VRは片眼でも楽しめる!

「VRコンテンツは、片眼でも十分に楽しむことができる!」

声を大にして言いたい。

7月に入ってからVRにハマって記事をいくつか出してきましたが、そもそも僕がなぜVR元年と言われる2016年から数年経った今、VRに手を出したのかを書きたいと思います。

大小理由はありますが、根本的な部分では「片眼の視力を完全に失っているから」という一点に尽きます。
Oculus Riftが発表された当時は値段も高いし様子を見ようと考え、しばらく成り行きだけを追っかけていました。

それでもPS VRが発表されると、それなりに安い値段と増えつつあるコンテンツにガジェット好きとしては興味を抱けずにはいられなくなっていたのです。

お金に目処を着けて買ってみようと思ったとき、自身の状況と向き合わざるを得なくなり……。
そもそも、この手の視覚に訴えてくるものに良い思い出がなかったことを思い出しました。

ひと昔前に、左右が赤と青に別れたゴーグルをかけて映像が飛び出すような仕掛けを楽しむ3D映画が流行っていたことだありましたよね。
幼い頃、理屈が分かっていないまま「スパイキッズ4」を鑑賞して、ブレブレの映像を2時間見続けた挙句気持ち悪くなってトイレに駆け込む羽目になりまして。

初めてスキーをやったときも、一面白い空間の中で遠近感が掴めずに転んで危うく雪だるまになりかけたこともありました。

そんなこと経験が何度かあったので、VRそのもの敬遠していた節があります。

いざ手を出そうと思ったとき、ディスプレイにどういう映り方をするかで楽しいオモチャになるか退屈なガラクタになるか変わってくるんです。

VRコンテンツは大抵、2眼再生によって左右感を出すものなのでそこまで気にすることではなかったのですが、数々の辛酸を舐めた経験から、異様なまでに警戒していました。

そこで色々と調べましたが、確証らしい確証が得られずにズルズルと引き摺っていたというオチ。

今にしてみれば各機器の特許内容でも見れば2眼再生の件に関してはすぐ気付きそうなものですが、盲目だったのでしょうね。

兎角、僕のように片目の視力がない人でVRが楽しみたいと思う方がいれば、安心して手を出して大丈夫だと言いたい。

実際に詳細な立体感だとかはよく分かりませんが、それはリアルの視界とさして変わりありません。

むしろリアルでの見え方と遜色なく、グラフィックが進化していけば現実とフィクションのさが埋まっていくと思います。

もし興味はあるけど……と二の足を踏んでいる方は、試してみる価値があると断言できます。

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