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ごく個人的に2010年代を振り返る

2020年になった。
折角の機会なので書ける範囲でごく個人的に2010年代を振り返る。

以下、時系列とは関係なく2010年代印象的だったこと。

同人活動

2009年に友人に誘われ漫画を描くようになりコミティアに出入りするようになった。まさか自分が社会人になってから同人活動をするとは思ってもいなかった。
2017年を最後に漫画らしい漫画を描いていない。ここまでの間で描いた総ページ数は150ページ弱。当時趣味を名乗っていたわりにはささやかすぎる。
一部はKindleインディーズマンガで配信中。毎月数十円の収益を生み出している。

漫画かどうかはさておき仕事以外で何かしらアウトプットしたい欲求は一応あるものの、まずは生活を落ち着けてから…と言い始めて早数年、人生の折り返し地点が見えてきて焦る。

結婚

した。
結婚そのものの是非や良し悪しは個々人の価値観やタイミング次第としか言いようがない。
ただ個人的には経済的なデメリットよりもメリットが上回ると感じたので「経済的な理由で結婚しない(できない)」という言説には違和感を感じる。もちろん個人が置かれた環境次第だとは思う。

住居

都内にマンションを買った。
賃貸vs分譲・マンションvs戸建て・新築vs中古など不必要に対立を煽る言説をよく目にするが、これも個々人の価値観とタイミング次第としか言いようがない。
自分が選んだ物件やエリア等の資産性という観点での成否はさておき、俗に言う人生最大の買い物を経験して金に対する意識は明確に変わった。あと都市開発に興味を抱くようになった。
一時期は趣味と言っても差し支えないくらいモデルルーム見学に出向いていた。購入後もHARUMI FLAGだけは我慢できずに覗きに行った。

仕事

自分が企画したプロダクトやディレクションしたプロダクトが世に出たりインタビューが雑誌に載ったりといった貴重な経験ができた。運が良かったとしか言いようがない。
その一方で「残りの人生であとどれだけ仕事で成果を残せるか」みたいなことを考えるようになった。

転職

した。
転職活動と前後して会社都合で離職(在籍していた部署が解散&全員解雇)という面白い経験もできた。
ああいった特殊な状況下だと人間の本性が露わになることも分かった(自分含む)。

健康

酒を飲むとすぐ二日酔いするようになった。
これ以上悪くなりようがないと思っていた目がさらに悪くなった。最近のゲーム文字が小さすぎてほんと辛い。
歯医者に定期的に診断に行くようになった。
ごく稀にプールに行くようになった。
体重計(自分が買った時はNOKIAブランド)に毎日乗って体重を記録するようになった。
スマートウォッチ(PebbleからAmazfitに替えた)で睡眠時間を記録するようになった。
いま現在健康なのはただの偶然でラッキー、と思うようになった

ネット

2010年代に始まったことではないがGoogleへの依存度が年々高まっていった。
あとまとめサイトの類を一切見なくなった。情報収集元がほぼfeedly一択なのでソースの偏りが懸念される。
ここ最近は概ね以下の流れ。
feedly→(Read later)→ifttt→Instapaper→(Like)→Pocket→p2k→kindle
大半はInstapaperで読み、長いページはkindleに転送して読む。

スマホを手にしてからは全くと言っていいほど図書館に行かなくなった。kindleを購入してからはほんの少しだけ読書量が増えたがフィクションはほぼ読まなくなった。

データ管理

プライベートの大半のデータをクラウドに置くようになった。
メインはOneDriveとGoogleDrive、紙の類はスキャンしてEvernote。
過去に制作した自主映画にまつわる動画ファイルなど一部の容量の大きなファイルは自宅の簡易NAS(ラズパイで動かしているopenmediavault)に保存。
特定の場所や固有のハードウェアに依存しない生活は思いの外快適で、2018年に購入したChromebookはそれを加速させた。たぶんもう二度とデスクトップPCは買わないと思う。

買い物/コンテンツ

音楽・映像・ゲーム・書籍などのコンテンツは、相応の理由がなければ物理メディアではなく極力デジタルで買うようになった。
物理メディアの方が価格が安い場合も多々あるが、物理的な空間を占有しないことや(再)入手のし易さ、広義の可搬性の高さなどに価値を見出すようになった。
とは言え過去に購入した本やディスクメディアの類を全て捨ててデータで買い直すほどの気概はなく、結局選別された一部は棚を専有し続けている。同人誌とか。

買い物/モノ

物を選ぶ際の判断基準で、価格と同じくらい「メンテナンス性」「ワイヤレス」「薄い・軽い・小さい」「手放しやすい(手放す手段が豊富だったり捨てても罪悪感が少ない)」あたりを気にするようになった。
気にはするものの、実際の購買活動に与える影響はまだそれほど大きくない自覚がある。根が貧乏性。
それはさておきAmazon Primeに加入してからAmazonに年間で費やす金額が倍増した。宅配ボックスの恩恵もあるが色々とベゾスの思う壺。

買い物/決済

現金の出番が激減した。
クレジットカードはもちろん少額決済におけるSuica(と言うかviewカードのオートチャージ)の存在がデカかった。マネーフォワードがこれを加速させた。
ここ数年はKyashの「同一の物理カードで支出元のカードをアプリで切り替えられる」便利さを実感する機会が増えた(短期間で相次ぐ改悪はちょっと印象は良くないがそもそも当初の2%還元が大盤振る舞いすぎただけ)。
QRコード決済は必要悪というスタンス。


2010年代を振り返ったら思いのほか金の話ばっかりになった。
要するにそういう10年間だったということで。

2020年代もよろしくお願いいたします。

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