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「期待値」の誤用

期待値という言葉は誤用が多い。テレビやネットでは誤用ではない使い方の方が珍しくなっている。期待値という言葉を誤って使うすべてのお河馬さんの腕に「期待値とは誰の気持ちにも関係ない値である」と派手な入墨を入れてやりたい。

サイコロを例に説明すると「精度が高く一般的な目の配置になっているサイコロを一回振ったときに出る目の期待値は 3.5 だ。人がどれだけ大きい目が出て欲しいと期待しても期待値自体は微動だにしない」これも背中に掘ってやりたい。

なおサイコロを一回振ったときに出る目の期待値を高めるための手段には「いかさまをして重心をずらす」「目の数を変える(例:1・2・3・4・5・6億)」などがある。

例えばこれは「期待値が高い」サイコロだ。一般的なサイコロの期待値が 3.5 であるのに対し、このサイコロはほとんど1か6しか出ることがなく、1よりも6が出やすいので期待値は 3.5 より高くなる。

期待値が高いサイコロ


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