春間近

)ヴィヴァルディの冬(冬)は有名だが
それは第1楽章(激しい冬の嵐)と第2楽章(暖炉でくつろぐ)の最初の二つの楽章であろう。

しかるに吾輩は第三楽章が一番好きじゃ

この動画でも聴けるようにこの第三楽章の前半はまだ春には遠いい冬の厳しさ、じっと雪の下で耐える草木や虫たちの辛さを表現、途中から転調し、もう春が近いぞと雪が残る中でも生命の息吹がにわかに息づく。

そしてこの第三楽章、そして、全てで12楽章ある四季は締め括られる。

生命がまもなく春だと歓喜するも、決して曲調はメジャーコードではなく、春の第一楽章に繋がる直前の冬の厳しさも残したマイナーコードで踊り狂うのである。

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