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ありきたりな理論を敢えて述べよう。人間は挫折し瀕死の状態から這い上がる経験を積むことでどんどん強靭になる。実体験はアラフィフの私は8回以上あり。殆どが社会人になってからだが、全て乗り越えて来ている。逃亡という作戦もゼロではなく、2,3回あるが。それもまた勝ち方の一つ。紆余曲折のない人生など無かろうし、仮にあったらつまらぬものだろう。

ヒーローもののテンプレートのひとつに、
ヒーローは活躍し有頂天になってるとき(有頂天でなくとも余裕あるとき)に

強敵(とも?)が現れて、ボコボコに、それも瀕死の状態になり、地獄の淵から這い上がり、それ以前より肉体的にも精神的にも強くなり、まずは自分を地獄送りにした強敵をボコボコにして、逆に地獄送りへ、しかし登場当時に悪役だった人物がいつか善人とまではいかなくとも最大のライバル(友)であったと変換される。

まぁ喉元過ぎればの心理を表していよう。

我々世代だと北斗の拳のケンシロウやドラゴンボールの孫悟空も上のテンプレートを辿っている。

ケンシロウがボコられたベスト3は

3位 シンにヤラれて胸に七つの傷をつけられる。

2位 サウザーにヤラれて胸にサザンクロスの深傷を負い、本当に瀕死。普通の人間なら致命傷に近い出血量でかなりヤバい状態に。

1位 修羅の国で最強の羅将であるカイオウにボコられたてとき。
あの時も人柱のようになっていて、北斗宗家の血が目覚めなければ完全にオシャカ。

悟空も強いようで結構挫折は経験している。

スーパーマンも2作目の冒険篇で人間と恋に落ちた代償としてスーパーマンの能力を失いゾット将軍とアーサとノンの三人組にボコボコにされ瀕死から這い上がる。

これは何もそういったおとぎ話だけでなく、たとえばサラリーマンも会社でボコられどちらかと言うと精神的に瀕死な状態に陥ることは多かれ少なかれあろう。その比喩をヒーローが表現している。

精神的に瀕死の状態ってストレートに言えばうつ病やうつ状態を指す。20年以上も昔ならノイローゼと言っていたが、要はおんなじ。

私も自己診断のノイローゼには大きいので3回、小さいの入れると7回くらいは経験してる。どれも専門医などに見せず自力で克服しているが。

そして間違いなく漫画や映画のヒーローのように精神的瀕死を経験して立ち直るたびにメンタルは強靭になっている。

鉄を2000℃くらいで叩いて強くするように人間の心理も肉体も苛め抜けば強くなる。

誠にありきたりな論を述べたが、先の諏訪湖時代の挫折を思い出し、抽象論も延べたくなった。

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