするとのこと。

 は!?!?!?!?!?!?!? 

 聞いてないよ!!!!!!!!! 

 いやー、参りました。

テレビドラマの主題歌「愛した日」が
配信のみでリリースされて
実はこの「配信のみ」というのも
CDに深く強く想い入れのあるaikoちゃんが・・

というのでかなり衝撃だったのですが
そういうこととか、ツアーの余韻で気を取られていたので
コラボ曲が出るなんて、ほんとにびっくりしました。

※2019/03/10にアリーナツアー終了、
 腑抜けになったファンへ 2019/03/25に
 「メロンソーダ」という曲目と共に告知されました

メロンソーダに参加した豪華な面々

Radio Darlingsのみなさま
aiko
上白石萌歌ちゃん
谷口鮪さん(KANA-BOON)
橋本絵莉子さん(チャットモンチー済)
藤原聡さん(Official髭男dism)
はっとりさん(マカロニえんぴつ)
秦基博さん
KANちゃん

私は、推しの曲ばっかり聴いていたため
谷口さん、はっとりさんのことは知りませんでした。
KANA-BOONとかマカロニえんぴつという名前だけです。
橋本さんのことも、調べてみたら
「あーこないだ会社の人がカラオケで歌ってた曲の人!」
っていうかんじです。すみません。

萌歌ちゃんも、どっちがお姉ちゃんでどっちが妹で
はたまた、萌歌ちゃんがお姉ちゃんなのか妹なのか
まじでよくわからなくって。

ほんとすみません。

この名前たちを見て思ったのは

aiko・・!!!KANちゃんじゃん!!!!!!!!
やったじゃん!!!!!!!!(涙)

でした。aikoちゃんはKANちゃんが大好きなんですよー。
これって、夢の共演、競演なんですよね。
ほんとにほんとに、嬉しかったです。それに尽きます。

だから、萌歌ちゃんのこと
どっちでどっちなのか考える隙はなかったです。
ほんとにすみません。

イントロから号泣できる

なんか知らないうちにそういうコラボの話が進んでいて
YouTubeでMV発表されました。
みなさんのレコーディング風景と共に
春らしいイラストと爽やかに動く歌詞が印象的で
なんといってもaikoとKANちゃんが歌っている景色も。
どの場面もグッときてしまいます。

(aikoめっちゃ髪長い・・っていうのも印象深い)

その後、TSUTAYAで期間限定レンタルのみでしたが
CDもリリースされました。
仕事帰りにTSUTAYAまで遠回りしてクタクタで帰ったけど
iPhoneに入れていつでも聴けるようになり
すごくすごく、感激しました。

なんていい曲なんでしょう・・
イントロでaikoのコーラスが聴こえてきて
色々こみあげてきちゃいますね。

この時期、いろんなことがあったもので
「一人で泣いたりしないでね」
「つまづいて転んでも桜は綺麗だよ」
っていう歌詞が心にぐいぐいと食い込んできて
通勤電車の中でハンカチで目を押さえてました。

今でも、同じです。

個人的には、一年前に坂道で転んで
会社のお花見に行かれなかった(幹事だったのに)ことや
それをネタにラジオに投稿して
aikoちゃんにいじってもらえたことも
この歌詞に重ねてしまって、一方的にすごく大切な曲です。

私だけじゃなくて、他のみなさんもきっと
自分に重ねて聴いて、同じように大切に想っているはずです。

のちにびっくりしたこと

「メロンソーダ」のエピソードとして、
後日aikoちゃんからこんなことが語られました。

キャンペーンソングは曲先で作った

おお・・

そして、それだけではなく、驚愕の事実が。

最初は「ドライブモード」を起用するはずだった


ひぃぃーーーーーーーーーー


このキャンペーンソングをきっかけに
「曲から作ってみる」に挑戦した訳です。

エピソードを聞いた瞬間、すごいなって思うと同時に

「ドライブモード」は『湿った夏の始まり』に入って
「メロンソーダ」はRadio Darlingsの曲になって
どちらもピッタリだ、逆だったら勿体なかったかも
これでよかったんだ

という気持ちになりました。

「メロンソーダ」aikoひとりバージョン

エピソードと共に「いつか自分で歌いたい」と仰せで
2020/03/08にYouTubeで配信されたライブにて
「メロンソーダ」を披露してくれました。

全編、aikoちゃんひとりで歌っていましたが
Radio Darlingsのそれとはまた違った良さがあって
違和感なく、っていうか、超感動だし、嬉しかったです。

ここですごく良かったし嬉しかったのは
バンドメンバーがコーラスをしていたという点です。

練習は、かなり大変だったと思います。
ドラムの佐野さんも歌うんだ・・!!と感動したし
大好きなキーボードのたつたつさんのコーラス
もっとアップでみせてほしかった・・
ギターのたらちゃんと目を合わせて歌う様子も
すごくよかったです。

あの日の「メロンソーダ」をDVD化して欲しいと思っているし
MV作ってもらってもいいし、いつか正式に
aikoの楽曲としてCD化して欲しいですね・・ほんとにいい曲。

歌詞に「あたし」「僕」が出てこない

歌詞はなんていうか、「ドライブモード」に関しては
何のことなのかな?っていう
aikoちゃんにしかわからない世界の表現もあって
でも、あのメロディーにこの歌詞をのせることで
すごく無敵な気持ちになれちゃうんですよね。

「メロンソーダ」の歌詞は、「ドライブモード」より
情景が浮かびやすいです。

この2曲の共通点としては、歌詞の中に
「あたし」や「僕」が出てこないところです。

「メロンソーダ」に「君」という言葉が出てきますが
それ以外は、誰がどうということを
直接書いていません。

「ドライブモード」は2人の世界っていう感じが強くて
「メロンソーダ」も、1対1の誰かの存在はあるけど
聴いていると「君」に対してだけではなくて
「自分」に対してのメッセージも感じられます。

だから、自分を含めたみんなへの応援歌
のような印象があって、いつ誰が聴いても
孤独な気持ちが埋まる曲だなって思います。
だから、毎回グッときてしまうのかな?

「ドライブモード」と「メロンソーダ」
どちらも破壊力があって、個人的には超大好き曲です。
曲先で創られたことによる
aikoちゃんの、いつもの魅力と一緒に
新しい魅力がいっぱい詰まっています。

デビューから20年以上経っても、新しいことに挑戦したり
どんどん楽しんでいこうという姿勢が本当に嬉しくて
まだまだ進化できるアーティストとして
これからももっと応援していきたいと思います。

おまけ:ファン以外の感想(娘です)

我が子に聴かせるとすぐに

わ、めっちゃaiko

曲自体、聴いてすぐわかっちゃうんですよねー。

違う人が歌っとーのに、めっちゃaiko

ほんと、それな。




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