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実験コーナー(つぶやき繋ぎ合わせ)※随時加筆更新

先週木曜日からnote疲れを癒やすため長文テキストをお休みしていた。しかしエディの訃報があり、都度つぶやかざるを得なかったため延べ22個のつぶやきをつぶやき順ではなく、極力時系列になるようにつないでみました。
※純粋に繋いだだけでなく、加筆修正も随所加えてます。

長文を一気に書いたものではなく言わばオムニバス形式の繋ぎ合わせのため、それぞれの段落の繋がりが不自然だったり、重複する文言は発生しています。

とはいえこれは一週間休み、ある意味長期間の実験となり得た結果のプロダクトだ。

一気に書き上げるのは時間的コストが大きい。特に心理的な罪悪感が大きいが、分割で少しづつつぶやきの形で書き溜めて後で繋ぎ編集をする形式は今後も活用したい。

全ての作品でそうする訳ではなく、随時そうするということだが、

それでは、以下繋ぎ合わせ作品をお楽しみ下さい。

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追悼でVan Halenのデビューアルバム!『Van Halen』(邦題『炎の導火線』)を聴き込んでいるが、若き日のマイケル・J・フォックス風に言えばSo heavy, so coolである。2曲目にブチかますインストのEruptIonは勿論全曲が凄まじい緊張感が漲る傑作だ。



エドワードの訃報を受けてヴァン・ヘイレンのことを鬼のように呟いてますが、実は熱心なファンではなかったりする。その証拠にCDなど固定デバイスは数枚しか所有していない。むしろ最近5年くらいの間にファーストアルバムはハマりヘビロテになったくらいファン歴は浅い。とはいえロック通ゆえ昔から勿論馴染みはあったのだが熱心なファンでなかったのは白状します。

それでもここ1週間で急激にファンのレベルまで聴き込み全く評価は変わっている。心酔している。



エアロスミスにしっとりした曲調のDream OnやKings and Queenがあるようにヴァン・ヘイレンもAin't Talkin’ ’Bout Loveというマイナーコードの湿った曲調のナンバーがある。デイブ・リー・ロス中心にカラッとしたムードが売りだがこれもまた有り

Little Dreamer
Ice Cream Man
On Fireの流れが素敵すぎ。
特にIce Creamは一見ありがちなロック/カントリーナンバー風なのだがギターソロが始まると醤油をかけたアイスのような化学反応でまるで別物に
https://open.spotify.com/album/7DdEbYFPKTZ8KB4z6L4UnQ?si=xoJ-3ROSR1KzKfGHSBd96w&utm_source=copy-link


原盤CDで聴かずスマホのストリーミングで聴くことがほとんどなので、改めて邦題タイトル『炎の導火線』を思い出した。悪魔のハイウェイは少し気持ちは分かるが、暗闇の爆撃や叶わぬ賭けは何故にその和訳というセンス。



Ain't Talkin’ About Loveは和訳歌詞にあるように「恋についちゃ何も語れない」が意訳として正しかろう。しかるに曲名としては「叶わぬ賭け」と訳されている。この時代の通訳は凄いぶっ飛んだ連想力をお持ちのようで。日産エルグランドCMで使われたのはヘイガーライブ版だ。

88年→89年のカウントダウンライブを東京ドームでBON JOVIが演ったのですが、楽屋でリッチーサンボラが悪ノリでふざけてカメラ目線で「Atomic Punk」と呟くシーンがビデオ映像に残っています。当時はアトミックパンクの意味は分かりませんでした。意味分かる今も意図は不明。


Van Halen史上最大のヒット曲はアルバム『1984』のJumpであろう。キーボードを多用したこの曲はどちらかと言うとPOPSだろう。
Jumpの前奏曲の役割の曲の「1984」が実にシンセサイザーの宇宙的音色が1985年科学万博が開催された当時のムードが色濃く滲み出ている。
Go ahead and Jumpを空耳アワー的に「ヴァン・ヘイレン ジャンプ」と聞こえなくもない。しかし1984年、ディヴイッド・リー・ロスとVH兄弟の溝が深刻になる中でDLRが歌詞にわざわざVHを入れるのは極めて不自然だ。85年に袂を分かって2012年にディファレント・カインド・オブ・トゥルースでVH一家と再合流したダイヤモンド・デイヴ。しかしこれが永遠に最後の作品となってしまったのは動かしようのない事実。




Van Halenについて呟きをしまくっているのは当然、エディ追悼で全アルバムを追いかけて精聴しているからだ。
『5150』1,2を争う人気作だ。
この作品は緩急が凄い。#1Good Enoughというハードなナンバーの後のポップな#2Why Can’t This Be Love

Why Can't This Be Love
5150の#2
切ない失恋ソング。実に軽快なある意味晴れ晴れした曲調。カラッとしていていいですね。

『5150』#3の「Get Up」もハード&ヘヴィ、その次#4はアメリカンハードロックの歴史でも最も美しいキーボードサウンドの「Dreams」、そして#7の「Love Walks In」も#4と双璧の美しい楽曲。こりゃアルバムが大ヒットするわけだ。

美し過ぎるパワーバラード
『5150』の#4「Dreams」
3:00くらいのソロパートではなく4:12くらいでアウトロの近くで短く(インギーのように長くなく)タッピングでピロピロ決めるのは実にお洒落。更に1986年という時代の空気を象徴している。

『5150』のしんがりを務める「Inside」実にリラックスしたムードでそれでいてスパイスはよく利いて味わい深く名作のラストとしては最適過ぎる出来映え。だからこその最高傑作『5150』なのだろう。ビートルズもたまに使う皆でワイワイガヤガヤした音作りが素敵である。



Van Halenとの出会いはOU812であった。高1のとき。財力にも乏しいからCD購入ではなく、レンタルCDをカセットにダビングして。OU812はVan Halen史上1,2を争う地味な作品。しかしMine All MineやWhen It’s Loveなど佳曲もあるのは確かだ

上記のOU812の感想は従来のイメージ。しかし今回RIPで聴きまくったら大分評価は変わった

Cabo Waboとは?
メキシコ有数の避暑地Cabo San Lucas。にある【カボ・ワボ カンティーナ】は
ヴァンヘイレンの元ボーカル、サミー・ヘイガー氏が経営するバー。また同名のテキーラもある。カボ・ワボ自体は『OU812』の4曲目のユルイサマーソング。カボは地名、「ワボ」は幾ら歌詞を読み込んでもイマイチ分からない。固有名詞といえばそれまでだが、カボ・ワボでダンスの一種を表している気がする。
OU812は聴き込むまでは耳に残らない曲もあったが今回聴き込むことでなかなかどうして味のある印象に残る曲たちだ。サミーのガナリも乙になってきた。
AFU(naturally wired)意味は
wiredはアメリカ英語で興奮したという意味。
AFUはI am all fired upという歌詞からAII Fired Upの略ですね。火がつくとか怒るとか、
OU812の3曲目AFU、良い感じでハードですね。

従来AFUなどでのサミーの力み過ぎたガナリ声が肩のチカラの抜けたダイヤモンド・デイブに比べて暑苦しくなんか嫌だったが、馴れるとクサヤと一緒で旨味に変換される。

ファンなら以下の逸話は有名過ぎて鉄板の話ですが、アルバム『OU812』はOh! You ate one ,too‼を意味しています。

これは数年前に当バンドと袂を分けて『Eat’em.and smile』(奴ら(ヴァン・ヘイレン)を喰って笑おう)というタイトルのソロアルバムを出したデイブリーロスに対するANSWERでoh! You ate one,too!オー君もそれを喰ったのか!というジョークで跳ね返したのだ。

ヴァン・ヘイレンのスタジオ最終作(12作目)『A Different Kind Of Truth』の7曲目「As Is」はエディが第1作目アルバムの2曲目でリミッターを解除して以降久々にスタジオアルバムではリミッターを解除したソロを聴かせる。いわゆる神業タッピングの妙技。ライブではギターソロで妙技を聴かせるがスタジオでは結構抑えているゆえに。そしてなんと驚きの事にダイヤモンド・デイヴ・リー・ロスがこのアルバムで復帰している。



◆◆◆

つぶやき繋ぎ合わせでも、それなりに楽しめますね。

マガジンでまとめてはいますが、つぶやきを一つ一つ開くより便利ですし。
この手法はありかと。

つぶやき中でも従来は熱心なヴァン・ヘイレンのファンではなかったことを告白しています。(喰わず嫌いでもないが、どちらかと言うとマイナーコードの曲調を嗜好する(していた)私にはちょっと明る過ぎるイメージがあったから)

しかし改めて気付いたのは、こごまで記述出来たということは既に熱心なファンの域にニワカではなく短期で一気に到達したということだ。

※ここでは『炎の導火線』『1984』『5150』『OU812』『A Different Kind Of Truth』の5つに言及しており、私にとっての現時点のBEST5アルバムはそれらであるということだ。

そんな気付きもありこの実験は実に面白い。

それにしても若い頃も晩年も変わらないエディの笑顔は素敵過ぎですね。

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