BON JOVI ~Stick To Your Guns[追記あり]

BON JOVIは1st〜4thまでの熱心なファンでした。1987年頃、世の音楽シーンを席巻していたアメリカンハードロックの象徴的存在であり、私をロックの世界に導いた中核バンド。

1st〜4thまで甲乙付け難いですが、思い入れ深さでは4thの『NEW JERSEY』はナンバーワン。
高1の1988年9月19日にリリース。実際にCDショップには18日には並んでいて18日に購入したが、
BURRNの7月号か8月号にアルバムの徹底紹介がなされていて記憶するくらい読み込み発売を楽しみにしていた。そんな愛着のある作品。

3曲目のボーントゥビーマイベイビーを筆頭に1から4曲目までは前作『Slippery When Wet』の延長線上の楽曲が続くが5曲目からはより大陸的なスケールの大きいおおらかなナンバーへと変遷。それがその後の彼らの進む方向性へと向かう分岐点であった。

それまでの歌謡曲メタルとも揶揄されがちなメロディアスな方向性はこのアルバムの前半数曲で終わりを見せて以後の作品ではIt’s My Lifeを筆頭にアルバムで数曲はメロディアスなのが入る程度でこのニュージャージーの後半を拡大したより普遍的な大陸ロックの王道を進むことになる。

私はそれが嫌いでもないが、メロディアスな彼ら(特に2ndアルバムが一番粒揃いかも)を愛した私は5th以降は熱心なファンではなくなっていった。
それでも思い入れの深いこのアルバムの中盤に位置するStick To Your Gunsはなかなかの名曲だと思う。

追記;5th以降で唯一CDを購入したのは赤いスマイルが印象的なジャケットの『HAVE A NICE DAY』の1枚のみ。
この作品は1〜4にも近い曲調が多く、大人になったBON JOVIが初期の作風を再度試してみましたという雰囲気でした。

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