修身教授録<Ⅰ>第29講 対話
人間生活は話すことと行うことの2つのみ。
対話=2人の会話 座談会=複数人の会話
対話の際の心得として、進んで相手の話を聞こうとするのが根本。
同時に口火を切ったら譲る。先に譲られたら話すしかない。
自分が話してた内容がそれた場合は戻さない。
全く違う話をする時は「別の話ですが」と断ってから。
座談会の心得として、誰かが話してる時は他は喋らない。
できるだけ全員が最低一度は話す機会を作る。
共通の心得として、断定はせずに「~と思う」「~らしい」と緩衝地帯をもうけて話す。
相手が知らないことだろうことについては「ご存じのように」と前置きしないと説教されているような気になる。
「太った」「老けた」ような相手がすぐにどうもできないことを言わない。
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対話の意義の話かと思いきや、ビジネス書のようなノウハウでした。
本を読むというのも著者と読者の対話だろうと思うのですが、聞き役に徹するのが基本という点では、素直にまっさらな気持ちで読む心がけが大事かと思います。
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