July Morning

もうすぐ6月も終わり7月ですね。
コロナ禍が2月がスタートだとするともう5ヵ月が経過しようとしている。
はやいか遅いかは個人の時間に対する主観だからなんとも言えないが、概して速く感じることが多いのでは?

さて7月と言えば、July Morningですね。
何か分かる人は草野マサムネのラジオのリスナーか70年代ロックシーンに精通した方々。私の投稿に頻出するユーライア・ヒープのバラード?調の楽曲がそれ。
前半の歌部分はバラード的にしっとりした美的な様相を感じる。

この曲は10分35秒の大作なんだが、7分少し手前からはほぼ同じギターフレーズが延々と続き、しかしキーボードはテクニカルにプログレッシブロック的な妖艶な実験的フレーズを奏でている。
この後半を蛇足と感じる人も多いだろうが、あるレビューによるとこの美しいバラードをありきたりのもので終わらせまいとする偏屈な英国人気質を感じて興味深いと評していた。
私はこの後半4分は慣れていてもはやなくては物足りない部分となっている。

このNOTEでもかつて言及したが、故・志村けん氏もこの7月の朝を絶賛していた。

この7月の朝が収録されている『対自核』というアルバムには「悲嘆の翳り」というもっと妖艶な曲もある。この曲辺りはヒープに慣れてからでないと妖艶過ぎて脳の扁桃体が受け付けないかも知れないので注意が必要だ。

ユーライア・ヒープについては音楽定額サービスのSPOTIFYでほぼ全曲鑑賞が可能である。

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