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記録しておきたい記憶

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筆者の「記録しておきたい記憶」を綴った経験談、体験談。
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#笑い話

記録しておきたい記憶 Vol.01_04

Plongeon des forces armé(軍隊突入) さて、モンマルトルで一暴れしてその後は何事もなくダリ美術館を周り、ホテル戻ったら、何故か「騒動」が耳に入ってたらしく先生から怒られ、部屋に戻りました。 明日はそれぞれが違うメンバーで行動するようで、僕は一緒に動くツレもおらず、途方に暮れていました(基本、友人作れないタイプですからね)。 ジャンヌ・ダルクゆかりの地に行ってみたい!翌日、ホテルに一人いても勿体ないし、ヒマなんで一人で動いてみることに。目的地はパリの

記録しておきたい記憶 Vol.01_03

Même je suis pauvre!(俺だって貧乏だ) 翌日、食堂に集まりみんなで朝食。 さすが、フランス。朝食はフランスパンでした(固いっつーの) この日は団体行動で各学部、決められたコースを回るだけ。ヨーロッパは比較的曇り空が多いというのに、この日は珍しく快晴。いい天気だ。エッフェル塔を見物、近くの広場ではパーフォーマーの方がいて楽しそうな場所でした。そしてその広場にあるテキヤのオネーチャンは僕を見て爆笑です。 自分の髪の毛を掴んで「カラー?」と。 ええ、もう好

記録しておきたい記憶 Vol.01_02

Il est transporté par avion à Paris pour les ivoire-blanches 16 heures.(象牙色、16時間かけてパリへ空輸される。) さて、そんな「象牙色」の頭引っさげて、名古屋空港(まだセントレアがない時代です)へと来てしまいました。 連れは爆笑、先生はビックリ、それほど仲良くない女の子たちは引いてる(事実マイナスな「きゃぁーっ」という悲鳴は聞きました)、 知らないヤツだけど同じ学校の連中は冷ややかな視線で「アイツ、バ

記録しておきたい記憶 Vol.01_01

Le japonais de la couleur des cheveux qui sont idiot(日本語で「アホな髪の色の日本人」) 1996年の話ですね。 1996年の12月にフランスのパリに一週間ほど(実際には5日間ぐらい)旅行することになりました。 当時、僕はデザイン系の専門学校生でしてこの学校は「研修」という名目で学年全体でパリに行く、というのが毎年の恒例行事でした。 とにかくお金がない!!けど、やりたいことはやってみたい旅費は授業料からの積み立てでしたが