修身教授録<Ⅰ>第22講・第23講 鍛錬道

加藤先生が三宅先生という方に鍛えられた話。
高等師範時代に三宅先生に見いだされ、漢文の厳しい鍛錬を受ける。
卒業後も週4で夜に習いに行き、12時を過ぎるまでマンツーマンで鍛錬される。
そのうち残りの週3もちょいちょい来られるようになった。
三宅先生は4万冊という膨大な本がどこにしまってあるか全て把握している。

昔の師弟関係はこのように厳しく、またこうでないと凡人は真の人間にはなれないが、現在の学校教育ではこのような機会を得ることはできない。

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これほどの師弟関係が昔は普通にあったのでしょうか。
師も弟もよほどの覚悟と気力がないとできる気がしません。
現在では一流アスリートとコーチくらいでしょうか。
森先生は現在の学校教育の課題と結論づけて答えは示されませんでしたが、自分の環境に取り入れるのは非現実的なので、地道に学びを続けるしかないでしょう。

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