修身教授録<Ⅰ>第24講 性欲の問題

性欲は人間にとって最も貴重なものでおろそかにはできない。
性欲が強い人間でないと偉大にはなれない。
旺盛な性欲をいかに律するかという所に人間の力が現れてくる。
精液は生命のエッセンスで、漏らすと生理的生命を損なう。

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この講はよく分かりませんでした。「英雄色を好むけど律する」ようなことかとは思います。しかし精液を放出すると生命が減損するというのは科学的根拠もありません。むしろ定期的に放出していないと、脳が性欲を不要と思って性欲を減退させてしまうのではないかと思います。

色に溺れると修養の妨げにはなるだろうと思います。しかし若いうちに色に溺れる経験をしておくのは一概に否定できるものではないかなと思います。自分のような40の年にもなって色に溺れるようでは救えませんが、そうならない自信があるのは若い間に本気の恋とそれに伴う性があったからで、その経験がなければ未だに色に溺れる危険をはらんでいたかもしれません。

今は、若い時の燃え上がるような性欲はすでになく、炭火のようなイメージです。自分より年上で盛んな人は凄いなと思いますが、性欲がない訳でもなく溺れることもない今くらいがちょうどいいのかなと思ってます。

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