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世界が一つになりませんように
日本のパンク・ロックバンド銀杏BOYZのボーカリスト峯田和伸さんのインタビュー記事が話題に。
峯田さん
「ツイッターやSNSで皆が1つの方向に流れだそうとしているのが怖い。文句を言っているうちにドンドン悪い感情に押し流されそうになっているから。」
インタビュアー
「峯田さんはインスタグラムで1人しかフォローしていないのは何故ですか?」
峯田さん
「誰かと繋がりたいとは思わない。もうこの年(43歳)になって誰かと新しく繋がりたいとか友達を作りたいとは思わない。今いる友達とずっと会っていたいし、新しく繋がりたくない。」
峯田さんは「絆」という言葉の持ついやらしさに敏感だ。
峯田さん
「誰かが何かをしでかしたとき皆が口を揃えて謝罪しろという風潮があるよね。友達でも知り合いでも何でもないのに、その人達はストレスを心に抱えていて誰かが謝るところを見たくて群れているのか?」
「また、有名人なんかが亡くなったとき皆が口を揃えてご冥福をと、言う。関係ないねと言う人はまずいない。
世界とくっついていたいのか?本来、自分と世界は別のもので関係はない。世界に1つになりたいという言葉、あまり好きになれない。」
そこでインタビュアーが峯田さんにある言葉を思い出させた。
それは去年の峯田さんの武道館公演のタイトルが
【世界が一つになりませんように】だ。
峯田さん
「ネットをやり始めた頃、ネットによって世界が近くなるとワクワクしたが、今はしない。」
「ネットで世界が広がると思っていたがドンドン狭くなっちゃった。バラバラだから面白いのだ、バラバラだから広いのだ。
一つの意見/考えに皆がなった瞬間にその世界は狭く息苦しいものになる。
どうか世界が一つになりませんように」
この紹介が12月11日NHKラジオ第一(R1)で21:05から放送された
「高橋源一郎の飛ぶ教室」で高橋がオープニングに紹介した4分ほどのトーク
まぁ。偉そうな言い方になってしまうのに気を付けたいが峯田さんの考えと私の考えはかなり類似している。
それこそ、その考えの中で人は皆違うという発想が根幹にあるから微妙には違う点もあるのだろうが、
方向感や軸は似ている気がする。
私もnoteで、メインテーマとしているのは
【同調圧力】に負けない。それに無理に張り合うのではなく、受け入れるとこは受け入れて、流すところは流し、要は思想統制されて操られることだけは避けたいと思っている。
まぁ、その考え方自体がもはやコモンセンスに近く、そういう考え方に他者へ同調圧力をかけないように気を付けてもいます。
養老孟司氏が15年くらい前にベストセラー著作『バカの壁』の中で「皆自分の中には他人とはまるで違う価値観や衝動を持っている。まさか、自分を、100%全開にあけっぴろげになんか出来ない。場合によっては病院に連れていかれてしまう」
確かこんなような文脈の表現もあった。(15年前だからだいぶん記憶も薄くなりディテールはかなり違うかもだが)
社会を営むとき、社会の一員であるとき、他人に歩調を合わせることは必要なのは間違いない。
しかしその風潮が行き過ぎて、〇〇警察や芸人渡部を必要以上に本来関係ない人まで非難し完全にイジメをするなど。
こういった具体的を挙げればほとんどの国民が、行き過ぎた同調
圧力はよくないと述べるであろう。
しかし、皆、自分では気付かないうちに他人にとっえ同調圧力ストレッサーモンスターになっているということである。
本当にこれは気を付けたい。
自戒の念も込めて強く心に刻み込みたい。
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