#116 鯉を喰らう虎

今日の阪神のコーナー
鬼に金棒、広島に大竹といった感じで、大竹投手がまさにカープキラーぶりを発揮してくれた。7回無四球無失点は大したもので、大竹投手は5月に入ってから失点がわずかに1点。4月ごろは不安定な投球が続いて防御率も3〜4点台と試合は作ってくれるものの、去年の飛び抜けた安定さはなかった。しかし、この時期に徐々に調子が上がっているのはチームにとっても嬉しい事実だ。特に無死1,2塁のピンチを2回迎えた時は流石に終わったと思っていたが内野フライを打たせたりしてきっちり後続を絶った。ここは坂本捕手の巧みなリードと大竹投手の制球力、投球術がガッチリ噛み合った瞬間だった。その後桐敷投手が3人で抑えたものの、クローザーの岩崎投手が1点失ってしまう。坂倉選手のところはもう少し慎重に行く予定だったのだろうが真ん中にストレートが入ってしまって初球を捉えられてしまった。それにその後も四球で満塁の場面を作ってしまうのだが、代打松山選手をセカンドゴロに抑えてゲームセット(ちなみに最後の球は完全な逆球で真ん中に入ったストレートを打ち損じた)。岩崎投手はきっちり三者凡退で抑えてくれると思っていたのだが、ここ最近はあまり良くない。そこまで投げてるわけではないのだがどうしてあそこまで不安定になるのだろうか。どっちにしろ勝ったのでいいのだが、岩崎投手の状態が心配。そして打線の方は大山選手が2打点の活躍、そしてチャンスメイクの近本選手が初回から二塁打を打ってそれが先制点に繋がった。正直もう少し点をとって欲しかった。5回の1死満塁のところは糸原選手がファーストゴロと最低限の仕事ができなかったのが大きかった。あそこで1点入っていたらもう少し楽に試合が進められたのではないかと思う。もしあのまま逆転されていたら糸原選手は戦犯になりかねない。そういう点で松山選手があの逆球を打ち損じてくれてよかった。なんにせよ、広島3連戦で3タテは回避されたのでよかった。勝ち越せるかはわからないが、明日の試合が楽になった。

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